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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
神が創りし至高のケモ耳
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第136話 戦いのその後 上

遅れまして申し訳ございません…


昨日の後書きで誤字が発覚したので修正してあります…




一夜経ち、俺達は先日の功績を讃えるとのことでインカローズ王国に聳える巨城…黒薔薇城へと足を踏み入れていた。


「いや、この城そんな名前だったの?」


「あ、あはは…確かに黒くは無いですよね」


「それよりもマスター?もう大丈夫なのです?」


ミスティの大丈夫?はきっと昨日の俺があまりにもゴミメンタルだったからだろう。


夜寝たら良くなった…我ながら単純か?


「あぁ、もう大丈夫だよ…心配してくれてありがとう」


「ん、凄い心配だった」


「パパ元気になってよかったよー♪抱っこー!」


「おっとっと…ルビー?折角おめかししたのにダメだろ?」


そんなの知らん!と俺の胸元に顔を埋め頬擦りしてくるルビーの頭を撫でる。昨日我慢してたからなぁ…仕方ないか


「あらあら、本当にルビーはパパの事大好きね…それよりあなた…本当に良かったの?」


「あぁ、流石にコレは受けないとダメだろうからな…」


サラリアン女王に渡した魔導具…

それによって映し出された戦闘の映像を国民が観ていた為、俺たちの噂は瞬く間に国中に広がった。


その結果、流石に恩賞を受けざるおえなくなったのだ…まぁ、あの時サラリアン女王を納得させる為に渡した結果なのだから俺が悪いからな


「それよりもリリアの方が大丈夫なのか?」


「大丈夫ですよ?流石にまだ戦闘は避けたいですけど…出歩くくらいならへっちゃらです!」


「そっか…本当に良かったよ…みんなが居なかったら、俺たちの間で笑顔は消えてだかもしれないからな」


あの後、俺はクロト殿とアウリム団長と共に孤児院を訪れ、そしてそこで行われていたであろう悲惨な光景を思い浮かべ、膝を折った…


何故、アイツらがこんな事をしたのかは分からない…だが、それによって勇者の仲間から世界共通の敵へと変わったのは間違えようの無い事実…


必ず、必ず仇は撃つと誓う。



「皆さま、ようこそおいでくださりました…女王陛下がお待ちです。こちらへ」


俺たちを謁見の間へとメイドさんが案内してくれた。ケモ耳メイド…こんな所で拝めるなんてっ!!


「む、ユウキお兄ちゃん変なこと考えてる」


「え、そんな事ないけど…?」


「そう?ならいい」


……本当うちの女性陣は感が鋭くて困るぜ



「女王陛下!ユウキ様がお越し下さいました!」


「…ユウキ様?」



「おぉ!!ユウキ殿が来てくれたのか!早く通して差し上げろ!!」


すると扉の内側からサラリアン女王の嬉しそうな声が聞こえてくる…え、どうしたのこの人?


威厳が保ててないんじゃないか…?



俺が1人疑問に思っていると、リリアに背中をつねられた。痛いです…


「それではユウキ様…どうぞ」


「え、えぇ…わかりました」


俺はメイドさんに促され、仲間たちと共に扉の向こうへと足を踏み入れる。



「遅いぞ!西音寺!普通に遅刻だろ!」


「あれ、ソラも居たんだ?」


謁見の間にはインカローズだけでなく、共に戦った各国の重鎮たちが勢揃いしていた。


やっべ、やっぱ来なきゃ良かったなぁ…

嫌な予感しかしないぞ…



最近こんな感じの事多くね?


「それで本日はどのようなご用事でしょうか…?割とガチで身体を休めたいところなんだけど…」


俺の不敬な物言いにも関わらず文句の一つも言ってこないぞ…どうした?


