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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
いざダンジョンへ!〜運命の分岐点〜
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第180話 予想外の出来事

スマホが壊れました……焦って昨日書かなかったすまぬ…


とりあえず修理してる間は違う端末で書きます…

 


 ディルクレーとリルが落ち着きを取り戻すまでの間、俺はディルクレーに与える罰を考えていた。


「なぁ、みんなは魔神を滅ぼすまでの間メイド姿で過ごすのと猫耳カチューシャ付けて、同じく魔神を滅ぼすまでの間にゃんを語尾につけるのだったらどっちがいい?」


「なんですかその究極の選択……はっ!?もしかして私に強要するつもりですか!?ごめんなさい!いくら先輩の事好きでもそれはできないです……あっ、でも2人だけの時とかなら…」


「ん?最後聞き取れなかったんだけど…とりあえず後輩の事じゃないよ」


「……じゃあ誰なんですか」


 あからさまに機嫌が悪くなった後輩にビビりつつ、他のメンバーも何故か頬を赤らめながらじーーっと此方を見てくるので答えてやる。


「もちろんディルクレーに与える罰だが?」


「ちょぉっとまてぇい!!!お前俺に何をさせるって言ったのだ!?」


 おや?いつの間にかディルクレーが復活していた。


「ん?丁度いいな!メイドか猫耳だったらどっちが嫌だ?」


「そんなものどっちも嫌に決まっておろう!?」


「そうか……じゃあどっちもにするか」


「なぜだ!?俺の話を聞いてなかってのか!?」


「そんなのお前が嫌がるならどっちもにするに決まってんじゃん」


「………なら聞くが、万が一にも俺がどっちもやると言っていたらどうしてた?」


 こいつってアホな事聞くよなぁ…そんなの決まりきってるのにな?


「もちろん、国民に自ら進んで猫耳メイドになったキモい国王と周知する」


「外道がッ!!!貴様の方が奴らより余程外道ではないか!?リルよ!お前もそう思わないか!?」


「いえいえ父上!ユウキ様はとても素晴らしいお方……外道などと言ってはダメですよ!」


 あろう事か息子に助けを求め始めたディルクレーにリルはニッコリと男にしては可愛い笑顔でトドメを刺していた。ないす〜




 その後、ガックリと項垂れたディルクレーを残っていた騎士団連中に別室に運ばせて、この場に残っていた貴族達を引き連れ会議を行った。


 この場で決定した事をとりあえずまとめると…


 主な議題として…


 ・今後エメラルは俺が盟主を務める連合軍に全面的に参加。

 ・魔神を滅ぼした時に王位をリルへと譲る。

 ・新大臣の任命。

 ・大臣の任命と共に貴族位の変更。


 この内容が俺からのディルクレー達に対する要望だ。こちらは明日から即座に実行すると約束してくれた。


 そして、暗躍していた大臣達の処遇…


 これについては俺の判断ではなく、俺たちの居ない時に決めてくれと言っておいた。


 十中八九見せしめのために処刑するのはまだいい。だが、ルビーやモモ、シロナといった幼少組には耳にも入れさせたくないからな…甘いとは分かっていても必要のない事を聞かせるつもりはない。



「……ユウキ殿、こんな事言うのはなんだが…俺はすぐにでも王位を退くべきじゃないか?貴様が望むのならこの国を差し出すぞ?」


「……要らなすぎる。それに俺が王になるなら何も無いところに一から造るからいいわ…それに、この国にはリル王子がいるだろう?こんな事があったんだ…そいつは大きく成長できたんじゃないか?」


 うんうん、リル王子さえいれば跡取りも関係ないしな〜!でも、1人目が男の子なんて運がいいなディルクレーは…


「……おい、その…なんだ、実は国民にもこの場にいる貴族達にも内緒にしてる事があったんだが…」


「へぇ……それはなんだい?教えてくれないかいディルクレー?」



 エリン殿も知らないのかディルクレーに真面目な顔で質問している。なんだろうな…


 何故かリリア達がもしかしてッ!?と悲鳴を上げているのだが何か関係があるのか?



