模擬戦始めるみたいです
ちょい早めに投稿
感想うれしいです。
良いのも、悪いのでもどんと来いなので、どんどんお願いします。
早め投稿しちゃうけど、ちゃんと1週間以内には次話投稿するよ!?
本当だよ!?自信ないけどね!
城へと帰り、寝る。
もう日は変わっている時間だが、寝る時間はできるように戻ってきている。
翌朝、ご飯を食べ、お勉強の時間が、あり午後から訓練。
日々、あまり変わらない日々を送っている。
変わっているのは、お手伝いの内容や、食事位だろう。
しかし、この日から変わったことがあった。
それは、午後の訓練の時間だった。
「よし、そろそろ模擬戦やるぞ」
いつも監督している騎士団長さんのお言葉により、今日から訓練では模擬戦をやることとなった。
最初は、生徒と騎士団長でどんな感じのものかをやるようだ。
「じゃあ、そこの男。相手役だ」
騎士団長の指さすほうを見ると、イケメン君が。
なるほど、今のところ一番強いと思われるイケメン君を倒して力の誇示をしたいと。
「後ろじゃない、お前だ」
そんなわけなかったか。
何故だかわからない、こともないが結構こっちの世界の人たちに俺は疎まれているようだった。
最初の王様との会話での第1印象も悪かったが、その後人気の高い姫様と仲良くしているのもダメだったらしい。
イケメン君が第2王女と仲良くするのは、何も言わないくせに理不尽だ。
これだから、イケメンは。
「ふ、まあ勝てないだろうが、胸を借りる気持ちで来なさい」
うん。そのどや顔がとてもうざい。
それに、絶対ボコる気満々だろ。
もう、笑みが黒い。
しかし、俺も子供じゃあない。
ここで、気持ち任せに相手を倒すのではだめだ。
さらに、立場が悪くなる可能性がある。
俺が手にしたのは、短剣1本。
実は俺の流派に短剣の技がない。
そのため、短剣スキルなるものを持っていないのだ。
これくらいでも、大丈夫だわ。
そのどや顔をへこませてやる。
十分感情的だった。
「手加減できませんよ」
「平和な所での強いはあてにならんぞ」
俺は、踏み込み気づいた。
体が重い、反応も鈍い。
これがスキルの影響かと。
「やはり、動きが鈍いなぁ!!」
騎士団長の大剣が振り降ろされる。
受けるのは悪手だ。
こんなちっぽけな短剣では、軽くたたき折られるだろう。
かわすが、剣先が体をかすめる。
戦いづらくて仕方がない。
誰だよ、これぐらいでも大丈夫とか言ったの!?
あ、俺でした。
そう考えている間も、剣が振り降ろされる。
無駄な思考に、頭を使えるぐらいは余裕があるのかもしれない。
騎士団長の大剣を紙一重で躱し、今度は最初よりも強く踏み込む。
にやりとした騎士団長だが、次の瞬間体制が崩れる。
まるで、いきなり自身が来たように。
態勢が崩れたことで、重心の乗らない大剣を躱し、殴る。
大剣が、騎士団長の手を抜け飛んで行った。
首に、短剣を突き付け試合終了だ。
「俺の勝ちですね」
「くっ、……私の負けだ」
クラスのメンバーがいるところに戻るため、そちらを向くと皆、驚いていた。
例外は、幼馴染で俺の実力を知っている神林燈華と、剣道で全国一位をとった長尾紗綾だ。
「やっぱり、鶴ちゃんは強いね。流石『無想無双流』極伝だね」
「無想無双流?まあ、強そうだけど……聞いたことないな」
一人の男子生徒がそうつぶやく。
同じクラスのオタクで、いろいろな武道や、武器を知ってるらしい。
本人はなにもやってないみたいだが。
「まあ、歴史的にはそんな古くないし、有名にしないでひっそりとやってるからな」
「しかも、お弟子さんがすごく少ないしね」
燈華が、苦笑いで言う。
確かに、少ない。いや、少なくなると言うべきだろう。
うちの流派は目的が核にも勝る武道なので、とにかくきつい。
なので、やめるものが大半だ。
その中で、残ったものからさらにいろいろな課題をクリアすることで、初めて弟子と認められる。
それまでは見習いだ。
弟子になってからもつらく、途中で挫折する人もいる。
現在の門弟は俺を抜いて7人だ。
見習いも俺がこっちの世界に来る2日前くらいに20人をきった。
予想では3人残ればいいほうだと思っている。
その3人もいつまで残るかはわからないが。
「うちは少数精鋭だからな」
「そういえば、お弟子さんの一人が銃撃戦の中、槍一本手に持って戦場から子供を助けたんだっけ?」
