お風呂は危険がいっぱい?だよ?
いつもより長めです(°▽°)ノ
女性陣は、浴場に到着していた。
アカンサス:「わぁーー。おっきいねーー!」
アイリス:「本当ね。」
カトレア:「こっちも大きいわよ!」
ウメ:「……こっちは小さめですね。」
ボタン:「肌触りもいいアルよ。」
5人の目の前には、大小数々のお風呂が湯けむりを上げていた。
5人は、各々で髪の毛や体を洗い始めた。
泡立ったボディーソープにより、危険な箇所が見事に隠されていた。
「む〜。やっぱりアイリスとカトレアのは大きいね。」
アカンサスは、二人の存在を主張する双丘に目を向けた後に、自身の双丘に目を向けた。
「ん〜。そうかなぁ。」
アイリスは首を傾げて、自身の双丘を揉んだ。
「……溢れてますぅ。」
アイリスの行動にウメが呟いた。
「アイリスのが大きくなかったら、みんな小山アルね!」
ボタンもアイリスの双丘に目を向けて言葉を発した。
「でも、戦闘で邪魔なのよね。」
カトレアの言葉に、アイリスだけが頷いた。
「な、なんて贅沢な悩みなの!」
アカンサスが発狂した。
「持っている人たちには、もたざる者の気持ちなんて分からないアルよ。」
ボタンが腕を前で組んで、アイリスたちに負けないくらいの双丘を強調していた。
「……ねぇさんも大きぃ。」
ウメがジト目でボタンの双丘に目を向けた。
「ひゃぁ!ぅ……ん……やぁ……ちょっ、と。」
アイリスは、頬を赤く染め、体をくねらせながら、弱々しい声を上げた。
アカンサスがアイリスの双丘を揉みしだいていた。
「なんと! ……この大きさで、この弾力! ん〜けしからん!」
アカンサスは目を見開き、鼻息を荒くしていた。
アカンサスは、俯いたまま立ち上がりアカンサスに向き直った。
「……や、やったわねーー!」
アイリスは両手をにょきにょきさせて、アカンサスに攻撃を開始した。
「きゃーー! お助けーー! ……あ、ちょ、や、やめ、だ、だめ、ぁぅ〜。」
アイリスは、一瞬でアカンサスの背後に回り込み、絶妙な指さばきにより、アカンサスは顔を真っ赤にして、抗いながら声をかけて出すも、抵抗虚しく、倒れた。」
「……アカちゃんのって、赤ちゃんみたいにスベスベで、プニプニだよぉ!……ヤバイ。ハマっちゃうかも。」
アイリスがアカンサスのモノを高評価した発言をしたため、生き残ってる4人は自身の腕で自分のモノを隠した。
「こらアイリス! 変な癖が出てるわよ! …… あっちに、ボタンの方へ行くのよ!」
カトレアは、アイリスの可愛いもの好きや、柔らかいものが異常に好きなことを、身をもって体験していたため、標的をボタンに変えるよう仕向けた。
キラーン!
「……変な音がしたアルよ! アイリス何処を見てるアル。 人が話してる時は、顔を見るアルよ! 私の顔はもう少し上アルよ! 聞いてるアルか! ちょ、ちょっと待つアル! まだ、こころの準備が〜、ぁ、ちょ、ぁっ、ん、はぁ、ら、め、だっ、て、ばぁ、ぁん。」
ボタンもアイリスに全身を味わられ、顔を蕩けさせ、ピクピクしていた。
「……アイリスさん。破廉恥です。」
ウメは顔を真っ赤にして、アイリスの後ろから声を掛けた。
ここで、まさかのウメからアイリスへの攻撃が行われた。
アイリスの双丘は、ウメの小さな手では、全く受け止められず、その大半を溢れさせていた。
「ぅ、め、ちゃ、ぁん、……やぁ、んん。」
「……お、おっきい。スベスベで気持ちいい。私も欲しいな〜。」
ウメは、アイリスの双丘の虜となり、アイリスの抵抗が無いのをいいことにたっぷり堪能していた。
「ウメ、ちゃんも、揉ま、せなさい。」
アイリスは何とかウメの魔の手を耐えて、ウメの小ぶりだが美しいと双丘に触れた。
「へっ? ……ぁ、ちょ、……め、だめ、はぁぁん。」
ウメは、かなり敏感なことだったようで、短い時間で、顔を蕩けさせ、意識を失った。
「はぁ〜。みんな何やってんのよ。」
カトレアは優雅に温泉に浸かり、自身の安全を確保していた。
カトレアの横にアイリスも浸かった。
「……カトレア。……なんで一人だけ逃げてるのよ。……てか、さりげなく私に麻痺使ったでしょ!」
アイリスがジト目でカトレアを見続けた。
「……し、知らないわよ。私はゆっくり浸かりたいの。」
カトレアがアイリスから目を逸らした。
キラーン!
「あっ!? しまった!」
「遅い!」
アイリスの魔の手がカトレアの体を襲った。
「ん、くっ、いや、ちょ、ダメだってば、こら!」
カトレアは必死に抵抗するが、暫く攻防が続き、アイリスとカトレアの両名はのぼせてしまった。
こうして、女性陣5人の初風呂は全滅で幕を下ろした。
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男風呂と女風呂の間は、仕切られていたが、大声を出すと聞こえるほどの厚みであり、アイリス達の声は男風呂に筒抜けになっていた。
この声を聞いて、冷静なままでいられる者は少なく、皆、仕切りの壁に耳を当て、漏れる声を聞き逃さないよう全意識を耳に集中する程だった。
そして、やはり何処にでもいるものだ。
……覗こうと野心を燃やした者達が現れた。
野郎共は、上を見上げ、「天井は無理であります。」と声が上がれば、隙間を探す者たちが現れ、「隙間見当たりません。」との声が上がれば、仕切りに穴を開けようという話になり、先陣切った勇者が魔法を放とうとしたところ、壁から電撃が発生し、勇者はプスプスと煙を上げて倒れた。
それでも野郎共の欲望を抑えることは出来ず、男風呂は、屍の山と化した。
……何この風呂!?……ホラーやん!
「……気持ちは分からなくも無いんだが、みんな馬鹿なのか?」
俺は思ったことを口に出した。
「まぁ、魅力的な女性達だからね。だけど、覗こうとするのは良く無いね。」
デイジーが俺に同意した。
「もし覗けても、その後が恐ろしいッス!」
リンドウは体を震わせて声を出した。
「……クロに透視の眼があれば。」
クローバーが何やら危険なことを言った。
……クローバー……冗談だよな?
「あれ? ストックは?」
いつの間にか部屋員が一名居なくなっていた。
……先に出たのか?
「あいつなら、あそこだ。」
デイジーが指を指した先は、屍の山だった。
……ストック……何してんねん!
男共は、この後、寮母のペチュニアさんに3時間正座したまま説教を受けた。
因みに、女性陣5人に対する説教は一瞬だったそうだ。
次回からは模擬戦に移行します。




