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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
神が創りし至高のケモ耳
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第66話 インカローズ

ごめんなさい…もしかしたら今夜の投稿できないかもです…吐き気とお腹が…死ぬぅ…



「わぁーっ!見てくださいユウキさん!見えてきましたよ!」


「おおっ!あれがケモ耳の楽園!あれ?あそこの国は獣人の国の中でもどんな人達が住んでるんだ?」


「言ってませんでしたっけ?あそこは共立地!獣人国両立国家インカローズが正式名称だったはずです」


「あら?てっきり武闘大会の開催地だから、ビースト種の国なのかと思ってたわ」


「ん?ローズ、そのビースト種って言う名称は正式なものなの?」


「私も聞いたことないですね…」


「詳しいことはわからないけどペリドットの古い文献には、全身が獣の姿をしてる人達をビースト種、逆に耳や尻尾と言った特徴しかない人達のことをケモ耳族と言うらしいわよ?」


「「えっ?ケモ耳族…?」」


「あら、知らなかったの?てっきりあなたがケモ耳って言ってるから知ってるのかと思ってたのだけど…」


「いや、知らなかったな…俺は元の世界で獣人の事をケモ耳と呼んでいただけで、この世界の事はからっきしだから…」


「あっ、確かこの名称を名付けたのは初代勇者様らしいから、もしかしたら同じ時代から来ていたのかもしれないわね」


「なるほど、それなら納得だわ…全く何処のどいつだ?勝手に名称をつけるなんて失礼な奴だったんだな、初代勇者ってのわ」


「マスターみたいな人なのです!って、いひゃいのですーやめるのですマスター」


変なこと言う悪い子の頬を引っ張り、それ以上言えないようにする。


「ひ、酷い目にあったのです…前にマスターに聞いた、口は禍の元とはこの事を言うのですね…」


全く!最近の若いもんは…ってミスティは若いって枠に入るのか?わからん


「とりあえずもう少しで到着だ!ルビー?そろそろ起きなさい」


「んにゅー、パパおはよ?にへぇ〜」


「おはよ、ほらあそこ見てみな?見えてきたぞ?」


「んにゅー?おぉー!本当だー!凄い大きい建物があるー!パパ?あれはなにー?」


「あれは多分城だな…一回アメジスティア城を見たろ?あれと同じような物と言ったらわかりやすいかな?」


「んー?でも、色とか形とか全然違うよー?」


確かにそうなのだ…アメジスティアの城は西洋風…それに比べてこの国の城は…


なんと和風なのだ…と言うよりも街並みも何処か日本ぽいし…もしかしなくとも初代勇者とやらの趣味が反映されてるんだろうなぁ…いい仕事するじゃねぇか…


「あれはパパのいた世界で、パパの住んでいた国が作っていた和風の城だな…リリアのお家とはまた違った作りになってるけど、近くに行ってみれば凄さがわかると思うから見学に行こうか?」


「いいですね…私もあのようなお城を見るのは初めてですので是非行きたいです!」


「私も!マスター買い食いしながら観光するのです!」


「いいけど、まず武闘大会の申し込みしてからな?」




その後1時間しないうちに近くまで飛ぶことができたので、そこからは歩いて門まで向かう。



「はい、次の方どうぞ。何か身分の証明になるものはお持ちですか?」


「これでいいかな?」


俺は懐から取り出した冒険者の証を見せる。


「はい、結構です。お連れの方々も冒険者…なのですかね?」


「いえ、こっちの青い髪の子と金髪の子はそうだけど、こっちの2人はこれから登録するところです」



「えっ?この子も登録するのですか?まぁ、身分証明の代わりに登録する親も少なくないか…よし、じゃあ登録が終わったら俺の所まで来てくださいね。一応確認しなくてはならないので」


「了解でーす!ではまた後で!」


なんて事ないやり取りで無事入国することができた。ルビーの登録はできないのかと思ってたけど、案外いけそうだな…


「そしたら先に冒険者ギルドに寄っちゃうけど、それでいいかな?」


「はい!そこで宿の情報とか聞いてみましょう」


「そうね…冒険者かぁ〜結構憧れてたから嬉しいものね」


「そうなのです?私はあそこがあまり好きでは無いのです…お酒くさくて…」


「あー、それはあるな…そしたらみんなコレ使うといいよ?」


俺はそう言い亜空間から取り出したものをそれぞれの髪の毛につけてやる


「えっと…これは?」


「うぉー!私たちのエンブレムの髪飾りなのです!カッコいいのです!」


「あぁ、この髪飾りには浄化の魔法が施されてるから身につけておくだけで、悪臭や呪い魔法の類いを無効化できる。だから酒の匂いも消えて常にクリーンな空気を吸うことができるぞ」