「ふむ、それはだな…」


「ええい!アメジスティア国王!それは私から話すと言っておいたであろう!」


アメジスティアの国王であるエギルが俺に説明をしようとするのを遮り、サラリアン女王が話を始めた


「こほんっ…この度は我が国を救っていただき感謝する…」


いや、無理に威厳を保とうとしなくて良いと思うぞ?もう表情がアウトですもん…


「…それは、たまたま俺がこの国に居たからな。流石に見て見ぬ振りはできなかった。ただそれだけですよ」


「だが、我々が救われたのは事実。是非、恩賞を受け取ってもらえぬか?」


「…俺は家臣では無いですよ?しかも、俺達はこの国の象徴であった、神獣フェンリルを亡き者にしている。それでも受け取れと?」


「…それは全て魔神族の仕業だと聞いた。その件に関しては残念に思うが…それはそれ、これはこれだ!嫌だと言っても受け取って貰うぞ!」


「えぇ……まぁ、貰えるものは貰っておきますけど…一体何をくれるんだ?」


貰うのはいいけどやっぱり内容は気になるよな…?この国の貴族になれ!とか言われたら速攻断る


「では!この国の貴族…」

「いや、いらないです〜それでは」


「冗談だ!!ちょっと言ってみただけだから帰らんでくれ!」


はぁ…帰りたい…


「では、実際はなんなんですか?」


「そ、そう嫌な顔をしないでくれ…」


周りの人達は俺と女王のやり取りを面白そうにみていた。


「そんな顔してました?とりあえず次は真面目にお願いしますね…」


「わ、わかった…ユウキ殿に白金貨2千枚を進呈する…皆で話し合ったのだが、ユウキ殿には物や栄誉よりもお金がいいと結論付いたのだが…ダメだっただろうか…?」


いや、そんな捨てられた子犬みたいな目で見ないでくれ!別にお金は嬉しいですから!


「そんな大金貰っていいのかどうか迷っただけなんで、貰えるなら貰いますよ」


「おぉ!!よかった!これは我が国だけでなく、他の国々からも出ておるのだ!」


「えっ、みんなも出してくれたんですか?」


「当然だな…君たちがいなければ私も死んでたかもしれんのだ…この期に便乗するのは正解だと判断した」


「我々アメジスティアも恩を受ける一方で何も返してないからな…これは我が国を救ってくれたお礼も兼ねている」


「俺は魔法を教えてもらう対価みたいなもんだな!まぁ、ユウキ殿が居なければ死んでいたかもしれないのは事実。俺も出させてもらった」


なるほどな…そのせいで白金貨2000枚とかいうわけわからん金額になったわけか…


クラスメイト達が絶句してこっちみてるぞ?


「では、次に勇者ヒカル殿にも恩賞を」


「おっ、ソラの番だってよ!後は任せた〜」


「あっ!?ちょっと西音寺!」


俺はそれだけ言い後ろに引っ込む。



ボケーとしながら恩賞の内容を説明されてるソラの事を眺めているのは面白かった。


「そういえば…ペリドットにルル様を迎えに行かないとな…」


「あっ、そういえば緊急避難先にしてたんでしたっけ?何か連絡が?」


「あぁ、昨日の夜連絡が来たよ…なんか、妖精族のみんなと仲良くなったみたいだぞ?」


「あぁ…なんとなくわかるわね…その光景が想像できるわ」


なんかローズが遠い目をしているのだが、何かあったのだろうか?



まぁ、とにかく全ての話が筒が無く終わった。


この後の俺の予定としては、亡くなった方の見送りとルル様のお迎えくらいか?



「あっ!ユウキ殿は少し残ってくれ!」


……流れに従って退室しようとしていた俺たちをサラリアン女王が引き止めた。


まだ何かあるのか…萎えるぅ…





次の更新は明日の正午予定です!


明日でこの章は終わりになります…長かった

日曜日は前々から言っていたショートストーリーを何本かあげる感じになります!



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[一言] あっ(察し)…ふぅん…。
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