夕飯食べたらお風呂っしょ!
少し短めですm(_ _)m
食堂での男女間での自己紹介を終えて、俺達男性陣は自室へ戻って来た。
「デイジーは、ボタンとウメとは、知り合いだったんだな。」
「僕は、これでもこの学校のあるランゴバルド王国の王子だからね。他国との会食などで何度か顔を合わせているからね。」
俺の言葉にデイジーが答えた。
「それにしても、めっちゃ可愛い子ばっかだったな! サクラはあんな綺麗な姉ちゃんが居て羨ましいぞ!」
ストックは、興奮した様子で俺に目線を向けた。
……アイリスは綺麗だよね。
……本当は、姉ちゃんじゃないけどね。
「みんな綺麗過ぎて、オイラ緊張しっぱなしッスよ。」
リンドウは、緊張し過ぎて疲れたのか、ベッドに仰向けになった。
「クロもみんな綺麗だったと思うよ。」
……本当に? お前はご飯に夢中じゃなかったか?
「クロは、絶対料理しか見てなかっただろ!」
俺がクロにツッコミを入れると、みんな笑って居た。
「そろそろ風呂でも行くか?」
寝る前には、さっぱりしたいからな。
まぁ、水属性魔法でも体を綺麗に出来るんだが、野外じゃないんだし、日本人としては、やっぱり風呂に入りたいからな。
「おっ!? いいねぇ〜! みんなで行こうぜ!」
ストックの言葉を受け、みんなで風呂の準備をして、浴場へ向かった。
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そのころ、アイリス達の部屋では……
「ボタンとウメちゃんは、デイジー王子と顔見知りだったのね。」
アイリスが男性陣の部屋と同じような話をしていた。
「国の会食とかだけアルよ。」
「……はぃ。」
ボタンとウメが簡単に答えた。
「いや〜。男性陣のイケメン率がヤバいね! 私の住んでたところの男子とは大違いだよ!」
アカンサスが、興奮しながらはしゃいでいた。
「へぇ〜。アカンサスは、誰が好みだったのかしら?」
カトレアがアカンサスに詰め寄り、両肩に手を乗せた。
「へ!? いや〜……みんなイケメンだけど、まだ中身知らないから決められないよ〜。鍛治と同じで見た目だけじゃダメなのよ。中身が伴わないとね。」
アカンサスは、最初は体をくねらせて答えたが、後半は真面目そうな顔で答えた。
「……ふ〜ん。アカンサスって、意外と外見だけじゃなくて、しっかり中身も気にするのね。」
「まぁ〜ね〜。……あれ? 私って、今バカにされたのかな?」
アカンサスは首を傾げ、頭にはてなマークを浮かべた。
「……中身大事だと思います。」
ウメがアカンサスのフォローに回った。
「あ、ありがとう。ウメちゃん。」
「食休みも済んだし、みんなでお風呂に行かない?」
「そうするアルね。」
「……はぃ。」
「いいわね。」
「アイリスとカトレアの服の中身を、この手で確認しないとね!」
アイリス、ボタン、ウメ、カトレアと来て、アカンサスが最後に言葉を発し、場を沈黙が支配した。
「……アカンサスは、置いて行こうね〜。」
「……お留守番ね。」
「……危険アルね。」
「……その中身には、共感出来ません。」
アイリス、カトレア、ボタン、ウメがアカンサスに冷たい目線を送り、部屋から出て行った。
「ちょーー! みんな待ってよーー! 冗談だってばーー!」
アカンサスは、駆け足でみんなに追い付き、みんなは笑ってアカンサスを見ていた。