 ……それに何故か気に入られたらしくリル王子が俺の側から離れようとしないんだけど…どうにかしてくれない?


 言っちゃ悪いけどディルクレーには全く似てない美少女顔の男の子にくっつかれてると変な気持ちになる。


 ……これが巷で言う男の娘ってやつなのでは!?



 俺が1人くだらない事を考えていると、何故かもじもじし始めるリルに注目が集まる。


「その、リルなんだが……実は王子では無いのだ…」


「えっと…どう言う事だい?まさかディルクレーの子供では無い…と…?」


「いや!そうではない!もちろん俺の子だ!!だが……王子では無い…」


 このディルクレーの言葉にリリアが即座に食いついた。


「つまり、王女って事でしょうか?」


「王女…?何言ってんだリリア…そんな事あるわけ…『そうだ』あるみたいだな……って、えぇぇぇ!?リルが王女ってどう言う事だ!?」


「そのままの意味だ…リルは男ではなく女である。これはこれまで隠し通していた真実だ」


 ディルクレーの言葉に俺を含めたこの場に集まってる人達が一瞬で鎮まる。



 俺はチラッとリルを見ると、恥ずかしそうにもじもじとしながらも、時折チラチラと俺を見てくる。可愛いなおい


 ……つまりだ、リルは男の娘では無く、ただの娘だったって事だよな…?


 道理で女の子っぽい顔つきだと思ったよ…美少年じゃ無くて普通に美少女だったのかよ…



「それでユウキ殿、貴殿に改めてお願いしたいことがあるんだが」


「断る」


「まだ何も言ってないだろう!?」


 嫌な予感がするんだもん!!


 ………それにリリア達が死んだ魚の目をしながらぶつぶつと何か言いながらこっちを見ている。これはどう考えてもダメなやつだ。間違いない。



「一応聞いとくが何をお願いしたいんだ?」


「あぁ、お前になら託せる。リルを嫁に」

「やっぱ聞くのやめた!帰るぞ!!」


「待たんか!?」

「嫌だ聞きたくない!!お前見てみろよリリア達の顔を!?あんな目で見られてみろ!!俺は平和を望んでるんだ!!自ら厄介事に首を突っ込むのはごめんだ!!」


 俺の魂の叫びが会議室中に響いたが、あちこちから帰って来た反応は辛辣な物だった。


「……この国の厄介ごとに自ら首を突っ込んだのでは……?」

「そもそも、この話が出たのも自分のせいじゃ…?」

「リル王女……可愛い……はぁはぁ」



「おい?最後の誰だ?」


 1人気持ち悪いのが混じってたが貴族にしてて大丈夫なのか……?心配だなぁ……



「あの……」


「ん?どうした…?」


 ディルクレーに一日一回足の小指を強打する呪いをかけようとしていたら隣のリル王子…改め、リル王女が上目遣いで袖を摘んできた。


 つぅ……と冷や汗が背中を伝う。



「あの…、ユウキ様は僕みたいな男として育てられた女は嫌いですか…?」


「いえ!大好物です!!!……はっ!?しまった!?」


 うるうるした瞳でこんな事言われたらはいそうですなんて言えるかぁぁ!!!



 この日、満身創痍で帰宅した俺は嫁達の説教を延々と聞き続けることになるのであった。





タイトルは僕の気持ちです。


次の更新は明日の正午になります!

昨日更新できなかったのでその分の話を投稿します!


明日の更新から暫くはヒロイン達とイチャイチャしようと思ってます。出会った順にデート会です。


で、一通りイチャイチャし終わったら次の章へと進みます!!


すまん、次もヒロイン増えるわ……



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― 新着の感想 ―
[一言] 作者ですら予想外って、一体誰が物語を予想できるのでしょうね。 ヒロイン増えてて嬉しいなぁ。 でも内政パート欲しかったなぁ。…あ、別にフリでは無いです。
[一言] 国難レベルの厄介事をこなす(そうじゃなくても条件により)とユウキの嫁が増える~♪。
[一言] 次に紅葉と雪姉会った時2人の目がそろそろ病みそうw 会う度に新しい女増やしてるしw
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