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プロローグ

スマホで打ち込んでいるので、投稿が遅いと思いますが、頑張って書き続けたいと思っています。

読んでいただけたら幸いです。

 俺の名前は、天王てんのう さくら29歳、職業は会社員、性別は男だ。

 未婚の一人暮らしである。

 ……自己紹介して、悲しくなった。


 名前が桜だから、小さい頃は女の子みたいとよく言われてイジられたり、虐められたりしたけど、俺はこの名前を気に入ってる。

 桜って、綺麗な花だしね。


 今日も会社に行くために自宅を出て駅に向かう、いつもと変わらない日常だった。

 あの時までは……



「昨日は人身事故で会社に遅れたんだよなぁ。流石に2日続けてはないだろう。って、こんなこと言ってるとフラグが立つかな?」

 俺はいつも乗る電車が来るのを、駅のホームで待っていた。


 電車で立ちっぱなしになるのが嫌だから、いつも一番前に並んで待っている。

 一番前が空いてない時は、どうしてるかって?

 そんなの、一番前が空いているところへ移動しますよ。


「……黄色い線の内側に下がってお待ち下さい。」

 電車が来るアナウンスが流れ、俺は電車が来る方に目を向けた……。


「もうこんな人生いやぁーー!」

 高校生風の女の子が叫びながら電車に飛び込もうとしていた。


「馬鹿野郎ーー!」

 俺の体は咄嗟に動き出し、電車と女の子が衝突する直前に、女の子の体を電車に当たらないように弾き飛ばしていた。


 女の子を弾き飛ばして直ぐ、俺の意識は無くなった。

 


 俺は電車に当たる直前、職場での同僚との会話を思い出していた。


「最近は、アニメとか小説で異世界行く系多いよ な〜。」

 同僚は俺に話しかけて来た。


「そうだな〜。」

 俺は適当に相槌を打っていた。


「俺は異世界行ったら、絶対ハーレム作るぜ! お前はどうする? 異世界最強目指す? 革命起こしちゃう? のんびり暮らす?」

 同僚はニヤつきながらそんなことを言っていた。


  「そうだな〜。俺の人生普通すぎたからなぁ〜。魔法とかある世界なら、ちょっとは強くなりたいかな。」

 俺は異世界に行ったらどうするか考えながら答えた。


「じゃ〜最近よくある神様からなんか貰えるパターンならどうする? 俺なら女性にモテる容姿にしてもらうぜ!」

 同僚はニヤつき顔を、更にニヤニヤさせていた。


  最早気持ち悪いを通り越して、モザイクをかけて貰いたいくらいだ。


  「強さを貰っても、自分の力で手にしたわけじゃないから戦ってもちょっと虚しいかもなぁ〜分からんけど。不老不死は死ねないのが辛くなるかもだしなぁ〜。強い武器もいいけど使いこなせないと意味ないしなぁ〜。……俺は頭が良くなる程度でいいかな。」

 俺は、色々悩みながら自分の考えを答えた。


「はぁ!? そんなんでいいのかよ! 欲がねぇやつだな!」

 同僚は笑いながら肩を組んで来た。


  ……なんで死ぬ時にこんなこと思い出したんだろ。

サクッと現実世界は飛ばします。

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