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魔女のいない世界で  作者: 海乃果
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夕凪しずか

 食事を終わらせたのが午後3時、東京で失踪事件があったのは東京西部にある日野市というところだ。


 ここからだと日野までは約1時間。6月の東京は日も長いが、なにがあるか分からないところに夜間になるような探索はしたくなかった。


 瞬は少し考えて西ヶ原に帰ろうと切り出した。


 JRと南北線を乗り継いでマンションに着いた。


 時間を見るとまだ午後4時だった。


 8時まで活動するとしてもあと4時間ある。


 瞬は支給されたパソコンを使って、魔女の情報を集め始める。


 資料によると明治時代以前も目撃例はあるようだ。


 ただ、古い資料については難解で瞬や凛の知識では読み解くことができない。


 スマホの画面で日野市の地図を見る。


 失踪時間があった場所、魔女の館と呼ばれている洋館。 


 洋館については当時の写真週刊誌が面白おかしく取り上げた資料に載っている写真がある。


 

 その週刊誌の記事によると、日野市平川町に5年前から美しい20代と見られる女性が住み着いたという。


 その女性は親の財産を相続したということで、大きな洋館に住んでいた。


 しかし、その女性が住み始めてから周辺の住民が1人、また1人と失踪するようになった。


 失踪した人は合計で8人。


 下は9歳の小学生の男の子から上は無職の63歳の女性まで様々な年齢、職業の人が失踪した。


 警視庁日野署も捜査本部を置き、事件の捜査に当たった。


 そこで、平川町に住むその女性が重要参考人となった。


 女性の名前は夕凪ゆうなぎしずか。


 しかし、捜査関係者が調べてみると夕凪しずかという名前の戸籍は日本中どこにもなかった。


 そして、取り調べ後、帰宅途中に夕凪は忽然と姿を消した。


 その後、現在に至るまで足取りは掴めていない。

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