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3 ルシーンの神託


 私の日常は、ラウル様から魔法の基本発動の仕方を習ったり、リンジーさんに平民の暮らしに関する情報を収集したり、クルト様からこの国の簡単な歴史を学び、今出現している魔物の影響を教えてもらったり。

 どれくらいの知識を得たら外に出ても構わないのか分からないので、そこら辺りはクルト様任せですけどね。

 魔物討伐の時間も迫っているのでクルト様も忙しいようで、その貴重な時間を無駄にしないように頑張っています。


 ――この魔物の影響ですが、徐々に被害が出始めているとか。この国の重要な地に突如現れたらしいのです。その地を守る”守り人”という人たちが住む村から最初の被害が報告されたそうで、事は急がれるとか。


 この世界は女神信仰があり、”月の女神ルシーン”が神の頂点と崇められているそうです。

 このブレンステット国は特殊な国で、重要な役目を負っているのです。

 その役目とは、聖女召喚の儀式を行うこと。『女神ルシーンの神託』に従い建国されたこの国は、その儀式を執り行うことが決められていたそうなのです。

 女神の力で天候を保ち、水が生まれ、土が生まれ、生命が育まれたと習いました。地球の概念からしてみれば、ファンタジーてんこ盛りな世界なんですよ。

 国内にある、この世界の中核ともいうべき聖なる地を”セレーネ―”と呼ぶのですが、この聖地の名には月の女神という意味が込められているそうで、この国の王族の名に含まれる”ルナ”も月を意味するそうなんです。その聖地を守るのが世界中の神殿の長となるディアーナ大神殿とのこと。

 神話では、この国の王族は女神の末裔だとされているのです。なので、この国はどんな戦火にも巻き込まれず、この五千年の時を神聖視されてきたそうで、世界中がこの国を不可侵の国としているらしいのです。

 そして、問題の神託とは、聖女召喚だけではないのです。女神がこの地より離れてから五千年後に聖女召喚を行い、その聖女による『ラクラミオアラと共に純粋なる祈りを捧げよ』というものでした。

 これはこの国だけの問題ではなく、この世界の根幹とのこと。ですから、この時代のこの国に君臨する王は、重大な責務が課されているわけで、国の威信をかけたこの聖なる神託を失敗するわけにはいかないそうなのです。

 ラクラミオアラの挿絵を見てわかりました。地球の日本語で言うと”スズラン”のことでした。そういえば、スズランの花言葉は純粋でしたね。その花が、この世界でも純粋の象徴とされているんです。

 守り人たちは、その聖地の近隣の地に咲くラクラミオアラを代々守り続けてきたそうです。季節を問わず、年がら年中咲くその不思議なラクラミオアラを神殿へ送り、女神に奉納しているのだとか。

 今世界を脅かす魔物が、その聖なるラクラミオアラの地に出現したそうなのです。


 ――ただ、この女神の神託には、『純粋にはラクラミオアラの恵みを、穢れにはその毒を』という、とても意味深な言葉が綴られているらしいのです。



 勉強中に出会ったエルンスト・カンタベリー様という、討伐の旅に同行される大神官様から聞いた話によれば、一番の要となる光魔法を聖女様が習得できたので、出発は間近とのこと。

 で、私はクルト様の講義の時間以外、通常運航でラウル様の工房に来ています。

 この魔法の練習で得た水魔法と風魔法は素敵なのです!とっても役に立つのです!この属性の魔導書を見つけた時、思わず小躍りしちゃいましたよ!


「ハル様。いつもありがとうございます」

「いえいえ。何もしないのは心苦しいだけですから、お気になされずに」

 リンジーさん以外のメイドさんたちと戯れながら、お掃除とお洗濯に励んでいるのです。

 《水魔法・洗滌》という魔法は、こういった掃除に最適なんですよ!洗濯だってお手のものなんです。風魔法はきちんとコントロールすれば乾燥機みたいに適度に乾かせるんです。日本で想像してたことが実現したんです。家を丸ごと洗えたら、さぞ気持ちいいだろうなと!

 バケツに水を汲んで、あちこちを掃除してらっしゃるメイドさんたちのお手伝いができてウハウハです!

 可愛いメイドさんばかりで、みんな優しくて、丁寧な方ばかりで、うふふぅ、同じ女性だと肩の力が抜けて気楽ですねぇ。歳も近そうで、こっそりきゃっきゃウフフな女子トークができたり!

 王宮って!王宮って!ラブロマンスの宝庫みたいです!やっぱり、どこへ行ってもありますよね!でも、メイドさんの凄いところは、情報交換しても絶対口外しないこと。そんな教育の行き届いた方々が、王宮メイドになれるそうなんです。

 おお、プロフェッショナルです!




