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魔法の師〜出会い③〜

「……そんな馬鹿な!?」

 ウツギさんが驚きの声を上げた。


「どうだっのだ? ウツギよ!」

と父さんがウツギさんを問い詰めた。


「……信じられません! 確かに生まれた時には属性が無かったはず!」


「どうでしたか? ウツギさん?」

 シャクヤクさんもウツギさんに先を促した。


「……サクラ王子には、属性が7つ有ります!」

 ウツギさんがゆっくりと言葉を発した。


「……そんなに多くの属性が!?」

と父さんが驚いた。


「……前例はありませんが、後から属性を身につけられたようですね。ウツギさん、サクラ王子は何の属性をお持ちですか?」

とシャクヤクさんが確認した。


「……火・水・風・土・雷・光・闇です。」

とウツギさんが声を震わせながら答えた。


 ウツギさんが言った属性7つは訓練してたからな!ただ、シャクヤクさんの言い方だと後から属性がつくのは前例がないみたいだけど……なんで後から身についたんだろう? 俺は不思議に感じたが考えても分からないし、今は練習の成果として、属性が7つ増えた事実を受け止めた。


「7属性!?」

 父さんと母さんは驚きすぎて口が開いたままになってる。


「……驚いたな! 火を使っているのを見たから火の属性はあると思っていたが、7属性も使えるとは!」

とシャクヤクさんも驚いている。


「これは夢なんだろうか?」

と父さんが現実逃避を始めた。


「凄いわね。サクラ。」

と母さんは俺を抱きしめてくれた。


 その日の夕飯は凄い豪華だった。


 父さんと母さんは、俺が属性無しから7属性持ちになったのがよっぽど嬉しかったようだ。


 俺は夕飯の後、体力と魔力の疲れと豪華な食事による満腹感から、早めに寝てしまい、夜中に目を覚ましてしまった。


 目を覚ましたついでに俺は城の中を歩き回り、シャクヤクさんの部屋前に来て、ドアをノックした。


「どうぞ〜。」

 返事があったので、俺はドアノブを回してドアを開け、室内に入った。


「……。」

 俺の姿を見たシャクヤクさんが目をパチクリしていた。


 このまま黙っていても仕方がないと思い、

「シャクヤクさん、遅い時間に部屋に来てすみません。いくつか聞きたいことがあるんですが?」

とシャクヤクさんに()()()()()


「……?」

 シャクヤクさんがきょろきょろ周りを見回している。


「……どうかしましたか?」

と声を掛けたところ、シャクヤクさんは目を見開いて俺を見た。


 俺は何か変なことを言っただろうか?


「サクラ王子、言葉がしゃべれるんですか?」

と驚いていた。


「……実は少し前から、話そうと思えば話せたんですが、いきなり1歳半の子供が喋り出したらおかしいと思って自重していたんですよ。」

と俺はシャクヤクさんに微笑んだ。


「……1歳半でこんな流暢な会話が出来る子はいないと思うんだけど!?」


「まぁ〜喋れるんだからいいじゃないですか? いつも父さんと母さんの近くには人が居るのでこんなに喋る訳にはいかないし、徐々に言葉を出していく予定なんで!」


「……これは夢だな!」

とシャクヤクさんは自分の頬をつねって痛がっている。


「夢じゃない!」

 シャクヤクさんって爽やかイケメンタイプだと思ったけど、天然っ気もあるんですね。


「今日はお願いがあってシャクヤクさんに会いに来たんですよ。」


「……どんなお願いだい?」


「俺に魔法を教えてください!」


転生したら、1歳半で話せるのかな?

転生したことないので分かりません。

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