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幸せの蕾

作者: 雪傘 吹雪

何だか毎日怠惰

ぼーっとしている時が多い


怠けているだけだけど

少しだけ幸せ


雨降る街を眺める時


本をゆっくり読む時


数学の問題を解く時


どれを聴こうかCDを睨む時


灰色の空を見上げる時


灰色の道を見下ろす時


貴方の横顔を見つめて恍惚する時


全ての動作がゆったりとしていて

上の空

穏やかに生きる

貴族の様な優雅さ


怠惰への言い訳かもしれない


だけど

この静かな暮らしが好き


小さな幸せの蕾

それを自分の心の中庭に植える

花が咲くかは分からない

そのまま元気が無くなるかもしれない


だけど、それはそれでいい

幸せをひっそりと抱えておく


誰かをこの庭に招待したりはしない


これは私の人生だ

青春だ

誰かに踏み入られて良いものでは無い


私の蕾は守る

私が水をやる


そして、花が咲いたら

それを見て

うっとりする


小さな蕾を

幸せの蕾を

ずっと大事にしていたい

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