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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
神が創りし至高のケモ耳
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第93話 最後の調整



「いや〜、驚きの美味しさだった…ユウキくん!世界一狙えるよ本当に!!」


「そうか?まぁ、そんなことよりも大会の受付は大丈夫だったんだよな?」


「そんな事って…僕は真面目に言ってるんだけど…珍しく」


「珍しく?普段から真面目にやれ!それよりどうなった?」


「はー、大会の方は滞りなく受付は終わってるよ?コレが予選のブロックなんだけど、二人とも別の山に居るから当たるのは本戦だね」


「よ、よかった〜、いきなりユウキさんと一緒だと嫌だったので…」


「よかったわね…他に気をつける相手は居るのかしら?」


「そうだなぁ…うちのギルドからAランク冒険者が何人か出てるけど、君たちの実力なら問題ないと思うな〜、それよりもアメジスティアから来た勇者くんとかそのお仲間とかが厄介になるんじゃない?」


「おっ、そういえばあいつらも出るんだったな…ソラのブロックは…よかった、俺たちとは別だな」


「一応約束通りアルファとデルタで登録しておいたから、当日は身元請負人の僕の所に顔だけ見せに来てね?」


「あれ、イリヤはそんな事になってたのです?」


「そうだよ〜?感謝してよね!まぁ、美味しいケーキをご馳走してもらったからこの分はチャラで良いけどね〜?」


「いや、そんな制約があった事は知らなかったから助かりました」


「気にしないでいいって!それよりもほら!大会は明日だよ?このブロック表はあげるから対策とか要注意人物とかの顔を覚えといたら?」


「ん、貰ってく」


「イリヤお兄ちゃんありがとー♪」


「どういたしまして!あっ、次来るときも手土産よろしく!できれば甘い物で!」


「わかったわかった…それじゃ、俺たちは失礼するぞ」


「ばいばーい」



イリヤの部屋から退出し、受付に居たモンドに一言告げ、冒険者ギルドを後にする俺たちは、とりあえずそこら辺のレストランで食事を取り、郊外へとやってきていた。






〜〜sideリン〜〜






「よーし、んじゃリリア!最後の調整するぞ!ありったけの力を使って俺を殺すつもりでこい!」


「わ、わかりました!風神の陣脚発動…行きますっ!」



唐突に始まったユウキお兄ちゃんとリリアお姉ちゃんの闘い…私の目で追えないほど速く動くお姉ちゃん…凄い


「リンちゃん?危ないからもう少し下がりましょうか」


「ん、わかった。お兄ちゃんは大丈夫?」


「うーん、大丈夫じゃないかもしれないわね…違う意味で」


「?危ない?」


「まぁ、見てればわかるのです!リン、コレ食べるといいのです」



私は椅子に座り、ミスティちゃんに渡されたぽっぷこーん?と言うものを食べさせられた。美味しい



「そろそろ行きますよ!」


「いや、早く来いよ…なんでヒュンヒュンしてんだよ…」


「か、感覚を確かめたかったんです!!減らず口を叩けるのも今のうちだけなんですからね!」


「はいはい、早く来なさいな…」


「くっ!いいでしょう…西音寺流刺突術 初伝 翡翠ッ!!」


「うおっ!速いな!!」


「なんで普通に対応してるんですか!?」



大丈夫しゃない、ローズお姉ちゃんの言葉の意味を理解した。


確かにリリアお姉ちゃんの動きを完璧に見切ってるお兄ちゃんは大丈夫じゃないかもしれない…



「凄い…何あれ」


「くっくっく…我がマスターの偉大さに気付いたようだな…なのです!」


「ミスティちゃん、お兄ちゃんは何者?」


「我がマスターは神が送りし断罪の使者…この世の魔神族を滅び尽くす者…なのです!」


「さっきからどうしたのミスティちゃん」


「え、マスターが俺の説明をする時はこうしろって言ってたのです!」


「はぁ…後で叱っておかないと…」



ミスティちゃんの謎の行動はお兄ちゃんが原因らしい。ちょっとカッコいいなって思ったのは内緒にしなきゃ


「ん、二人はどっちが強い?」


「「それはもちろんマスター(ユウキくん)」」


「パパはさいきょーなんだよー♪」



お父さんを倒したのはリリアお姉ちゃんだと聞いた…けど、それよりも強いお兄ちゃんはどれ程の強さなのだろう?


