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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
いざダンジョンへ!〜運命の分岐点〜
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第148話 野生の○○が現れた!?



螺旋状の階段、それを降り終えた俺達の前には再びの扉…裏ボスか?


「なんか気配が禍々しくないですかね…?」


「ん、この中は危険」


「やっぱ?どうする?引き返すなら今だけど」


「ここに来て後退の2文字は存在しないわ!いざとなったら西音寺のテレポートで逃げれば良いじゃない!」


「もうお姉ちゃん!もしテレポートが使えなかったらどうするの?」


双葉の言う通り…ダンジョンにおいて俺の力は絶対じゃないかもしれない。それじゃなくても魔神族なんかのスキルにも干渉されて一時的に使えなくなる時があったくらいだからな…


今は既にそれを踏まえてスキルを強化したので流石に無いと思うが…念の為いつでも力を出せるようにしておこうか


「まぁ、俺がいるから大丈夫だ…ミスティ?モード刀」


「あいなのですっ!」


チャキっとミスティを腰へ携え、俺は扉に手を翳す。


「よし!いくぞ!」





ギギィ…





存在してから初めて開かれた扉は錆び付きが酷く重かった。だが、俺の腕力によって徐々に開かれていく。


「全員構えとけよ…突入だ!」


バッ!と踏み込んだその先で待ち受けていたのは1人の人?の様な存在であった。





「……メイドさん…?」


思わず、と言った様子でポツリと口に出した双葉の声に反応したのか、背中を向け佇んでいたソレは此方を振り返り、満面の笑みになる。


「あぁ…やっと、やっと私は役目を全う出来るのですね……初めまして皆様方…私はこのダンジョンの所謂裏ボスというやつです」


「まさかの自ら裏ボスと告げてくるだと!?このメイド…強いぞ…」


「いや、どこに強さの要素があったのかわからないのだけど…?まぁ、只者ではないでしょうね…」


「面白いご主人様ですね?ですが…私を手に入れたければ…私を打ちまかして見てください…参りますッ!!」


「マジで!?なんか知らないけどメイドさん獲得のチャンス到来!?お前ら手を出すなよ!コレは俺1人でやるッ!!」


「「えぇ…」」


ローズと一華がジト目で俺を見てくるが知らん!


「いやいやユウキさん?メイドさんならあの子達がいるでしょう?ケモ耳メイド!って喜んでたじゃないですか…」


「馬鹿野郎リリア!!それはケモ耳メイドだろ!あの子は戦闘メイドだぞ!別枠だ!」


「「「「はぁ……?」」」」


「くすくす…余裕そうですね?」


俺が1人で興奮している間に、肉薄して来た裏ボスさん…その手に携えた武器は……え、そんなんこの世界にあるん?


「風穴…開けてあげますよ?」


「銃だと!?なんて羨ましい!!」


顎の下から放たれた銃撃を交わす。だが、俺の軌道を読んでいるのか空中にいる間も何発もの銃弾が俺を襲う。


「西音寺流抜刀術 中伝 八岐大蛇ッ!!」


「あら、コレを凌ぐのですね…では、此方も本気で行かせてもらいます」


そう言い新たな武器召喚するメイドさん…いやいや、あなた亜空間収納使えるんですか!?チートじゃん!!(ブーメラン)




「可哀想だが…どんな武器も俺には通用しないぞ?」


「ふふ…それはどうでしょうか?やってみないとわかりませんよ?」



メイドさんがドヤ顔(可愛い)で出現させた武器…それは所謂ロマン武器と言われるあの!!っていうか…


……えっ、超電磁加速砲…??


「コレを防げますか?」


キュィィィインッ……

独特な電子音と共にバチッバチバチッと空間に火花が散る。



「いやぁ…コレぶっ放したらダンジョンごと崩壊するのでは?」


「さぁ?ですが私には関係のない事…では勝負と参りましょう?」


ヤバいよこのメイドさん…サイコさんじゃん…逃げ出した方がいいか?


「これを受け切れれば私はご主人様と認めましょう…」


「任せろ!こんなの余裕だわ!!」


サイコパスだろうが闇が深かろうが関係無い!!金髪美少女にご主人様と呼ばれる毎日…この子が世界を滅ぼす生物兵器でも味方につく理由は十分だろう?(確信)


「電子加速砲…フルバーストッ!!」


ギュォォオオオオッ!!と地面を溶かしながら俺目掛け突き進む赤熱の矢…それを真っ向から受けるべく俺は構える。


「見せてやるよ…ご主人様の偉大な姿をなッ!!西音寺流抜刀術 秘奥義 神龍星雲斬……ッハァァァァッッ!!!」



喰らえよ…西音寺流最古の秘奥義を……


斬り払えッ!!



………たった一振り。

だが、俺の持つ技術を全て濃縮したこの一振りは電磁加速した砲弾に触れた瞬間、砲弾ごと消し去った。


いや、消し去ったのでは無く熱に耐えれないであろうサイズまで一振りで斬ったのだ。


一振りで千の刃を生み出す。

西音寺流最古の秘奥義は頭では到底理解できない神に選ばれしものだけが使える技であった。


そしてその刃は砲弾が飛んできた方向へ突き進み、メイドさんを斬り刻む寸前で飛び込んだ俺の手によって阻まれる。


「よっと、危ない危ない…怪我は無いか?」


「は、はい…私は大丈夫でございますが…」


「そうか…それじゃこれで俺は君のご主人様って事でいいのか?」


「文句のつけようもありませんね…これからよろしくお願い致します。ご主人様」


少し頬を染めるメイドさんはめちゃんこ可愛かった。うん、世界とメイドさんを天秤にかけて、メイドさんを選んで良かったぜ!!



……それよりもどうして裏ボスがメイドさんなんだ??詳しい話を聞く必要がありそうだな…




次の更新は明日の正午過ぎになります!


えっ?ってなった方すんません…w

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― 新着の感想 ―
[一言] 凄い急展開…、さてはヒロイン…では無さそうですね〜。もしかして、唯出したかった…なわけ無いか。 ユウキ君の並々ならぬメイド愛を感じた…此奴…やりよる…。 キャラをたくさん増やすのは構いませ…
[良い点] ケモミミメイドに続き戦闘メイドまで手に入れたかおめでとw [一言] 何故にメイドがいるのか謎だけど、ユウキは自分で出した攻撃を自分で処理するのなw メイドさんあっさり堕ちてそうで笑ったw
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