「あら? もしかしたら、あんたが一緒についてきた”おばさん”?」


 なんか、随分と――。

 自室への帰り道、ここへ来て五日目にして、例の聖女様と再会しました。

「どうも。私、粂葉瑠よ」

「ふ~ん。何その恰好。こっちの人間でも気取ちゃってるの? 掃除なんかして、お偉い人たちの点数稼ぎのつもり?」

「えっと。年上が名乗ったんだから、礼儀として名乗るのが普通じゃないの?」

「どうでもいいでしょう、そんなこと。だからおばさんて嫌なのよね。説教なんか聞く筋合いないわ。ふんっ」

 とても驚きな聖女様が目の前から去っていきました。

 気が強そうな子ですねぇ。ハーフみたいに可愛いけれど、あれの性格はどうなんでしょう?あれで聖女ですか……どうなんでしょう……。


 ――しかし、あの子の思考回路を心配してしまいますね。自分の事に追われていたから忘れていたけれど、あの子はここへ連れてこられた時、泣くことも驚くこともなかったと言っていたんですからね。理解に苦しむのは、私だけでしょうか?


「どうかしたのか? そんなところに突っ立って」

「あ、いえ、何でもないですよ」

「自分の部屋を今更忘れたのか?」

「あぁん? 何か言いました?」

「くくっ。ほら、講義の続きだ。部屋に入れ」

「へ~い」

 くつくつと喉を震わせながら扉を開けて、まるで自分の部屋のように寛がれるクルト様。でも、表情が一変しました。

「――其方に伝えねばならないことがある」

 あ、もしかして、この王宮を出る時が来たのでしょうか。

「はい」

 クルト様は言いにくいのか、一度目を閉じて、再び私に視線を合わせました。


「実はな――其方も魔物討伐へ同行することになった」


 は?――想像していた内容と違う音が聞こえましたが?


「すみません。もう一度お願いできますか? よく理解できませんでした」

「仕方ないな。其方も一緒に魔物討伐へ行くことになったのだ」

「はぁあ⁉ どうしてですか……そんな無茶言わないでください。魔法が使えると言っても、基本しか使えませんよ」

「承知している――だがな、聖女殿が言い出した」

「は? だって、聖女様とはさっき再会したばかりで、話もしたことがないのに、どうして……?」

「聖女殿に同行する者たちが決まってな。男ばかりだから女性の同行者をと、其方を指名したからだ。同じ世界から来た者同士心強いと。それに、其方が魔法を使えることを知っていてな、身の回りの世話をして欲しいそうだ」

 なんだそれは――そんな事をお願いしながら、さっきの態度?

「お言葉を返すようですが、メイドさんたちの水準を期待されても困ります。私にできることは、洗濯や掃除くらいですよ?」

「ああ。そう説明したが、どうしても其方がいいと聞かなくてな。周りも同調して決定に至った」

「――聖女様は、同行者を殺したいのですか?」

「どういう意味だ」

「だってそうじゃないですか。私みたいなお荷物を抱えての旅なんて有り得ない。魔物という得体のしれない敵を相手にするのに、こんなお荷物を抱えていては、他の皆さんの危険も倍増します――」

「――同行者たちも其方と同じ意見だ。其方はやはり賢い。ここだけの話だが、聖女殿は幼い。周りが見えていないのだろうな」

「本当にいいのですか? 今からでもお偉い様にお伝えした方が」

「だが、陛下もお決めになり、同行される王太子殿下も了承された」

「え――殿下が同行される? じゃあ、猶更駄目でしょうっ。殿下をお守りするだけで手いっぱいでしょうっ。何をお考えで? 同行者って、何人行かれるんですか?」

「其方が会ったことがある者たちばかりだ。殿下以外は、ロドルフ、ヴォルター、エルンスト、そしてラウルだ」

 ロドルフ様とは、次期宰相を目されているお貴族様です。それはともかく、開いた口が塞がりません!なんだそれ!小説じゃないんですよ!ゲームじゃないんですよ!魔物相手に何そのメンバー!騎士様は!魔法士様は!

 一体、この国の人達は何を考えているわけ!

 あれ?目の前のこの方の名前がありませんでしたよね?

