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ダンジョン

更新できました

一週間過ぎてないよね?

忙しく…ないとも言い切れないくらいの忙しさです。

本当は30に更新予定だったが忘れてた

 あの後すぐに、城へと帰り寝た。

 結局、準備をしに言ったようなものだ。

 あと、下見。


 「明日から、そう明日から頑張ろう」


 そう、宣言しておく。




 翌朝、気分爽快です。

 いつも通りなので、睡眠時間が短いとかは気にしない。

 まだ、山の中で寝るとかよりは安心して眠れるだけマシだ。


 いつも通り、朝食を食べ、午前中に勉強し、午後に訓練だ。

 もうルーティーンと言ってもいいかもしれない。

 いや、まだ半月くらいですけど。


 あ、時間や一年の日にちなども同じだった。

 こういうところはご都合主義が働いてくれる。とてもありがたいことです。

 ただ、四季が楽しめないのが難点。この国では雪が降らないらしい。

 あと、星などもやはり全く別物だった。


 いつも通り、晩餐となり異世界転移してきた俺達とその御付達に、多分凄い貴族達とその子供、王族の方々が集まりご飯を食べる。

 所謂、バイキング形式の食事だ。貴族達は食べることよりも、会話がメインのようだ。

 なぜ、あんなに食べていないのに太るのか?まあ、該当するのは少数なんだが。


 「しづる」


 名前を呼ばれてそちらを見ると、やはりアイリスだった。

 今日はドレスを着て、少し化粧もしているようだ。宝石類もつけていて輝いている用に見える。

 いや、実際いろんな意味で輝いているが。笑顔とか、雰囲気とか、オーラとか、髪とか。


 「アイリスはちゃんと食べてる?」


 「私は元からそんなに食べるほうではないですから」


 大丈夫だろうか?まあ、大丈夫だろう。

 細いが、身体はしっかりとしている。

 適度な運動をして、ある程度鍛えている証拠だ。

 食事も、必要な分は取っているのだろう。


 「納得」


 「あまり、じろじろ見ると他の子だと騒がれますよ」


 「あ、ああ、ごめん」


 「私はしづるならきにしませんから大丈夫です。それで、昨日のことなんですが」


 まあ、周りも結構話しているからそんな大きな声でなければわからないだろう。

 

 「昨日は、絡まれたりで結局入るだけで帰ることになったんだ」


 「そうですか、今日もですか?」


 「そのつもり」


 「じゃあ、これ渡しておきますね」


 そう言って、握手するフリをして渡してきた。

 確かに、王女が俺に何かあげていたら騒がれるだろう。

 非常に助かる。


 「あそこは王家の者しか開けられないんです。これがあれば別ですが」


 手の中に会ったのは指輪だった。

 証明するもので、指輪が多いな。

 しかし、手につけると目立ちそうだ。


 「つけていても問題ありません。城下で普通に売っている者に似せていますから」


 「ありがとう、絶対にこの恩は返すから」


 「期待してます」


 そう笑顔で言って離れていった。

 やはり、王女ともなれば忙しいのだろう。

 一旦、自分のアイテムボックスにしまう。


 これも、鑑定と同じくスキルにない能力だ。

 他にあるかはまだわからないが、異世界の言葉が話せる能力、鑑定能力、アイテムボックスが、スキルにはない能力だ。

 やはり、すこしゲームのような世界だ。


 このアイテムボックスは無限収納らしい。

 だから、冒険証である指輪の収納機能は使うときがくるか微妙なところだ。


 その後は誰に話しかけられることなく、晩餐が終わった。

 部屋に戻りゆっくりする。

 まだ、時間が早いので部屋での待機だ。


 「待ち遠しい……」


 スキルとかよりも、ダンジョンが楽しみであった。




 みんなが寝静まる頃、詩鶴は部屋を出て昨日と同じところに来ていた。

 勿論、アイリスから貰った指輪もつけている。

 そして、昨日と同じくハスミンも着いて来ている。


 「じゃあ、行こうか」


 「はい」


 壁に触れると、これも昨日と同じく隠し扉が開いた。

 道なりに行き、小屋に出る。

 後ろからついてきたハスミンが動かした石の床を直した。


 今日から待ちわびたダンジョンだ。

 昨日も入りはしたが。




 昨日のようなことはなく、無事にダンジョンへと入ることが出来た。

 まあ、まずは敵を探して歩くことにした。


 「なかなか見つからないね」


 「そうですね」


 数分歩き、十字路が見えてくる。

 そして、そ子に出る前に止まる。


 「どうしたんですか?」


 「多分敵。人でない気配がする」


 まあ、流石にスキルのような探知はできないが、自分の半径十数メートルくらいならできる。

 そこに、人でも、動物でもない何かが引っ掛かったのだ。

 気配を感じる限りでは、そこまで強くはない。


 「数は3」


 「はい」


 「……今!」


 十字路の向こうから、姿が見えた途端走り出す。

 やっとこっちを見つけた、小人が武器を構える。

 二匹をまず一振りでまとめて切り裂き、少し離れたところにいるもう一匹をそのまま突きで倒した。


 そして、後ろを見るとハスミンが笑顔でこちらに手を振ってきた。

 俺も振り返す―


 「って、ハスミン何やってるの!突撃って言ったじゃん」


 「えっ、私戦えませんよ。メイドですから」


 「なんで、ついてきたの!?」


 「メイドですから」


 「………」


 まあ、言いたいことはあるが、かわいいから許しちゃう。

 可愛いが正義なのは、異世界だろうが変わらない。

 それがマイジャスティス!


 「あ、向こうにゴブリンがいますよ。2匹ですね」


 「なんでわかるのさ」


 「メイドですから」


 メイド凄い、俺でもまだ感知できてないのに。

 疑うなんてことはない。

 嘘かどうかなんて些細なことだ。

 それにハスミンを信用している。


 ハスミンがさした方向に行くと、確かにゴブリンが2匹いた。

 やっぱり、メイドさんは凄かった。

 異世界の本物のメイドは不思議がいっぱい詰まっているものだと結論が出た。


 その後も、狩りを続け地下3階まで下りることが出来た。

 俺が狩り、ハスミンが魔石などを拾う。

 ハスミンの持つカバンが一杯になったら休憩し、カバンから俺のアイテムボックスへと移動させる。


 時間はあっという間に経ち、もうそろそろ帰る時間だ。

 地下3階へと降りてきた階段のそばにあるワープポイントへと戻り、そこから入口までワープした。


 「お疲れ様です」


 昨日の兄ちゃんはいなかったが、衛兵さんに挨拶をしてきたので、挨拶を返す。


 「そういえば、魔石は売れるんだっけ」


 「そうですね、今日行きますか?」


 「いや、今日はもう遅いし、明日にしよう。明日はもう少し早めに出ればいいってことだし」


 「では、帰りましょう」


 そのまま、仲良く城へと戻った。

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