燈華が言っているのは、今は旅をして武道を極めている人だ。
一応、奧伝だ。うちは、他流との戦闘禁止とかその他諸々制約はない。
それよりも、流派を進化させていくこそが大事なのだ。
最終目的は、「核にも勝る武道だから」。
話が戻るが、その人は名前を佐藤さんというのだが、たまたまある紛争地帯に行ったときに世話になっていた家族の子供が戦場に取り残されているのを知って、行こうとする家族を止め、自ら向かい助け出した、という話だ。
その時の戦闘風景から、戦場にいたものから畏怖され、こう呼ばれているらしい。
『孤軍の佐藤』と。
「趙雲みたい!?」
三国志オタクの、三国晋羅さんが声を上げ、興奮している。
これ以上ヒートアップされても困るので、この辺で話をやめとく。
と、思ったのだが俺の話に盛り上がったのは一人でなかったらしい。
「ああ、『孤軍の加藤』か!あの人も無想無双流?だったのか……。俺としたことが、リサーチ不足だった。何がオタクだ」
なんか一人で、嘆き悲しんでるし。
あと、……加藤さんだったね。
いや、忘れてたんじゃないよ。
あの人影薄いし、どこにでもいるようなおっさんだから……記憶に焼き付けるのが難しいんだよ。
「でも、おかしんだよな。『孤軍の加藤』には逸話が多いんだ。工藤だって言うやつもいるし、いや花堂だっていう奴もいるし、本当は日本人じゃなくて、カジョーやら、はてはジェイソンとか、スティーヴとかって言うのもあるんだ」
不憫、加藤さん。あれ?本名佐藤だっけ?
いや、確かやっぱり、佐藤であってるはず。
「いやいや、部堂君、あの人の名前は深水名刀さんだよ」
まさかの名刀!?しかも苗字じゃなかった。
深水が苗字だし、しかもカッコイイ!?
なんで、俺忘れてんだ?
「マジでか!?その名前の説もあったが、一番信じられてなかった奴だぞ」
男子生徒の部堂君も驚きのようだ。
いや、本当なんで間違えられてるんだろう?
いや、俺もなんだけどね。謎だ……。
「ふー、いや参った参った。まさか、3割、そう3割の力しか出してなかったが、負けるとはね。ははは」
とても、見苦しい言い訳を始める騎士団長さん。
こんなんで、騎士団は大丈夫なのか?
まあ、この騎士団より偉い王族警備の王宮騎士団があるらしいから、大丈夫なのだろう。
「では、気を取り直して模擬戦を始めようか。組み合わせは自由で、一応男女は分けるようにな」
至極まっとうなことを言うが、要するに女子たちがくんずほぐれつしている姿が見たいと。
その目がそう言ってるよ。
めっちゃギラギラしすぎだし。まあ、訓練の時からセクハラに近いことはやってたが。
「始め!」
こうして、新たなメニューとなった午後の訓練が行われるようになった。
そして、今夜もダンジョンへと俺たちは来ていた。
「シズル凄いです!」
「シズルカッコイイです!」
モンスターを倒すたびにハスミンがそう褒めてくれる。
いや、うれしんだよ。うれしんだけど……。
人がいる時はやめてぇー!!
あっちの女の人なんかニヤニヤしてたから。
さっき通り過ぎて行ったマッチョなおっさんには睨まれたし。
その前にあった、イケメンパーティーには何やってんだみたいな目で見られたから。
「ハスミン、あのね」
「シズル、倒したモンスターの魔石集めました」
「あ、うん。ありがとう。助かってるよ。」
「はい!あと、もう少し先のT字路を左に行ったところに、敵4です。人も近くにはいませんし、シズルなら大丈夫です」
「そ、そうだね。うん、頑張るよ」
「どこまでもついて行きます」
………言い訳だけはさせて!!
あの笑顔で言われたら何も言えなかったの!
だから、ヘタレとか軟弱者、尻にひかれてるとかじゃないんだよ。
本当だから。まだ、そうまだ3割だから!
「ふふ、凄いですね。歴代最高、最速の成果らしいですよ」
「そ、そうだね」
「つ、疲れてますか?ごめんなさい……。外に出るのもそうなんですが、やはりシズルといると気分が高揚しちゃって」
「大丈夫だよ。すごくうれしいから」
「はい。帰ったら、マッサージしますね。最近教えてもらったんです」
「じゃあ、お願いするかな」
「はい」
その後、部屋に戻ってマッサージをしてもらった。
めちゃくちゃ気持ちよかった。
やっぱ、メイドさん凄いね。
結論、メイドさんはスペックが高い。