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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
神が創りし至高のケモ耳
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第85話 選択ミス

すみません…疲労でぶっ倒れてました…


なんとか今日中に更新できました…




「んじゃ、とりあえず座ってください」


「あ、あぁ…一瞬でこんなモノを作り出したのか…?」


「いえいえ、これは元々作っといた奴を亜空間から取り出しただけですよ?魔法で固定化しといて」


「…今日はエルの奴が居なくてよかったな?きっと今頃質問攻めだったぞ?」


「あ、あはは〜、そんな事よりもこの森についてですが、この森の名前はご存知ですか?」


「ん?あぁ、神獣の森だろう?知ってるも何も神獣が収める地域は他にもあるからな。この地の守神として君臨してるのは確かフェンリルだったか?」


なるほど…他にも此処みたいな場所があるのか…早めに手を打たないと魔神族の企みによってリンネさんのように犠牲になる神獣も出てくるかもしれないな…


「……そのフェンリルですが、魔神族の手によって闇落ちさせられてました。手の施しようが無いくらい瘴気に汚染され…仕方ないので討伐しときました」


「なにっ!?神獣を討伐してしまったのか!?……ユウキ殿が何もできなかったのならいた仕方ないか…浄化は済んでいるのか?」


「えぇ、追悼も兼ねて俺の魔法で浄化したのですが…魔核を壊したおかげで死ぬ間際に正気を取り戻しまして…色々と話をしたんですけど…」


「神獣と会話を…詳しく聞かせてくれ!」





神獣との話の内容を一部割愛して話終えた俺は、アウリムの目をじっと見つめる。


「この件は他言無用でお願いしますよ?この森から神獣が居なくなった事は、なるべく伏せておきたいので」


「それは構わんが…だからといってインカローズ王に伝えないわけにもいかんからな…報告は俺がしておこう。ユウキ殿達はこの後行く所があるのだろう?」


「えぇ、直ぐにでも森に戻ってフェンリルの子を保護しないといけないので…武闘大会が明後日なので、今日中に見つけ出して明日には街に戻りたいんですよね」


「そうか…武闘大会にユウキ殿も参加するのか…」


あっ、そっちの方が気になる感じね?


「えぇ、この手のイベントは外せないので…まぁ、ユウキでもラピスでも無い、無名の冒険者として出ますよ?素手で」


「あの大会に素手で!?…そちらのお嬢さんは使わないのか?」


「あー、ミスティを使ったら目立つし、何より相手の武器を壊したら申し訳ない気持ちになるでしょう?」


「まぁ、わからんでも無いが…ソラ殿も毎日努力を重ねてきた…足元を掬われないようにな…」


「おっ、騎士団長お墨付きですか…それはますます楽しみですね…でも、それは対戦が叶った時なので、その前に倒されないようにギリギリまであいつの修行を任せましたよ?」


「それに関しては俺よりもモミジ殿に任せるのが適任だろうな…その、俺が言うのも何だがめちゃくちゃ厳しいぞ?騎士団の連中も訓練場でモミジ殿を見かけたら逃げてくるぐらいには…」


えぇ…そんな感じなの…?この後話しようと思ってたけど辞めようかな…


「ユウキさん?他人事みたいな顔してますけど、ユウキさんも中々スパルタですからね??私なんて最初の頃死ぬと思ってましたからね?」


「む?リリア様はユウキ殿に修行して貰ってるのですな…今度手合わせする時が楽しみですな…」


「ふふんっ…今の私ならアウリム団長もちょちょいのちょいで倒してしまいますよ?痛いッ!うー、なんで叩くのですかー!」


「あまりに調子に乗ってたからついね…」


「だって私神獣を倒したんですよ!?ユウキさんも免許皆伝だーとか言ってたじゃないですか!」


「…今なんと…?リリア様がフェンリルを倒した…?ユウキ殿が倒したのでは…?」


「ん?いや、倒したのはリリアだよ。修行の成果を見てみたくてそっちに居るローズと2人で戦わせてたんだけど…結果一人で倒し切ったよ」


「なんですと!?あの剣を持つと10分で腕が動かないと泣きじゃくっていたリリア様が!?」


「な!?ユウキさんの前でなんて事を言うんですか!?」


「ほー、リリアはそんな感じだったんですね…確かに最初の頃は泣いてたっけ?」


「し、知りません!そ、そんな事よりも早く行かないとですよ!アウリム団長も鍛えておかないと、次会った時は私に負けてしまいますよ?」


「は、はは…これは俺も本腰を入れて鍛え直さないとまずそうだ…よし!この森に魔獣が居ないのなら一日野外演習でもして戻るとしよう!ユウキ殿、図々しいのを承知でお願いしたいのだが、1日この地を拠点として使えるようにできないだろうか?」


