反省会 (´・ω・`)
バトルの反省会を行います。
「取り敢えず、今回の男女別戦闘で、感じたことを話し合ってみようか。」
俺の言葉に皆んなが頷いた。
「俺は、アカンサスと戦ったが、アカンサスは全体的に動きが良かった! ボタンに攻撃されて、追撃に出れなかったから、ボタンの攻撃のタイミングは良かったな! デイジーの援護のタイミングも良くて、ボタンを食い止めて貰ってるうちに、何とかアカンサスは倒せた。けど、勝利に油断した所をウメにやられたよ! 今後は油断しない!」
ストックが自身の戦闘時の状況から、周りを評価し、自身の反省点を述べた。
「私は、ストックと戦ったんだけど、一人で攻めきれない所をボタンが助けてくれたけど、活かしきれずに、やられちゃった。完全に実力不足ね。」
アカンサスは、戦闘を思い出し、自分に足りないものを見つけた。
「……私は、ストックの油断している所を狙って倒せたけど、直ぐにクローバーに吹き飛ばされました。相手を倒して油断し、周囲の警戒が緩んでいたと思います。」
ウメも上手く連携は出来たが、油断したことを反省した。
「オイラは、カトレアと戦ってたッス。途中でデイジーの援護を受けて、勝てそうだったッスけど、ボタンの技に反応出来ずにやられちゃったッス。一対一じゃないんスから、もっと周りにも注意すべきだったッス。」
リンドウは、一対一に集中し過ぎたことを反省した。
「私は、リンドウとの戦いはボタンが協力してくれて勝てたけど、その後に、デイジーとクローバーの連携攻撃に苦戦したわ。ボタンとの連携で応戦したけど、攻撃を決めて直ぐに、クローバーが反撃すると思わなかったし、デイジーの矢が良いところに来て、結局クローバーにやられちゃったわ。もっと力を付ければ反応出来たと思うわ。」
カトレアは、連携は上手く取れた様で、課題は自身の能力向上と判断した。
「クロは、連携は上手く取れてたと思うんだけど、最後に油断した所をボタンにやられました。クロも警戒の強化は必須です。」
クローバーも連携自体は良かった様で、油断したことを反省した。
「私は、全体を見てフォローに入ったらアルね。上手く立ち回ったつもりアルけど、最後はデイジーの自滅技を予想出来ずに場外アル。予想外にも対処できるように鍛えるアル。」
ボタンは、みんなの話でもそうだが、上手く立ち回り連携が出来ていたようだ。
自身の能力向上が、更にチームの力を高めるだろう。
「僕も全体を見ながら、攻撃させてもらったけど、みんなの回避が早くて、殆ど当たってないね。最終的には、ボタンが言ったように自滅技に巻き込んで相打ちになっちゃった。命中精度や威力、接近時の戦闘も鍛えないとだね。」
デイジーも連携プレーは問題無さそうだが、自身の能力向上を目標とした。
「私とサクラの戦闘には、援護射撃とかなかったよね?」
アイリスが、首を傾げながら俺を見て来た。
「そう言えばそうだね。」
俺はアイリスの言葉に同意した。
「いやいや。アレに援護とか難易度高いよ? 下手に射ったらフレンドリーファイアになるよ。一旦距離を取った時とかなら可能だけど、接近戦の応酬中の援護射撃は、もっと腕を上げないと厳しいね。」
デイジーに苦笑いして答え、クローバー、ボタン、ウメが頷いていた。
「そ、そっか! うちらも他の援護に回って見れば良かったな。」
俺は、アイリスと一対一をしていたことを反省した。
「確かに、私とサクラが他の前衛と二対二とかになってたら、また違った連携が出来たかもね。」
アイリスは、俺の意見に賛成した。
「今後の課題が色々見つかったし、模擬戦やってみて良かったな。」
俺の言葉に皆んなが頷いたいた。
「……この子達、レベル高過ぎじゃないかしら。」
立ち会っていたネモフィラ先生が、立ち去るサクラ達の背中を見ながら、感想を零していた。
次回は
秘密です。




