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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
いざダンジョンへ!〜運命の分岐点〜
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第166話 自己紹介…?

 


 後輩が降って来てからどれくらいの時間が過ぎただろうか?


 メイド部隊+薔薇園姉妹は後輩の洋服を見繕いに買い物へ出かけ、リリアはローズとコソコソと何かを話し、リンはミスティとルビーに絵本を読み聞かせていた。


 斯く言う俺は、泣きじゃくっていてた後輩が安堵からなのか、それとも泣き疲れたのかは分からないが、眠ってしまった為に膝枕を敢行中である。


 男の膝枕とか需要あるのか?



「ただいまです」

「戻ったわよ〜」

「戻りました」

「「ただいまー!」」


「みんなおかえり。滞りなく買えたか?」


「はい。マスターに言われた通りこの型に似合いそうなボンテージを買ってきました」


「は?」


「な、なんて如何わしいものを買って来させてるんですか先輩!?」


 フェイトがわけわからん事を言い出したと思ったら、俺よりも後輩がものすごい勢いで反応した。


 てか……


「ふむ。やはり起きていましたか。ご主人様に膝枕されながら撫でられ、剰えにおいまで堪能するなど言語道断…」


「えぇっと…とりあえず後輩?お前起きてたなら直ぐ言えよ…こっちは心配してんだから」


「ご、ごめんなさい…でもでも!ユウキ先輩の撫で撫でが気持ちよくて…前より上手くなってませんかね?ってゆうか!この綺麗な人はどこの誰ですか!?」


「んー、丁度いいから自己紹介タイムにしようか?はい!全員集合!」



 俺の掛け声を聞いた仲間達が集まって来て、後輩を囲むように座る。



「か、可愛い子しかいない…しかも幼女まで…先輩…?」


「いいから黙って自己紹介されろ!はい、まず端から!」


「そしたら私からですね!ひまりさん?でしたっけ?はじめまして!ユウキさんの…こ・い・び・と・の!リリアと申します。仲良くしてくださいね?」


「……先輩先輩?この女の人凄い痛い妄想しちゃってますよ?先輩の彼女とか自己紹介してますけど……病気なんですかね?」


「……と、とりあえず次!」


 なんか後輩が怖いんだけど!つ、次はミスティだし何ともならんだろう。


「はじめましてなのです!私はミスティ、伝説の武器なのですっ!マスターの恋女房みたいなものなのです!」


「……恋女房??先輩?先輩って幼女が好きだったんですか??」


「次ッ!!」


 クソッ!!阿保ミスティめ!!何でそんな変な自己紹介するんだよ!!普通に相棒でいいだろ!?


「次は私かしら?って言っても学校で何度かすれ違ってるし知ってるとも思うけど…私は薔薇園一華よ!コイツとは…そうね…腐れ縁…ってやつかしら?」


「くされえん〜??先輩?この人と先輩って仲良くなかったですよね???何でこの輪に加わってるんですか?おかしくないですか??」


「腐れ縁なのは俺も知らん!!次!」


 変な情報流すなよ一華ッ!!俺とお前が腐れ縁ってどこの設定ですか!?


「次は私ですか…私はフェイト。ご主人様に拾われたメイドでございます。フェイトという名はその時につけて頂きました。因みに私とご主人様の関係は人には言えない(神と神の従者)関係でございます」


「……せんぱい?」


「次行ってみよー!」


 ニッコリと微笑みながらこちら凝視してくる後輩の目は一ミリも笑っていなかった。恐怖。


「次は私ね…私はローズ。妖精国ペリドットの女王をしてるわ。国が崩壊の危機にある時にユウキくんに助けられ、旅に同行させてもらってるの」


「よろしくお願いしますローズさ…」

「因みに私もユウキくんの恋人よ」


「………ぜんばい???恋人が2人っておかしくないですか??」


 ギリギリと俺の腕を抓ってくる後輩。

 だがしかし、防御力が天元突破してる俺には痛みは感じないぜ!!


「次は…」


 今度こそ大丈夫そうだ。ルビーだし


「ひまりお姉ちゃんはじめましてー!ルビーはルビーだよー!パパの事が大好きなんだー♪えへへ〜よろしくねー♪」


「か、可愛いっ!!け、けどパパって!パパって言ってましたよ先輩!?」


「きちんと自己紹介できて偉いなルビー!流石パパの子だな!」


「何で否定しないんですか!?」


 だってルビーは将来的に俺の娘になるわけだし…否定したりしたらルビーが拗ねるのは目に見えている。それに「褒められたー♪わーい♪」と飛びついて来たルビーは本当に可愛いです。はぁ…うちの娘が世界一可愛いわ。


「こらルビー?大人しくしなさい?そしたら、次は双葉かな?」


「うん、そうだね…久しぶりだね?ひまりちゃん…改めて双葉です。これからよろしくね?ち、因みに私もユウキくんのこ、恋人でしゅっ…あぅ…」


「3人目!?で、でも双葉先輩可愛い…でしゅって…狙ってもできないですよ…でも、3人目…」


 流石双葉…恋人というワードを出しても後輩が荒ぶってない。それじゃ後の3人は全然大丈夫そうだな!


「次は…」


「はい!シロナです!でこっちが…」


「モモ…です…よ、よろしくお願いします」

「よろしくお願いします!」


「か、可愛い…猫耳にうさ耳…先輩の趣味ですか?」


「い、いや?何のことかなぁ…」


 そして最後の1人、リンへと目配せすると…こくりと頷き、後輩の方へと視線を向ける。


「ん、はじめまして。リン…だよ?えっと…お兄ちゃんは私の大切な人。大好きな人。ここにいる人みんな大切。だからひまりお姉ちゃんも仲良くして、ね?」


「…凄い綺麗な方ですね…こちらこそ仲良くしてくださいね?」


 邪な気持ちが皆無と言っていい無色透明なリンの心根に、先程までの様子とは全く違う反応を見せた後輩は、さっと立ち上がり…



「皆さんはじめまして!私はひまり…花咲ひまりと言います!好きな人は皆さんと一緒だと宣言しておきます!!それと何が何だか全く理解が追いついていませんが、とにかく皆さんがユウキ先輩の大切な人達だって事はわかりました!これからよろしくお願いします!」


「お、おう?よくわからんけどよろしくな後輩」



 リリア達は何故か俺にじとーっとした眼を向けて来ているが何のこっちゃ?と、とりあえず自己紹介を終えたから、後輩に色々と説明しないとな…


 順番が逆じゃないか?と思うかもしれないが誰だコイツら?と思いながら話を聞くよりはスッと頭に情報が入って来るんじゃ無いか?と俺は思う。



 さて、とりあえずサクッと説明を終わらせちまうか〜!





次の更新は明日の0時頃になります!



後輩ちゃんの過去がヘビー過ぎたかな?

まぁ、これから幸せになる(予定)だし、過去がちょっとぐらい悲しくても大丈夫だよね!!うん!!

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― 新着の感想 ―
[一言] ひまわり嬢を幸せにするのはユウキと作者様の責任です!。
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