「クルト様は同行しないのですか?」

「ああ。俺は同行者から外されたからな」


 思わず手で顔を覆い隠して項垂れました――そうですかそうですか。自分は関係ないから進言してくれないと。あまつさえ、私が盾になれと仰っているので?そうですかそうですか。

 私はただの平民。間違って連れてきて、この部屋を宛がってみたはいいが、所詮は平民。私を率先して守ってくれる人はいない。それに、あの気の強い聖女の世話をさせられる。


 ――だけど、もしこれを断れば?ここを追い出されるんじゃ?不興を買ったとかで生活の保障もなくなるんじゃ?相手は王族。やりかねないよね……。


 だったら――。

「わかりました。でも、条件があります」

「――聞くだけ聞こう」

「あの聖女様のお世話係というのは勘弁してください。その分じゃ、何をさせられるかわかりませんから。殿下のお世話なんてもっての外ですよ?」

「ああ、それは心配ない。あの方は、自分の身の回りのことぐらい自分でなさる」

「だったら説得しやすいですね。殿下がご自分でなさるなら、聖女様にも自分でしてもらってください。聖女と平民じゃ身分的にも雲泥の差でしょうが、仮にも同じ世界の人間ですから。やむを得ない洗濯とかあれば問題なくできますけど。聖なる地っていうくらいだから、当然宿とか無いんでしょうし」

「ふ。其方は本当に先を見越しているな。あの聖女とは比ぶべくもない。あちらは、旅行気分でいるようだからな」

「信じられない……世界の危機を背負っている自覚がないなんて。それに、あくまでもこの国の領土内に出現したから他国は見守るしかないんでしょう?」

「ああ、その通りだ。我が国の領土内に他国が軍を率いてはこれぬ。それに、これは我が国が果たすべき使命でもあるからな」

「でしょうね。もしかしたら、国外にも被害があるんじゃ」

「そうだ。どの国も一刻も早い討伐を願っているはずだ」

「一番の被害者は、その守り人の村でしょう? 避難できているのでしょうか?」

「派遣されている騎士や有志が手を尽くしている。だが、時間の問題だ」

「そこまでどうやって移動を?」

「馬車と馬だな。まずは近くまで転移し、問題の場所まで二日の行程だ」

「そうですか。馬に乗れませんから――馭者台って複数人乗れますか?」

「中に乗ればいい」

「遠慮します。殿下と聖女様がいるんでしょうから気が重いです。是非馭者台に」

「わかった。馭者はヴォルが務めるから一緒に乗れ」

「ありがとうございます」


 ――誰があんな子と乗りますか。ご免被る!人をおばさん呼ばわりして、名も名乗らない礼儀知らずな子と関わりたくもないのに。一体どういうつもりでそんな事を言い出したのか――。


「他に何か心配事か?」

 おっと、まだクルト様がいたことを忘れてました。

「私の服はどうなりますか?」

「それなら心配ない。もうすぐ出来上がるから待っていろ」

「それと、出発はいつですか?」

「明日だ」

「き、急ですね……」

「其方には悪いと思っている。引き受けてくれて有り難い」

「最悪なことを考えただけですよ。断ったら追い出されるかもと。ただ、我が身が可愛いだけですから――」

 そりゃあ、不安だらけに決まっています。死ぬかもしれない。でも、ここを出て生きていける自信があるかと聞かれたらハイと言えないのが本音だし。


 私の人生って……巻き添え……何これ、だよね。あはは……。


 視線を逸らしていたら、いつの間にかクルト様が隣に立っていて、また頭を。

「……クルト様……私は、大人ですって」

「知らないのか? 大人でも頭を撫でるものだぞ?」

「――まあ、あちらもありますよ。その相手は恋人とかですけどね。いえだからもう大丈夫ですって。これから魔法の特訓に行ってきます。少しでも自分の身は自分で守れるように」

「ああ。其方の気が済むようにしろ」

「はい」

 相変わらず気が利かないクルト様と別れ、一人で悶々と考えながら心を落ち着けて、ラウル様の工房へと向かいました。


 私の力なんて限られている。どこまで通用するのか。危機になったら――。



 ※ ※ ※



 翌日用意されていた衣装を着つけて――は、いいのですが……なんで騎士服?

 まあ、動きやすいからいいですけどね。なんで騎士服?まあいっか。

 背中まである髪は邪魔にならないようにリンジーさんが編み込んでくれました。少々の事では崩れないらしい、何て技でしょう!と感動しながら、なんで騎士服?

 自問を繰り返しながら準備を整えて、リンジーさんに案内してもらい、皆さんと落ち合う場所へ向かいました。

 残念ながらクルト様とは会えず仕舞い。仕方ありません……今生の別れになるかもしれないので挨拶をしたかったんですけどね。何と言っても、結局お世話になった方ですからね。無事に帰還して、また会いたいですね。それだけじゃない……お気をつけてと見送ってくれるリンジーさんや他のメイドさんたちとも……。

 また、皆と会いたい……――。



「揃っているようだな」


 皆さんから少し離れた場所で佇んでいたら――ああ、あの方が、殿下ですね。


 ――しかし、このメンバー。それぞれ個性がありながら、皆イケメンですよね。

 もしかして、あの聖女さん――やっぱり自分をヒロインとか思ってる?思ってそうだな……そして、私はモブと。じゃあ、なんでここに呼んだわけ?自分一人で行けばいいんじゃないのか?両手に花状態で。なんで巻き込んだ?


