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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
神が創りし至高のケモ耳
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第126話 もう一人

遅刻しました…しかも短い…




〜〜sideローズ〜〜




「あら?あれはルビーの魔法ね…」


氷の龍…相変わらず凄まじい威力ね…



アレでまだ3歳なのよねぇ…

何処に行くにしてもパパについて行くルビーは、常にユウキというお手本が居たわけで…



私たちの中で一番成長してるのはルビーなのかもしれないわね…


「ローズさん?僕達もそろそろ動かない?」


「えぇ…そうですねイリヤさん…」


私の所にはサポートでしてギルド長のイリヤさんが着いてくれている。


正直、知らない人では無いので気が楽だ。


「んじゃまぁ僕も働くかな〜!偶には身体を動かさないとね!」


「私も娘に負けてられないから飛ばすわよ…みんな!ついて来なさい!」



おおっ!と野太い返事を返し、ローズとイリヤの後に続き魔物の群れに挑む騎士や冒険者達。



こういう時はペリドットの女王であるローズは、人を纏めるのが上手く、とても頼りになるのだ。



「風魔法…双風の刃ッ!!」


此方に向かって来た魔物はそこまでランクが高いわけでは無いみたいね…


だけど、フォレストウルフ、オーク、ゴブリン、ミツメドリ…全ての魔物が闇に侵食されてるわね…



聖属性魔法、この魔法は神に祝福されたものしか使えない。



「倒し終わったら1箇所に集めてちょうだいっ!私が浄化するわ!」


「「「「「了解っす!!」」」」」



不気味なほど素直に言うことを聞く面々に何故かしら?と首を傾げるものの、まぁ…言うこと聞くなら良いわね。と深く考えない事にしたローズ。



男という生き物は単純で、やはり指揮されるなら男臭い野郎よりも、人妻でも綺麗な美人さんに指揮される方がやる気が出るのだ。


しかもユウキの恋人である。

英雄の仲間もまた英雄…


先程の凄まじい魔法を直で目撃した面々は逆らおうなんて気力も起きないのだ…



「うーん、そこまで歯応えのある魔物では無いねぇ〜!他の場所に全力割くかい?」


「ちょっと念話で確認してみるわ」


(みんな聴こえるかしら?私の所はハズレみたいなのだけど、強敵が犇いてる所はあるかしら?)

(ん、大丈夫)

(ママだー!ルビーの所も大丈夫だよー♪)

(私達のところも大丈夫そうですローズさん)


あら、リリアちゃんの応答が無いわね…どうしたのかしら?


リン、ルビー、双葉…三人は即座に返事を返したのだが、リリアだけ返事が無い。


魔物を倒すのに夢中という事もあり得るが…万が一の事がある。


「イリヤさん、リリアちゃんが応答しないのよ…心配だから半分くらい引き連れて様子を見に行って貰えないかしら?」


「おっけーおっけー!んじゃ、冒険者組を連れてっちゃうよー!みんなついて来てよ!」


自分達のトップの要請に渋々着いて行く冒険者達、そしてローズは思う。



リリアちゃん…何も無い事を祈ってるわよ…




〜〜sideリリア〜〜




くっ!!一体何が!?



何事も無く魔物を倒して居た私達の前に、突如として空から何者かが襲撃を仕掛けて来た。


「うぃ〜、デルフィの野郎が捕まったって聞いたからからかいに来たら…なんだこの祭りは!?すげぇ面白そうじゃねぇかッ!!俺様も混ぜやがれ!」



……この男、魔神族ですか…


「おい、そこの女!お前が一番強そうだ!このギルファ様が直々に相手をしてやろう!感謝しろッ!」


「……しかも頭も悪そうです…なんで私ってこういう損な役回りなのでしょうか…」


「あぁ!?ゴチャゴチャ言ってねーでさっさと構えろ女ぁっ!」


「…皆さん、少し離れててください!ここは危険ですので!」


「リリア姫、1人で大丈夫なのか?私もこの場に残るぞ?」


「いえ、クロトさんは指揮を取っていただきたいので…」


「そうか……一応リリア姫の仲間達に報告に行くがよろしいか?」


「えぇ、それはお願いします…きっと私は連絡してる余裕は無いと思いますので…」


ギルファと名乗った魔神族の男…この人から発せられる闘気は尋常じゃない…


ユウキさん…私頑張りますね…



「よし!俺に殺される準備はできたみたいだな?そんじゃ行くぜぇッ!!」


ドンッ


踏み込んだ地面に爆発を引き起こしながら大剣を振り上げ此方に迫ってくる。


「大剣使いですか…風神の陣脚ッ!」


風を纏い、ヒラリとギルファの斬り下ろしを避ける。


ドゴォォォッ!!



ギルファの大剣が地面へと叩きつけられ、辺り一体の建物が崩れていく。


「えぇ…折角なるべく壊さないようにしようと思ってたのに…なんて事してくれるんですかっ!」


「ふっはっは!!俺様が細かい事を気にする訳ないだろう?それに、どうせこの辺一帯更地になるんだ!気にする必要もないだろッ!!オラァッ!!」


周りの家屋向けて大剣を振り、衝撃波で薙ぎ倒していく。


「なっ!?貴方なんて事をッ!!もう許しません…西音寺流刺突術 奥伝 一陣の千撃ッ!!!」



私はもう無力じゃないんですッ!!必ずこの国を救って見せますッ!!








次の更新は明日の夕方までに更新します…


仕事が忙し過ぎて暇がない…すみませぬ…

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