「ん?そんな事でいいなら森に戻る前にやっときますよ?」


「すまん、恩に着る。それじゃ、早速で申し訳ないのだが動くなら早い方がいいのだろう?」


「ん、了解です。あっ、此処に神咲と雪姉を呼んでもらえないですか?出発前に一応声をかけておこうと思うので」


「あー、そうして貰えると助かる…正直、昨日ユウキ殿の所から引きずって連れ帰ったのは失敗した…森へ連れてけと煩くてな…仕方無しにソラ殿が俺から一本奪えたらいいぞ?なんて咄嗟に言ってしまったら、目の色変えてソラ殿の特訓をしてな…1日でしあげて来て、今朝模擬戦で一撃貰ってしまってな…それで此処までやって来たのだ」


そんなめんどくさい事になってたのか…すまんソラ…二人のサンドバッグはキツかっただろうな…何か詫びでもしないと…


「あっ、そうだ…奴が使ってた剣…アレを聖剣に戻してソラにプレゼントするか…」


「む?それは助かるな…だが、魔神族が使ってた剣は遥か昔に魔剣に変えられた筈…フェンリルよりも邪悪な力を蓄えているのでは無いか?」


「んー、あの剣は何となく大丈夫だと思うんだよね…根拠はないけど…だけど時間かかるから大会には間に合わないから、浄化が終わったら渡しに出向くよ」


「うむ、了解した。では、俺はモミジ殿達を呼びに行ってくる。リリア様、そしてミスティ殿、ローズ殿、ルビー殿…失礼する!」


「ご苦労なのです!」


「ルビー?バイバイは?」


「んー?おじちゃんまたねー!」



ミスティさんが妙に偉そうだが、まぁ伝説の剣様だし、アウリムも何も言わないし大丈夫なのか?


それよりもルビーのおじちゃんって言葉で若干傷ついてそうなのが、ちょっとだけ笑える。




しばし皆んなと談笑していると、バサッ!と勢いよく天幕へと駆け込んでくる者が2人。


まぁ、モミジと雪姉なんだけど…なんか様子がおかしい…


「はぁ、はぁ…ユウキくんだよね?」


「はぁ、はぁ…ゆうちゃんよね?」


息を整えるタイミングさえシンクロした2人の質問に、何言ってるんだ?と思ったが、そういえば今の俺は見た目女の子なんだったわ…と思い「そうだぞ?そのうち戻ると思うけどね」と言う


するとなんだろ?ワナワナ震えてる2人が目を見合わせて頷きあっている。


「え?何?怖いんだけど…」


「お二人ともどうされたのでしょうか…」


「おー?お姉ちゃん達どうしたのー?ぽんぽんいたいのー?」


俺たちが2人の様子を見守っている


そして…


「可愛すぎるよユウキくん!もう我慢できない!」


「ゆうちゃん可愛い…いいよね?いいよね?ね?」


「え!?ちょっ!!?何してるの2人とも!?」


いきなり飛びついて来た2人はあろうことか俺を挟み込み頭を撫でたり、匂いを嗅いだりと好き放題してくる。身体中弄られてる感じでゾクゾクするんですけど!?


「あーっ!!2人とも何してるのです!!ずるいのです!!私も我慢してたのですよ!?」


「えぇ、そうよ?真面目な雰囲気だったから我慢してたのに…こうなったら私も参加させてもらうわね?ごめんなさいねあなた」


「わ、私も!!ユウキさんごめんなさい!!」


「ちょっ?!お前ら!!この…裏切り者ぉぉぉおおお!!!」






俺の悲鳴は外に聞こえる事は無く…1時間程おもちゃの如く扱われた俺はヘロヘロになりながら、森へと戻るのであった。





次の更新は明日中にアップします…

体調が悪いんじゃー


そろそろどっかで報告できるようにしたいなぁ…

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