「おー!みんなおそろいー!」


「あなたありがとう。私もお酒は苦手だから凄く助かるわ」


「気にしないで?さぁ、いくぞー」



街の人に話を聞き冒険者ギルドに向かう


「いやー!あっちみてもケモ耳、こっちみてもケモ耳…天空…すまん!一足先にケモ耳を堪能しているぞ!」


まさかこの地に勇者組が来ているなど思ってもいないユウキは、この時はこんな事を言っていたのだが…


「ユウキさん?迷子にならないでくださいよ?」


「それは大丈夫だよ!でも、ケモ耳や尻尾…それにビースト族だっけ?その人達を見てるとなんか改めて異世界に来たんだなぁ…って思うよね?不思議なんだけどさ」


「あら?妖精族も珍しいと思うのだけど…私たちの時はならなかったのかしら?」


「いや、そう言うわけじゃ無いんだけど…俺たちの世界でも結構逸話とか童話で妖精と言う言葉に耐性があるんだけど、獣人ってなると俺たちの世界では存在しない生物だから、なんだ言うか珍しい人とあった?って感じなんだよね」


「あー、わかります!私もルビーちゃんを始めてあった時はかなりの衝撃でした…」


こんな他愛無い会話をしていたらいつの間にかギルドの前までやってきていた


「おっと、着いたな?んじゃルビーおいで?」


「はーい!パパ抱っこー!」


手を繋いで歩いていたルビーを抱き上げ、ギルドの扉を開くと案の定周りから好奇の視線を感じる。


「おい、あれ見ろよ?女ばっか連れてる男…貴族かなんかなのか?」


「うぉ、めっちゃ美女じゃねぇか…」


「俺はあの青い女の子が…」


「「え?ロリコン…」」


「やめろお前ら!!あんな娘が欲しいってだけだよ!!」


ギャーギャー騒ぐ冒険者たちを横目に、受付まで一直線で向かう


「あの、すみません。この2人の冒険者登録お願いできますか?」


「えっ、あっ…はい!承ります!では2人の情報を登録しますので…」


そこからしばらく事務的な手続きを繰り返し、無事登録することができた。


のだが、問題はその後に起こった


「おうおう!なんだ、いい女がいるじゃねーか!おいそこの女?今夜俺と飲もうぜ?楽しませてやるぞ?」


うわぁ…ここに来てテンプレ回収は最悪だ…


上手く立ち回ったなんとかこの場はやりくるめよう…そう俺が思った矢先、問題は更にややこしくなる


「はぁ?私はお酒も貴方みたいな方も好きでは無いです。それに私にはこんな素敵な婚約者がいますので…お引き取り願えますか?」


「あらあら?身の程も弁えられないのかしら?困っちゃうわね…あなた、この下賤な輩が私に気安く喋りかけてくるのだけど、なんとかならないかしら?」


あのー、君たち余計なこと言わないでもらえないかな!?


俺の思ってた展開とは真逆に進みつつある空気に、俺はなんとか介入して丸く収めようと試みるものの…


「あのー、すみません連れが…謝りますのでここはどうか穏便に…」


「できるわけねぇだろうが!!俺様をコケにしたツケはお前が払え!決闘だ…お前を殺してこの女共を俺の奴隷にしてやるよ!」


「まぁ、そうなりますよねぇ…はぁ、めんどくさい…」


「あぁ!?テメェなめてんのか?こっちこい!おい!そこの受付嬢!立ち会え!こいつの死体の処理はお前らがしろ!」


獣人の方は血の気が多いのか、ギルド内に居た人達は決闘と聞いて嫌がるどころか、むしろ囃し立てている。


インカローズに着いて早々コレかぁ…しかも決闘相手…普通の人間じゃん…せめてケモ耳美少女ならやる気になったんだけど…



いきなり始まったテンプレイベントに俺は辟易しながら、ハゲオヤジ(スキンヘッド)に渋々着いていく…




次の更新は今晩…の予定だったのですが明日の正午になります…


基本月曜は更新してなかったのですが…

良い機会なので1日一話に戻そうかな?章の終わりの時だけ日曜複数話更新にしようかしら?

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 「はい、結構です。お連れの方々も冒険者…なのですかね?こっちの青い髪の子と金髪の子はそうだけど、こっちの2人はこれから登録するところです」 何か話してる本人が混ざってるような…? […
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