「聖女殿。馬車に乗り込んだ後は、目的地に一番近い場所までいったん転移する。それからは宿に一泊して、翌日からは野宿になるから心得ていてくれ」

「はい、わかりました、イーヴァル様」

 は?あれ……猫被ってますね。うわぁ……裏表の激しい子でもありましたか……。

 殿下が乗り込まれ、ロドルフ様が乗り込まれ――え?

 今……あの子が、私を睨んだ?

 私はすぐさま馭者台へ行き、ヴォルター様の手を借りて乗り込みました。エルンスト様とラウル様は、それぞれ騎乗されています。ヴォルター様が扉を閉めて戻ってこられました。

 この場所には巨大な魔法陣が設置されていて、私たちはその中心にいます。その周りには魔法士様たちが佇んでいて――魔法陣が光ったと思ったら、景色が一変していました。

 凄い!瞬間移動ですよ!



「ふふ。今からそんなに緊張していると持たないよ」

「あ、ええ、そうですね」

「その騎士服、似合っているよ」

「――何故騎士服でしょうか? 朝からずっと思っていましたが」

「さあ。それはクルト殿が準備したからね。彼の好みじゃないのかな?」

「ん? クルト様は男色家ですか……?」

「あははは! だ、男色っ。ぶははははは!」

「ヴォ、ヴォルター様! 中に聞こえないんですかっ」

「ああ、大丈夫大丈夫。聞こえても何もないさ」

「え、聞こえるんですね」

「いやいや。それほど聞こえないよ。車輪の音もあるしね」

「そ、そうですか――殿下は気難しい方ですか?」

「いいや。気さくな方だよ」

「そうですか。少し緊張が和らぎました。まあ、私に勉強する時間をくれた方ですからね。変な方じゃないでしょうね」

「ふふ。それよりも君は、本当に馬車に乗らなくていいのかい? 女性は日焼けとか気にするものだろう?」

「実は策があるのですよ。むふふ」

 口に片手を当てて、あくどい笑みを浮かべてみたら、またしてもヴォルター様が大笑い。笑い上戸ですかね、この方。

「それで、策って?」

「怪我を治す要領で日焼けを治すんです。日焼けは、軽い火傷と変わりませんから」

「ほお。そういうこと」

「むふふ。メイドさんたちにも練習台になってもらったら喜んでくれました。一石二鳥ですよ」

「ああ! どうりで皆色白なわけだ!」

「え。ヴォルター様――よく女性を観察されていますね」

「こほん。男だから仕方ない」

「胸張って言うことですか。そうですか。では、誑しの称号をつけておきます」

「くくっ。君って面白いね。クルト殿が面白がるはずだ。魔法も自分の為じゃなく、人のために使うんだね、君は」

 ん?

「ああ、掃除ですか。あれはやってみたかったんですよ。あちらの世界で思ってたんですよね。家を丸洗いできたらさぞかし綺麗になるだろうなって。で、思い描いていたとても便利な魔法を見つけて、それを使えるなら使わないと損ですよ!」

「君の好奇心は止まらないか。君はラウルも驚くぐらい呑み込みが早かったのは、その想像力と好奇心だね」

「ああ、ええ。想像力なら鍛えてきましたから。本を読むのは好きなんです」

「そうだろうね。君の瞳が輝いているよ」

「いや~、嬉しいです。中にはそういう創造物を馬鹿にする人もいるんです。人それぞれ価値観は違うけど、馬鹿にするのは変かなと」

「ああ、そういうことか。君が騎士も魔法士も毛嫌いしない理由は――悲しいかな、そういう人間は多いからね。分かろうともしない者たちもいる。頭が固い連中さ」

「ええ、同感です」


 馬車を操るヴォルター様の横でゆったりと風に吹かれてながら、景色を見物していました。エルンスト様とラウル様は馬車の後方を警護されているのでお顔は見えません。

 昼食の為に立ち寄った街から更に馬を進めれば、今夜宿泊する予定の街へ到着するそうです。ここまで来る間、まだ魔物との遭遇はありません。被害が広がっていないのは幸いでしょう。

 例の村の被害が気になります――。


 宿に到着したとき、ちょっと不安でしたが、聖女と別の部屋になれたのは有り難いですね。クルト様が配慮してくれていたんでしょうか。それに、条件通りお世話係はしなくていいようです。ありがとう、クルト様。

 ――睨んできたのは、気の所為じゃないと思うんですよ。あんな子と一緒になれば何を言うか分かりませんからね。


 着のみ着のままになる騎士服を便利な水魔法で洗濯して、入浴を済ませ、軽く食事を頂いた後、馬車の揺れで疲れた体を休めるため早めに就寝しました。

 さすが立派なお宿。ベッドがふっかふかですよ。


 では、おやすみなさい。





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