第二章 人物紹介
人物紹介挿入 17/01/15
公爵
ディアマンテ王国を動かす大物。
彼が風邪をひけば王国が傾くとさえ言われている。
仲の悪い軍部と内政部の間をバランスよくつなぐ財政部のトップ。
頭脳派の印象が強いが苛烈な一面も持つ政治家。
残念ながら名前がまだ決まっていない。
誰か彼に名前をつけてください。
エドワード=フォン=タイタニウム
愛称 エド 18歳
明るく、社交的、勤勉。外見上は人の話をよく聞く好青年。
しかし、実は腹に一物持つ策略家。
幼い頃から後継ぎとして様々な教育を受けてきたためどうしても他人の思考の裏を考えてしまう。
そのため、素直にすくすくと育ってきた弟のアルが大好きだがちょっと苦手。
キラキラした目で自分のことを称えるアルの瞳が眩しくて見られない。
剣も魔法の腕も一流で幼いころからの教育の成果か政治手腕に長けており、現時点ですでに公爵の補佐を難なくこなしている。
来年から王宮勤めが決まっている。
配属先は財務省に内定しているが軍の方に移動するかもしれないと打診が来ている。
アルの家出を羨ましく思いながらも応援してくれた一人。
父や本人にも内緒でパルム行きの手引きをしてくれたのはこの人。
ちゃんと護衛もつけており、実は実行犯が三人ほど闇に葬られているのを知っているのはクロードのみ
初対面から貴也とは意気投合し、自分付きの執事にしたいとも思ったがアルを任せられる人と考えそれは口にしなかった。
貴也の魔道具開発の一番の協力者となり、技術開発局を首になって露頭を迷っていたバルトを貴也と引き合わせる。
バルトロメオ=フォン=マンガン 45歳
天才魔道具研究家
一つのことしか考えられない研究中心主義、社交性は皆無で事務処理能力も皆無。
生活力も皆無。金銭感覚も皆無
ただし、魔法関連に関しては天才的。
いくつもの魔法理論を解明し、論文を多数発表。
実用レベルの魔道具の開発もしている。
しかし、研究以外に興味も能力もないため、変人扱いの嫌われ者。
バルトのことを評価していた技術開発局の局長が定年退職し、次に選ばれた局長に嫌われていた為
濡れ衣を着せられて放逐。
もちろん、特許関連の権利や功績も奪われた。
生活力も友人もおらず、蓄えもすでに底をつきかけて途方に暮れていたところをエドに拾われる。
公爵家の工房で貴也と共に魔道具開発に勤しむことになる。
貴也の部下である。
カトリーヌ=フォン=タイタニウム 13歳
タイタニウム家の長女 末娘
明るく、好奇心旺盛
活発でイタズラ好き。
剣術が好きでその腕は騎士級。
お兄ちゃん子でエドワードラブ
アレックスのことは揶揄いの対象
エドと仲のいい貴也のことをよく思っていない。
クロード=タイタニウム
本名 クロード=フォン=ケリアル
サフィーネ帝国 男爵家の三男で跡目争いを嫌い執事となる。
帝都の執事学校を首席で卒業する鬼才
戦闘能力はランクSS
戦闘指揮、家事、政治、経済、財務、法学、すべての分野で超一流
指導力もあるが、彼の真価は卓越した指揮能力である。
彼に率いられたら素人集団でもプロに負けない。
仕事には一切妥協しないがプライベートでは意外と好々爺
子供や孫がいたら、甘々な親になっていたことだろう。
エリザベート
タイタニウム公爵家の教育係
礼儀作法から法学、工学などの学問まで網羅する教育のスペシャリスト。
先代国王の乳母兼教育係兼専属メイドを務めた才女
見た目は三十台半ばだが実は二百三十歳。
エルフの血が混じっているらしく先祖返りで長寿命を得た。
だからエルフほどの寿命はないが推定で四百歳はいくだろう。
純血のエルフは種族によって違うが大体八百~千歳は生きる。
ハイエルフともなると寿命はないとも言われている。
他人にも自分にも厳しい人
怒鳴ることはなく淡々と窘めるので逆に怖い。
クロードさえ頭が上がらない公爵家最強の人。
戦闘力はほぼゼロと言われているがそんなわけがないと貴也は睨んでいる。
カタリナ
タイタニウム生まれのタイタニウム育ち。
成績は優秀で大学卒業後、公爵領 内政庁に一般事務員として入庁
所属は山岳環境部。
年齢28歳で現在結婚をかなり意識している。
エリート官僚との結婚を狙っている。
見た目は秘書系のクール美女なのだが、軽い言動とおしゃべり好きな残念美人。
非常に優秀で真面目に働けば簡単に出世できそうなのだが出世に全く興味がない。
一般的な領都民の子供で親は普通の人と普通に結婚してほしいと思っている。
歴史編纂委員会
世界を股に掛ける謎の組織。
いつの時代からか各国や貴族家に入り込んで暗躍していた。
裏から歴史を操る謎の集団。
現在、調査が進んでいるが全く進展していない。