私はそれなりに戦える方だと思っていたけど、2人を見てると自信が無くなってくる。



「くっ、このっ!」


「ほい、ほいっと…そんなんじゃいつまでも当たらんぞー?」



あの連続攻撃を危なげなく交わすお兄ちゃん…私なら一撃も見切れず倒されているはず…



「うぅ…私弱い…」


「ん?リン、気にするななのですよ!これから強くなれるのです!リリアなんてこの前まで泣きながら剣を振ってたのです!」


「うふふ、懐かしいわね…毎日泣きながら帰ってきたのを思い出すわ〜」


「リリアお姉ちゃんは泣き虫さんだよー♪」


「ちょっと!外野は黙っててください!?」


「ぶふっ…3歳児に泣き虫って言われてるぞリリア…あっはっはーっ!」


「なぁっ!?許しません…許さないですよユウキさん!!」



あんな強いのにこの前まで泣きながら帰ってきた…?想像できない、見てみたかった



まさかユウキが原因で泣いてるとは露知らず、後に自分もリリアのようになるとは思っていないリンなのであった。


カンッーーキンッーー…



鋭い金属音が鳴り響く荒野…その音に釣られるようにやってきた魔物の駆除をローズお姉ちゃんがそっちを見る事なく行っていた。


ローズお姉ちゃんも凄い…この人達と居れば私ももっと強くなれる…のかな…


「それよりもミスティちゃん?あなたまた使われてないけどよかったの?」


「あぁ!?忘れてたのですぅぅ!!」





〜〜sideユウキ〜〜





「そろそろやめるか〜」


「はぁ、はぁ…相変わらず化け物ですねユウキさん…ふぅ…」



30分ほどは打ち合っていただろう。


お互いに切り札は使わないで初級、中級までの技で剣を振るっていた。


「お疲れなのです!」


「あり、がとうございます…疲れた〜」


「それよりもマスター!なんでまた私を使ってないのです!?」


「えー、さっきさり気無くどうするか聞いただろ?ミスティも動くか?って言ったら、お腹いっぱいなので嫌なのですーとか言ってたじゃん」


「そ、それはマスターと戦うかどうかの話じゃなかったのです…?」


「んなわけないだろ…まぁ、また次の機会にな?」


「今回は私が悪そうなので引き下がるのです…でも!次はちゃんと言って欲しいのです!」


「わかったわかった、それよりもリン?どした?」


さっきから俺の袖を掴んで離さないリンの行動が気になり声をかける。


「ん、お兄ちゃん…私も強くなりたい」


「なるほどな…感化されちゃったか…まぁ、この大会終わったら特訓するか〜」


「ん、頑張る」



この後俺たちはホテルに戻り、残りの時間をゆっくり過ごす事にした。



リリアの落ち着きの無さが目立ったが、明日テンパるなよ?





次の更新は明日の正午になります!


そろそろ10万pv行きそうですね…何か記念のSSを投稿しようと模索してます…

ミスティ→城の探索の話

リリア→特訓時の話

紅葉→ユウキとの出会いの話

雪→幼少時のユウキとの話

…この4人の中の誰かの話になるかなぁ…


どれが良いかアンケート取りたいけど、取り方がわからないので、コメントか何かでコレ読みたい!ってのがあればお願いします!


因みに1万時くらいになる予定…下回る事は無いです(断定)二話構成にはしません!

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