表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
108/241

神様からの贈り物

リンドウの武器をグングニルから天逆鉾に変更させて頂きました(>人<;)

 リンドウとカトレアの試合が終わったが、まだ他の試合会場が終わっていないため、次の試合が始まるまで、俺はルームメイトと話をしていた。


 アイリス、カトレア、アカンサスは、ボタンとウメの所へ行っていた。


「みんなお疲れ!」

 俺はみんなへ労いの言葉を掛けた。


 俺の言葉に各々返事を返し、俺達は雑談を始めた。


「デイジーは、弓を使うんだね。」


「確かに弓を使う人は、オイラの周りじゃ猟師さんくらいだったッス。」


「魔法があるから、遠距離武器は不人気だからな。」


「クロは武器として弓は、ありだと思うけど。」


 俺の言葉に、リンドウ、ストック、クローバーが続いた。


「僕は、短剣も少しは使えるんだけど、後ろからの指揮や後方からの攻撃を考えて、弓にしたんだよ。魔力が切れても遠距離攻撃出来るしね。」

 デイジーが俺達の言葉に答えた。

 ……成る程。デイジーは指揮官タイプなのかな?部隊の指揮するとこを見てみたいな。


「……一つ気になったんだけど、デイジーとリンドウの武器からは、俺の草薙剣と同じ気配みたいなのを感じたんだけど、特別な武器なのか?」

 俺は、デイジーとリンドウが試合中に使った武器のことを質問した。


「オイラの村には、イザナギ様って言う神様が祀られているッス。オイラが小さい頃、強くなりたいって思う出来事があったッス。それから、オイラはイザナギ様の神社で修行してたッス。そしたら、ある時イザナギ様の声が聞こえたッス。その時に、()()()を授かったッス。」

 ……俺が草薙剣を授かった時と同じ様に、神様から授かった物だったのか。


「僕と似ているね。僕も他国での魔人襲撃の話を聞いて、強さを求めていた時に、オプス神殿でオプス様から、()()()()()()を授かった。」

 ……デイジーも同じか。


「成る程ね。俺も草薙剣は、スサノオ神から授かった物なんだ。……神様から魔神復活を止めるための贈り物なのかな。」


「羨ましい! 俺も神様からトンファーの武器をもらいたいぜ! 今度帰ったら、プリトヴィー様が祀られてる寺院に行かなきゃだな!」

 ストックが俺達の話を聞いて興奮していた。

 ……ストックは、「神様トンファーくれ〜」とかお願いしそうだな。


「神様から贈られた武器か〜。クロももっと頑丈な盾が欲しいな。……レイア様にお祈りしてみようかな。」

 クローバーも目を輝かせていた。


「まぁ、神様にお願いして必ず貰える保証は無いけどね。神様の声が聞こえること自体が珍しいみたいだし。」

 俺の言葉に、ストックとクローバーはテンションを下げることなく、やってみなきゃ分からないと前向きに答えた。


「それより、やっぱり新入生代表の力は大したもんスね。」

 リンドウが、俺に視線を向けて言葉を発した。


「小さい頃から鍛えてたから、それなりにはね。みんなも他のクラスメイトより、かなり強いと思うけど?」

 周り者は、魔法を発動しても大した威力も無く、付与も雑だし、魔法の同時発動も殆どの者が出来ていない。


 それに比べて、みんなは魔法もかなり使えているし、武術も他のクラスメイトより優れている。


「僕は王子として、恥じないように鍛えて来たからね。」


「俺も生きていくためには、強くなるしか無かったからな」


「クロは、小さい頃から親に鍛えられたので。」


「オイラは、さっき話したように強くなりたいと思って鍛えて来たからッス。」

 デイジー、ストック、クローバー、リンドウと答えた。

 皆、過去を思い出していたのか、苦笑いしていた。


「……みんなとなら、もっと強くなれる気がする。これからもよろしくな。」

 俺の言葉に、みんなが笑顔で応えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