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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
神が創りし至高のケモ耳
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第73話 勇者達の探索 下

すみません!投稿ミスってました…






「えぇっと…イブ様…でしたっけ?何のようですか?私は忙しいので早く戻してもらっていいでしょうか?」


「私はって…もしかして私のこと暇だと思ってるの!?酷いよ!」


「いえ、そんなことよりもユウキくんのことを何で知ってるんですか?」


「そんなことより…ま、まぁ話を聞く気になったならいいや!そうだよ!僕はユウキ君に加護を与えた全能神…イブちゃんでーす!」


「そういうのいいので…ユウキくんをここへ呼んだ事がある…そういう事ですかね?」


「うん!そうだよ?その時にスキルを上げたんだけど…最近来た時に虐められてね…その仕返しができそうだから君を呼んだってわけ!」


「…仲良さそうですね?仕返しって言ってもユウキくんに危害加えるなら…」


「待って待って!そんな怖い顔しないで!?大丈夫だよ!ユウキ君に何かするんじゃなくて、君に特別なスキルを上げるだけ!」


「私に…ですか?まぁ、貰えるなら貰いますけど…」


「くっくっく…ユウキくん覚悟しておけ!日頃の怨みをここで晴らす!」


大丈夫なのかな?この女神様…はぁ、ユウキくんもこんな気持ちだったのかな?だとしたら虐めてしまうのも仕方ないんじゃ無いかな?


「ちょっとそれどーゆこと!?」


「あっ、もしかして心読める感じですか?」


「ふふんっ、神様だからね!それよりも紅葉ちゃんに上げるスキルはこれだよ!」


女神様から私の所にモヤモヤした光が飛んできて、私の胸のあたりに吸い込まれる…


「今のは…」


「今のがスキルになるから確認してみて?多分喜ぶと思うよ?」


「わかりました…えっと…魔闘神探知……?えっとこれは…」


「説明すると長くなるんだけど…」



女神様曰く、ユウキくんは既に半分神様…半神になってるらしく、生半可なスキルでは認知できないらしい。


そこでこのスキルを使うことによって、今何処にいるのか、姿を変えたりしていても、私にだけ本当の姿で見えるようになるらしい。



「なるほど…これは素晴らしいですね!ありがとうございます!」


「でしょう!?いやー!我ながらいいアイデアだよねー♪ユウキ君は誰にもバレたくない…でも、紅葉ちゃんはユウキ君と会いたい…そして私はユウキ君に嫌がらせをできる…一石三鳥のスキルだよね!?」


「理由はさておき、私にとっては良いことなので嬉しいです!後、この創造神の加護というのはもしかして…」


「あっ、気づいた?そうだよ!私の加護で呪いとかそういった類を全て無効にしてくれるんだよね〜!どお!?凄いでしょ!?」


「はぁ…そうですね」


「でしょう!?さらになんと!!不老不死になれるんだよね〜!やったね!これで紅葉ちゃんもユウキ君とずっと一緒に入れるよ!」


「あっ、そっか…ユウキくんは半神だから死ぬ事はないんですね…ん?私も…?」


「そうだよ?さっき紅葉ちゃんと勇者君が話してたのはユウキ君本人だからね!その周りにいた女の子達も全員ユウキくんと同じ加護を持ってるんだよ♪」


なるほどなるほど…てことは、ユウキくんは少し目を離してる間にハーレム野郎になっていたと…


出遅れちゃったのかな…もう私なんて相手にしてくれないのかな…うぅ、やっぱり無理やりでも付いて行けばよかったな…



「あー、そんなに悲観しないで?ユウキ君は、紅葉ちゃんのことをちゃんと考えてるよ??この前話した時に相談されたんだよね〜♪ハーレム野郎になった俺を紅葉ちゃんや雪ちゃんは受け入れてくれるかな?ってね♪珍しく弱気だったからよく覚えてるよ!」


「ユウキくんがそんな事を…」


「うん♪だから気にせず突撃しなきゃ!ユウキくんは鈍感だからね〜、生半可なアタックじゃ靡かないんじゃない?グイグイ行きなよ!」


「わ、わかりました!まさかこんな残念そうな女神様にアドバイスされるなんて…この恩は忘れません!」


「一言余計じゃないかな!?…まぁ、いいや!今日の私は機嫌がいいからね〜♪んじゃ、そろそろ時間を止めたままだと怒られちゃうから…戻すからね?頑張りなよ?」


「はい!ユウキくん…覚悟しててね…」


「……もどすね…ユウキ君…生きて会える事を願ってるよ…」


何故か引きつった笑顔の女神様を最後に、冒険者ギルドへと意識が戻って行く。



そして、急いで立ち去ろうとしてるユウキくんの腕を掴んで止め、耳元で一言だけ告げる。



「あっ、ちょっと待ってもらえるかしら?…貴方ユウキくんでしょ?詳しい話…今度聞かせてもらうからね…?」



吃りながら人違いだと告げるユウキくん…だが、さっきまでとは違い、私にははっきりとユウキくんの姿が見えている…


ふふふ…ニガサナイワヨ…



「?神咲どうした?それよりも俺達も戻ろうぜ!アウリム団長に今日聞いた話をしないとな!」



こうして私達も冒険者ギルドを後にする。


私の視界には…ユウキ君が今何処にいるのかはっきりと見えていた。



「絶対に何があったか聞かせてもらうわよ…ユウキくん!」



私の言葉はインカローズの夜の街の活気の中に溶け込み、消えてゆく…



ユウキに待ち受ける未来がこの時決定していたのだった。






次の更新は明日の正午になります!

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[気になる点] 「あっ、気づいた?そうだよ!私の加護で呪いとかそういった類を全て向こうにしてくれるんだよね〜!どお!?凄いでしょ!?」向こう←無効っていう誤字報告 [一言] ついにストー… いや、位置…
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