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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
第5章 魔王との出会いは平穏な日々の終わり
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第222話 第三の都市へ Ⅰ

本日1話目です!


導入回の為短いです。

今日の夜の更新で少し長めにします!

 



「うぅ……まだ暑いのです……」


「ん、お兄ちゃんカキ氷頂戴?」


「リルも欲しいですぅ…」


「はいはいっと、それにしても夏も終わりだっていうのにまだ30度超えてくるとはなぁ…日本の夏みたいだな…」


「そうね。てゆうかこっちの気候って日本と似過ぎじゃないかしら?季節も春夏秋冬よね確か」


「日本がどうかは分かりませんが、毎年夏は暑いですね…それに春夏秋冬も合ってますね!私は春が好きです!」



 この世界の季節が日本と一緒だと肯定しつつ、自分の好きな季節の情報を自己紹介してくれたリリアの姿は、()()の床にうつ伏せで寝転がり、顔だけをこちらに向けている。そんなだらしない姿であった。



「はぁ…リリア、はしたないぞ?」

「だって暑いんですもん…」



 ぶーぶー文句を言ってくるリリアに教えてやるか否か考えていると…


「ルビーちゃん?リリアさんは悪い見本ですからね?こんな風になっては先輩に嫌われちゃいますよ!」


「そーなの?ルビーは嫌われたくないー!リリアお姉ちゃんと一緒はいや!」


「酷くないですか!?私一応これでも王女なんですよ!?」



 自分でこれでもと言い始めてしまったリリアはもう王女としての生活には戻れなさそうだな。だらしなさすぎて…



「それにパンツ丸出しで痴女ってるリリアが何を言っても無駄よね」


「しーーっ!お姉ちゃん見て見ぬ振りしないとダメだよ!」


「ルビー見ちゃ駄目よ?こっちへ来なさい」


「はーい!ママー!」



 おっと、一華が言ってくれたか…

 俺が教えてやろうか迷っていたのはパンツ丸出しで足をバタバタさせてる状態の事だ。



 俺が言わなくても仲間達がボロクソ言ってくれたおかげで、リリアは自らの尻に手をやり、スカートがたくし上げられていたことに気づき、涙目で「なんでもっと早く教えてくれないんですかぁぁぁぁ!!!」と叫んでいた。



「おーい!もう少しで今日寄る村が見えて来たでー!リリアはんのパンツもええけど、そろそろ降りる準備しときーや!」



 御者台に座ったミュウラが俺たちを振り返り、3人目の四天王が住む都に向かう途中に立ち寄る村が見えて来たと教えてくれた。



 そう、俺たちは今魔族領第三の都市、水の都ポセイディアへと馬車の旅をしていた。



 なぜ、ミュウラ邸から転移しないかだって?


 そんなん俺にもわからんわ!!!!




 というのは冗談で、丁度時期的にポセイディアへとミュウラが行商へと向かう時期だったらしく、ついでに護衛をお願いされたのだ。



 もちろん、亜空間に物資を入れて転移しちゃ駄目なのか?と聞いてみたのだが却下されてしまった。



 ミュウラ曰く、道中の村にも物資を運ぶらしくポセイディアや他の都市に行く時も必ず馬車で行くんだとか。



 うん、普通に真っ当な理由だしミュウラに逆らう理由も無いため、護衛を引き受けてこうして旅を共にしているのだ。



 因みに御者はダミルさんがやってくれている。



 そしてフェイトとシロとモモは屋敷へと一旦帰宅している。


 溜まった仕事を片付ける為だ。



「よし、みんな身だしなみなキッチリするようにな?リリアみたいに残念になる必要はないからな!」


「ユウキさん!?」


「はーい!」×リリア以外


「皆さん!?」


 こういう時ノリの良いうちの連中は声を揃えて返事をし、リリアが涙目になっていた。


 相変わらずうちの王女様はいつも涙目です。




 平和だな〜





次の更新は本日の夜23時頃になります!


そろそろ平和も終わりかなぁ〜?

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