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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
第5章 魔王との出会いは平穏な日々の終わり
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第232話 敵の目的

何もやる気起きなくて1話更新になってしまいました…


早めの5月病かなぁ…

 



「んじゃ、早速始めるとするかなぁ…」


「本当に私達居ても大丈夫なんです?R18映像流れませんよね?」


「あなた?教育に悪いから余り酷い事は駄目よ?」


「大丈夫大丈夫!俺がコイツに魔法をかけて、勝手に話させるだけだし!」



 因みにこの場に居るのは仲間達を筆頭に、ミュウラ、ダミル殿、そしてこの村の村長だ。



 本当は関係者以外呼ぶつもりなかったんだけど、村長宅を使わせてもらってる為、追い出すわけにも行かないからな。



 因みに件のヘルズビートルは表で大人しく待っている。


 知能が他の魔物に比べて高そうだし、俺の言葉を理解してるのだろう。



 そんな事よりも…



「魔法で眠りから覚めない様にしてるとはいえ、いつ魔神族から干渉されるかわからないから、さっさと始めるかな」


「あの〜その前に一ついいですか?」


「うん?どうしたリリア?」


「私たちはいつまでこうしてればいいのでしょうか…?」



 俺の視線の先にはリリアと一華が居る。



 反省中ですと書かれたプレートを首から下げ、正座させられている。



 ヘルズビートルをトレインした罰である。



 俺は別に被害が出てないから良いかな?とも思ったんだけど、ローズと双葉が再発防止を兼ねて反省させてるみたいだ。


 後、ルビー達ちみっこ軍団が真似しない様、悪い見本として担ぎ上げてるらしい。



 一華はリリアに巻き込まれただけなのに…かわいそうだな…


 頭を抱えながら「2度とリリアの作戦は当てにしない」と俺に誓っていた。



 ……最近何かとみんな俺に宣言してくるんだけど、俺が神になったからって誓いに来なくていいのよ?




 閑話休題




「リリア達は今日一日それつけとけ……とりあえずイマジンリアリゼーション発動」



 俺はリリアの質問に答え、流れる様に魔法を発動する。


 こうする事によってリリア達に反論させない様にできるので一石二鳥だ。



 俺は雑念を捨て去り、この男の潜在意識に潜入する。




 5分後…




「……なるほどね」


「…終わったの?」


「あぁ、問題なく終わったよ」



 心配そうに話しかけて来た双葉に問題が無いと告げると仲間達がほっと息を吐く。



 それもそのはず、この魔法は使う人によっては逆に精神支配されてしまいかねない。


 特に敵である魔神族が絡み、尚且つ奴らは魔法のエキスパートが多いからな。


 もしこの男に精神支配をかけた魔神族がコイツの動向を逐一把握してる場合、記憶を除いただけでこっちの脳が破壊される恐れもあったわけだ。



 仲間達を危険に晒すのは嫌だったし、俺以外の誰かに任せて失敗されてもめんどくさい。



 それを先に説明していた為、みんな俺を心配していたようだ。



「本当にユウキ様ですよね?」


「リルには俺以外の誰かに見えるか?」


「いえ…いつも通りのユウキ様です」


「だろ?大丈夫大丈夫!」


 リルの頭をポンポンと撫でてやり、俺は先程見た記憶の内容を話し始める。



「よし、それじゃコイツが何処から来て何をしてたかわかったから話して行くけどいいかな?」


「もちろんええで!」



 ミュウラが速攻返事をしてくれた為、仲間達もそれに続く様に俺の目を見て頷く。



「よし、まず初めにコイツは俺たちの魔族領最後の目的地である魔王が治める王都から来たみたいだな」


「王都から……それで目的は?」


「コイツ自身が精神支配されてるだけで余り有益な情報はなかったんだが、目的自体は王都で開かれる魔術大会に乗じて何かするつもりだった様だが……」


「肝心な所はこの男は知らされてないって事ね…?」


「正解、だけど一つだけわかったのは、コイツを操ってた奴は今まで遭遇した事のない魔神族だ」


「……つまり、武闘大会で出現した奴らじゃ無いって事よね?」


「そうだ。それに多分そいつらよりも格は上だろうな」


「そうなんですか?魔神族にも格があるんですね」



 不思議そうに首を傾げているひまりは、魔神族に遭遇した事ないからわからないだろうが、個体によって全く強さが違う。



 人間で言う貴族の爵位みたいなものだな。



 因みにコレはこちら側に寝返ったラプアから聞いた情報だな。



 アメジスティア王国の副騎士団長だったアール殿は、伯爵程度の序列だったらしい。


 因みにラプアも同程度だったらしいが戦闘面ではなく研究面でのしあがってたようだが…



「リリアが前にボコられた魔神族、あいつは実力的には魔神族の中でも真ん中より下らしいぞ?」


「えっ!?アイツがですか!?……あぁでも確かに言われてみれば、そんな気もしますね」


「あの時の魔神族は他の魔神族の固有能力によってブーストされてたみたいだしね」


「他の魔神族が倒されたら割と普通に戦えましたもんね!」


「うぅ…皆さんに助けてもらえなければ私は死んでました…本当にありがとうございました…」


「リリアお姉ちゃん気にしないでー?」


「ルビーの言う通りよ?私たちもいつも助けてもらってるしいつまでも気にしてちゃ駄目よ?」


「ですね。リリアさん、困った時はお互い様ですよ?」


「ん、リリアお姉ちゃんが無事でよかった」


「皆さん…」



 ローズ、ルビー、双葉、リン……4人が駆けつけたおかげで事なきを得たリリアは、その時の教訓を活かし更に強くなった。



 もちろんリリアだけでなく、みんな成長してるんだけどな?




「とにかくだ、この男を精神支配してた奴はかなり用心深いみたいでなんの痕跡も残って無い。そこから考えてみてもやはり序列は上の方だろうな」



「厄介な相手みたいですね…」


「ん、もっと鍛えないと」


「はぁ〜、この世界に来て比較的穏やかに過ごしてたから実感なかったんですけど、そろそろ気を引き締めないといけませんね…」



 この男の処遇は後々決めるとして、まず先にやる事がある。



 それは…



「とりあえず飯にしようか」


「賛成!」×全員




 俺の提案に村長以外の全員の返事が重なった。



 この男はとりあえず亜空間へと放り投げておき、村長宅を後にする。



 外に出るとヘルズビートルが大人しく待っていたので、キャンプ地まで連れて行く。



 因みにこの巨体で村を歩かせると地響きがエグいので、空を飛ばせている。



 飯が終わったら誰に従魔契約させるか決めないとなぁ……









次の更新は明後日の0時頃になります!



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