表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
神が創りし至高のケモ耳
75/244

第72話 勇者達の探索 中

2分割とか言ったけど嘘でした!

次回で終わります!多分!




「えぇ!?別の奴が受けるのか!?」


「どうしたの天空くん?トラブルは辞めてよ?」


「なんで俺がトラブル起こした前提で話しかけてくるんだよ…それより聞いてくれよ!この依頼を受け奴がいるんだってよ!」


「へー、でもそれって同じ依頼を受ける事はできないの?」


「ん?あぁ、規則でな…申し訳ないがこの依頼をさっき持ってきた奴がいてな…今ギルド長と話をしてる最中なんだ」


「へぇ…ギルド長に…それって待っててもいいのか?せめてそいつらの顔でも拝んどこうと思うんだけど」


「それは問題ないが…中々ギルド長の話は長かなると思うぞ…まぁ、待つのは勝手だ。好きにしろ」


「ういっす!んじゃ、神咲!悪いから先帰っててもいいぞ?」


「んー、何か待ってた方がいい気がするから私も一緒に待ってるよ?」


「そうか?まぁ、俺も話し相手が居る方がいいし…なら、酒場の方で何か適当に食おうぜ!」


「夕飯はホテルで食べるって言ってたけど…まぁ、軽食くらいなら付き合うよ〜」


そうして私達は酒場の方へと移動した。


そこで噂の的になっている人物がいた。


「いやー!それにしても昼間のあいつ…半端なかったよな!あのモンドさんをデコピンで吹っ飛ばした奴…ありゃバケモンだぜ…」


「あぁ、その話か…今この街中その話題で持ちきりだよな…くぅ〜、俺もその場にいたかったぜ!なんで呼んでくれなかったんだよ!」


「いや、だってお前呼びに行ったのに、二日酔いで死んでるからそれどころじゃねぇ!とか言ってキレてただろ…俺のせいにすんな!酒癖の悪いお前が悪い!」


「なんだと!?」


仲良さそうに談笑していたのに一瞬で喧嘩になった…流石?冒険者ね…


遠巻きにそんな事を思いながら彼らを見てると、何を思ったのか天空くんがそちらへと近づいて行った。


「おっちゃん達!喧嘩はやめとけって!それよりもさっき話してた冒険者の話聞かせてくれよ!」


「あぁ?なんだお前?俺の話を聞きたいのか?」


「おう!聞かせてくれ!ただとは言わないぜ?一杯酒を奢るってのでどうだ?」


「おっ、わかってんじゃねーか!こいつと喧嘩してる場合じゃねーな!おーい!酒を持ってこい!」


「ちっ、なんだよ…俺も酒だ!酒をくれー!」


「ちょっと天空くん!?何してるのよ!」


「情報収集だって!チラッと聞いただけでも強そうだろ?そいつ…武闘大会のライバルになるかもしれないしな!」


ちょっと一理あるのがむかつくけど多めに見てあげますか…


「そう言う事なら仕方ないなぁ…」


「だろ?そんじゃおっちゃんよろしく!」


「おっちゃんは辞めろ!俺はガイってんだ!こほんっ、じゃあ話すぜ?」



ガイさんから私達が聞いた内容は、耳を疑うような内容だったのだけれど…Aランク冒険者が喧嘩をふっかける振りして新人に経験を積ませようとしたら、逆にやられてしまった…それもデコピンで…そんなことありえるのかな…


「ガイさん、少し質問があるのだけどいいかな?」


「おっ、嬢ちゃんの質問だったらタダでいいぜ?なんでも聞いてこい!」


「俺の時と態度が違いすぎないか!?くっ、コレが美少女と野郎の違いか…」


「あはは、それよりもその凄く強い人って黒髪でした?金髪の女の子と一緒だったとか?」


「ん?よく知ってるな嬢ちゃん!その通りだが…だが、嬢ちゃん並みの美少女が3人とチミっ子が1人だったけどな!羨ましいぜ全く!」


「強い奴には女が集まってくるんだろーよ?あの時のギルド内は突然現れた美女に浮き足立ってたが…モンドの野郎が話しかけた瞬間、女達の方がモンドの喧嘩を買った感じに見えたなありゃ…男の方も苦労してそうで少し同情したぜ」


「黒髪か…神咲はどう思う?でも、あいつが女を侍らせるかなぁ…性格的に」


「んー、確証は無いけど…それに…もしユウキくんがそんな事してるなら…ちょっとお仕置きが必要かも…ね?」


「……今すぐ逃げろ西音寺…殺されるぞ…!」


「「なんか知らねぇがユウキとやら逃げてくれっ」」



私がユウキくんへのお仕置きの内容を模索していると、ギルドの奥から女の子を侍らせた普通の人?が出てくる。すごい違和感を感じるんだけど…なんなんだろあの人



「おっ、確かあいつらだぜ?さっき兄ちゃんが受けようとしてた超危険な依頼を受けたって奴」


「マジ!?ちょっと挨拶してくるわ!ガイさん話あんがとな!これ、酒代!」


「あっ、ちょっと!お二人とも暇つぶしに付き合わせてしまいすみませんでした!」


2人にお礼を言った私は、急いで天空くんの元へと向かう。後ろから程々にな〜と言う声が聞こえたが、何を程々にするのだろうか?


「おっ!戻ってきたな!君達がこの依頼を受けるんだって?俺も受けようとしてから、どんな奴が受けるのか待ってたんだよ!」



「ちょっと天空くん初対面の相手に失礼でしょ…お気を悪くしてたらすみません。後で躾けておきます」


「マジかよ…」


凄く嫌そうな顔をした青年が此方に振り向く



「初めまして、俺達は幻想旅団だ。名前はオメガというが、クラン名だけでも覚えておいてくれ」


「あぁ、よろしく!俺は天空だ!クラン名?とかそういうのは無いけど…んで、こっちが神咲」


「初めまして?なのかしら…?なんか知ってる匂いがする」


「いや、初めましてだ。間違いないぞ、うん」


「そうかしら?まぁ、いいわ。それで貴方達はこの依頼を受注できたのかしら?」


「あぁ、滞りなく受けられた。俺達は急いでるから失礼するぞ?ではな」


「あ、あぁ…呼び止めて悪かったな…」



この匂いはユウキくんで間違いないはずだけど…何処からどう見ても別人なんだよなぁ…おかしいなぁ…


私がそう思っているとその場を足早に去って行こうとするオメガさん?に天空くんが別れの挨拶を済ませてしまう。待って!まだ確認したい事が!



その時、私は咄嗟に願った。ユウキくんか判断できる能力が欲しい!と…



そして、それは思わぬ形で叶うのであった。



「ふっふっふ…いつも虐められてるから仕返しだよユウキくん!初めましてモミジちゃん♪私はイブ…この世界の女神様で〜す♪」



時が止まったと思ったらいきなり、謎の白い空間へと来ていた私の目の前に、女神を自称する謎の頭弱そうな子が現れたのだった。



「いきなり辛辣すぎない!?」




次の更新は明日の正午になります。


余裕あればもう1話更新します!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