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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
神が創りし至高のケモ耳
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第124話 魔神族の行方

本日2話目です!

時間無くて2話しか更新できなかった…




「よし、それじゃ一気に転移させるから、転移先を守る事だけを考えてくれ」


「伝説の転移魔法…本当に使えるのか?」


「勿論だ…流石に使えない魔法を前提に話はしないさ」


まぁ、魔導王の不安な気持ちもわかるが…


「論より証拠…体験すればわかるさ!んじゃ、戦士諸君!健闘を祈る!」



「ちょっ、いきなっ…」



リリアや仲間達が何か言いたげだったが、止める事なく転移をさせ、この場に残ったのは王族と俺とミスティのみ



「ほぉ…我が国の兵に確認を取ったが本当に転移している様だな…君は本当に何者なんだ?」


「ちょっと剣や魔法が使える一般人ですよ?そんな事よりも皆さんも避難してください…もう、すぐ側に奴は来てますので」


「何!?何処に居るのだ!?」


「いやー、俺もさっきまで気づかなかったんですよね…サフィア公王…貴方は違和感を感じませんか?」


「む?私か…?特に何も感じぬが…」


「も、もしやサフィア公王が魔神族だと言うのか!?」


魔導王の言葉に、サフィア公王からザッと距離を取る王族達…


「いや、違いますよ?サフィア公王ほ本物です。ですが、こっちが偽物なんですよ」


そして俺はノーモーションで魔法を放つ



「えっ…?」


俺の攻撃の矛先が向いたのは、1人の少女…ルル様に扮したゴミ野郎だ。


そのまま魔法によって吹き飛んでいった。



「ゆ、ユウキ殿!?娘に何をする!?」


「大丈夫ですよサフィア公王…俺は親しくなった人に必ずプレゼントを贈るんです」


「ぷ、プレゼントだと?」


「えぇ、ルル様にはこの間のお茶会でサファイアを嵌め込んだネックレスをプレゼントしたんですが、それ以来、常に肌身離さず付けてくれてたんですよ…」


「あぁ、それならルルから聞いたが…今も付けていたではないか…」


「いや、アレは偽物です。残念ながら俺が作ったアクセは全て所有者を指定してあるので、それにこういう時の為に本物には細工がしてあるんですよね…」



ここまで言うと観念したのか砂煙が立ち込める中、ふらふらと立ち上がったデルフィが忌々しげに此方を睨みつけていた。


「なぁ、デルフィ?ルル様に接触しようとした瞬間どっかに消えたんじゃないか?」


「チッ…全てお見通しと言うわけか…非常に不愉快だよ全く…」


「なっ!?本当にルルに化けていたのか!?」


「多分ですがアレは寝返った関根のスキルだと思う…神咲に聞いた所、そういったスキルを所持していると言っていた」


「……どこで気づいた。俺の演技は完璧だった筈…」


まぁ、多分俺しか気づけ無いだろうな…違和感に気付くまでは俺も全く気づかなかったからな



「お前が本当のルル様だったら、俺たちの魔法がお前に影響を及ぼす事は無いからな…リリアの暴風は微風ぐらいにしか感じなかったと思うぞ?」


「ちっ、忌々しい…あの首飾りにそんな性能があったとは…やはり首飾りだけでも盗み取っておくべきだったか…」


「んじゃ、とりあえず陛下達は非難してくれます?」


「し、しかしそれではユウキ殿1人で戦うと?それに我が娘は何処に!?」


「マスターには私が付いてるから大丈夫なのです!」


「あぁ、そうだな!それにルル様は転移で今頃ローズの故郷にいる筈だ…ナナさんも姿が見えないし、多分一緒に襲われて転移してる筈…まぁ、後で迎えに行ってくるので安心してください」


「そ、そうか…うむ、貴殿が言うなら問題ないのだろうな…では、先に避難させてもらう」


「ユウキ殿、健闘を祈る」


「あぁ、そうしていてくれ…」


「それと、娘がすまぬな…あの子はどうも大事な局面でやらかすようで…」


「気にしないでいいですって、別に本気で怒ってたわけではないので…あれはリリアの成長の為に怒っただけなので」


「そうか…とにかく任せたぞ!」


アメジスティア国王一行も階段を降りて行った。


残るは魔導王とサラリアン女王…


「ユウキ殿…先程のまほ…」

「後で教えてやるからさっさと避難しろ!魔法馬鹿!」

「おぉ!それじゃあ避難するとするぞ!」


あのオッサンは本当にブレないな…スキップしながら去ってたぞ?


「サラリアン女王も早く避難を…」


「う、うむ…その、君の戦いを見たかったのだが…それは叶わぬか?」


ふむ…それくらいなら…


「では、この魔導具を避難所に着いたら起動してみてください。魔導王なら使い方がわかる筈ですので…」


「おぉ!ありがとう!」


なんか嬉しそうだったけど…サラリアン女王ってあんな感じだったっけ…?


まぁ、いいや…

それよりも、なぜか大人しくしていたデルフィに声をかけてやる。



「おい、大人しかったけどどうしたんだ?」


「どうしたんだ?じゃないだろ!?貴様白々しい奴だな本当にッ!!」


てへっ…



……冗談はさておき、さっき魔法をぶっ放した時に重力を十倍にしておいたんだよな…


さっきからフラついてたのは、ダメージではなく俺の重力魔法によって動きが阻害されてただけのようだな…



「だが、ようやく解除できたぞッ!!貴様がふざけた態度を取れるのもここまでだッ!!」


「ほーん、一回俺にボコられてるくせによくそんな事言えんな?まぁ、遊んでやるよ」



さーて、何が変わったのか…この目で確かめさせてもらうぞ?




次の更新は明日の正午予定です!


来週はヒロイン達視点とユウキ視点で交互にやる感じになります…

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