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魔女のいない世界で  作者: 海乃果
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夕食

 さらに2時間歩き19時となったところで夕食休憩となった。


 瞬と凛は1時間半休憩だが、陸海警備のメンバーはそれぞれ30分交代で休憩である。


 山田のバックパックからアルファ米が出され、お湯で戻す。おかずはないが、味噌汁が付いていた。


 現状はこれでも贅沢ということかもしれない。


 最初の30分は瞬と凛と近藤の3人だ。


 3人とも無言でアルファ米を食べる。


 近藤は5分くらいで食べ終わり、その後は横になっていた。


 瞬と凛はゆっくりと食べる。


 凛がバッグの中に入っているフルーツ味の携帯食料を見つけ、半分割って瞬に渡した。


 デザートか、などと考えながら瞬も食べる。


 近藤が警戒に立つと山田と加賀が食事にやってきた。


 瞬と凛は食べ終わってお互いに足のマッサージをしている。


 どこか緊張感のないその姿に山田と加賀は少しにっこりとしてしまう。


 この時間のうちにと、山田は無線機を回収して充電を開始する。


 急速充電なので30分では回復できるはずだ。


 32歳の加賀と27歳の山田は陸自の先輩後輩で、陸海警備でもそうなので山田はかなり丁寧に言葉を使っているように思える。


 ちょっと加賀の見た目からしても女王様と下僕のようにも思える。



 瞬と凛はお互いのマッサージを終えた後通路を背もたれにして並んで座る。


 「凛、こんな目に合わせてごめん」


 「ううん、大丈夫」


 「凛は必ず俺が守るから、魔女が来ても守るから」


 「うん、私の騎士ナイトだもんね」


 「ああ」


 瞬が凛のことをぎゅっと抱きしめる。凛も瞬を抱きしめる。



 「いいわね、あれ」


 「え、加賀さんならしてくれる人いくらでもいるでしょう」


 「そんなわけないでしょ」


 「そうですか?」


 「そうです」思いがけず首を大きく頷く加賀の体が揺れて大きな胸もまた波打つ。


 山田は少し恥ずかしそうに目線を外した。



 20時半になり夕食休憩が終わるとまた西へ歩き始める。


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