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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
蠢く小鬼と囚われの妖精
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第35.5話 暗躍する者達

少し短いです…が幕間になります。

割り込もうと思ったんですけどややこしくなるので0.5話として投稿しました!

本日3話目になります。



 闇が支配する丑満時…ユウキ達がまだアメジスティアの王都でアールとの激闘の疲れを癒してる頃。



 世界を闇に染めようと暗躍する魔神族がアメジスティアに程近い廃砦に集っていた。




「あらら、アールのやつ死んだか…」


「まぁ、奴は人間に染まり過ぎていたからな、しかも魔神様を裏切ろうとするなど死んで当然だ!!」


「それよりもアメジスティアに貼られた結界をどうにかしないとダメだろ」


「あぁ、あれね…我々魔神族はあれに近づくだけで弱体化するんだから、とんでもない結界だ…一体誰があんな代物を造れるのか興味があるな〜」



アールが王都アメジスティアを滅ぼそうとしている場に集まろうとしていた魔神族は、突如として張られた結界によって誰も近寄ることができなくなっていた。



 それもそのはず、ユウキがアメジスティアを滅ぼすはずであったアールを討滅し、各地から嫌な気配を携えた者達が近づいて来てるのを感じ取っていたユウキは、アール討滅後…即座に魔神族除けの結界を貼る事にし、今はその結界の維持をエギル達が引き受けている。



「あれを破るには相当な時間がかかる…まずは別の国を滅ぼし、最後にアメジスティアを攻めるのが妥当か…」


「だね〜、それにしても人間も中々やるよね〜、最弱とはいえ邪神になりかけたアールを一晩で討滅するんだもん…殺しがいがあるな〜」


「ふんっ、確かに弱い虫を殺すのは簡単だがつまらんからな…真の強敵を叩き潰してこそ人間共の心を圧し折る事ができるという者!!アールを殺した奴は俺が相手をするからな!手を出すなよラプラ!」


「え〜、それは約束できないよギルファ!早い者勝ちって事で!」


「なんだとっ!?貴様!俺に滅ぼされたいのか?あぁ?」


「なに?やる?僕はそれでも構わないけど?」


二人が睨み合いを始めるとその場に近づくもう一人の魔神族が現れる。


「そこまでだ二人とも、仲良くしろとは言わんが我々は数が少ない。同士討ちは避けたいのだ」


「ちっ、わかったよ!命拾いしたな!」


「それはこっちのセリフだろう?ところで、デルフィはどうしてここに?確かゴブリン共の養殖してたんじゃなかったっけ?」


「あぁ、それなんだが先日に放逐してな…アメジスティアに打撃を与えようとしたんだが、何故か失敗したのだ」


「はっ、あんなゴミを使おうとしたのがそもそも間違いなんだよ」


「それは同意だね〜所詮ゴブリンだし」


「だが、キングもいたのだがな…騎士団一つ滅ぼすことのあるキングを無傷で退けるなどあり得ぬ」


「だけど失敗したのに変わりはねぇだろ?」


「言い訳ばっかしてるのはカッコ悪いな〜」


「くっ、貴様らも何かしたらどうだ?なにもしてない奴よりはマシだと思うがな?」


「おっ?喧嘩売ってんのか?買うぜ?」


「はぁ〜、これだから男は…」


やれやれ、と首を竦めるラプラは魔神族の中でも珍しい女であった。それ故に男である二人よりも冷静であった。



「僕は僕のやりたいようにやらせてもらうよ〜」


「ふんっ、勝手にしろ…」


「俺もそうさせてもらうぜ!じゃあな!」


さーて、この前見つけた蜥蜴ちゃんで遊ぼっかな〜


ラプラはスキップしながらゴブリンの森の奥地へと進んで行く。


「あはは〜、僕が国潰し一番乗りかな〜?待っててね〜羽虫ちゃん達?」




アメジスティアが救われた今…ユウキ達の進む先に待ち受けるのは絶望か…それとも希望に満ち溢れた世界か…





次回の更新は週明けの火曜日になります!





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