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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
神が創りし至高のケモ耳
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第119話 英雄vs勇者 Ⅰ

すみません…携帯忘れて何もできませんでした…


急いで書いて投稿したので、許してください…




俺とソラの渾身の一振りが合わさり、暴風が吹き荒れる。


ビキビキッ…



ソラの一撃の衝撃を地面へと逃した結果、早速舞台へ亀裂が走る。


「おいおい…この前俺が直したばかりなんだぞ?少しは気を使って…戦えよっ!!」


ビキビキッ…



俺が思い切り踏み込んだ結果、さらに亀裂が広がる。


「お前が言うなよっ!!アメジスティア流ファンタズムソードッッ!!!」


「何だとっ!!西音寺流抜刀術 中伝…霞…」


俺はその場に残像を残し、ソラの背後へと回り込む。


「読めてるぜぇっ!!アメジスティア流…サウザンドスラッシュッ!!ゥラッ!」


へぇ…成長してんじゃん?でも…



「まだ甘いぞソラ?西音寺流抜刀術 奥伝…聖刃無稽……」



「なっ!?消えた!?」

連続技の動作をしていたソラは突如として消えた俺に対応できていない。今が好機…


「…西音寺抜刀術 中伝…刹那ッ!!」


「上か!?チッ!!使うしか無いか!ブレイブソウルッ!!!!」


「クソ…勇者のスキルか…チッ!」


ドゴォッ……



突如として噴きあがったソラの闘気に体制を崩され、仕方無しに空を蹴って少し離れた場所に着地する。



「いやぁ、流石勇者スキル…初めて見るが圧巻の威圧感だな…これは一筋縄では行かなそうだぞ」


この間戦った漢女よりヤバい…まぁ、ソラは漢女じゃ無いだけマシだけど…



そして、荒々しく吹き荒れていた闘気が一気に拡散したと思ったら、ソラの身体へと吸い込まれて行った。



「西音寺ッ!俺の勇者の力を見せてやるぜ!」


トンッ……



何か叫んでやがる…と思ったら既に目の前に剣が振り下ろされている。


「アメジスティア流ッ!クイックノヴァッ!!」


ちょっ!?急に速すぎっ


「西音寺流抜刀術 奥伝…清水の構え…」


咄嗟に技を使い受け流す…くぅ〜一撃が重いッ!強化されすぎだろっ!?


「おいっ!今の技…あれはアールの…」


「流石だなっ!気づいたのか!でも、アール副団長の技を俺流にアレンジしたんだ…それよりも…こっからが本番だぜ?アメジスティア流…スターライトノヴァッ!!」


さっきからノヴァノヴァうるせぇなっ!!!

必殺技っぽい名前ばっか使ってくるなよ!!


羨ましくなるだろっ!?


「急に速くなりすぎなんだよッ!!西音寺流抜刀術 中伝 桜花一閃…夢幻ッ!!」



光速と神速…誰も2人の姿を目で追えるものはいなくなってしまった。


だが、剣が打ち合わされる度に発生する火花、金属音、2人の掛け声…


その度に破壊されて行くステージ…


観客は最後の戦いを息を呑み静かにこの戦いを見守っていた。



「よっしゃっ!慣れて来たぜっ!」


「あっ、そういえばまだ聖剣の試し斬りの最中だったのか…これ、まずくね?」


ヤバいヤバい!人間辞めてるぞコイツ!!俺も人の事は言えないけど、スキルを全て封印してるせいでこれ以上はついて行けないぞ!?くそっ…どうする!?


俺はに悩んでる余裕は無い。

目の前には準備運動が終わりました!と告げるソラが居るのだ…




(マスター!!私を使うのです!!このままだとマスターが負けちゃうのですっ!そんなの嫌なのですっ!!)

(ミスティか…でもなぁ、ミスティ使ったらさぁ…)


(しのごの言ってないでさっさと私を呼ぶのですっ!!リンもそう言ってるのですっ!)

(あれ、てか2人は俺の試合見てんの?見えない場所に陣取ってるはずなのに…)


(ほっぽり出して観戦に来てるのです!どうせどう転んでもマスターにボコボコにされる魔神族なんてほっといて見ようって事になったのです!)


チラッと観客席を見ると一番前の席で心配そうに此方を見ている仲間達の姿が見えた。


(はぁ…それじゃ情けない姿は見せられないじゃ無いか)

(そうなのです!だから速く私を呼ぶのです!マスター!)


どうしようもないか…

ミスティに主人である俺の力を上げる能力が備わってる為に、俺の意思とは違い勝手に能力が上がってしまう。


もし使うことになってもオフにして?って言ったけど、嫌なのですっ!と人蹴りされた。あれ?俺って君の主人では…?



だが、仲間達は俺の負ける姿を見たくないと言っている。


俺の些細なエゴの為に皆の期待を裏切るのは愚か者のする事だ。




なら、俺のすべき事はただ一つ!!


「ソラ、悪いな…どうやら俺は負けられないらしい」


「ん?何の話だ?まぁ、いいぜ!本気で来るなら俺はその方が嬉しいからな!」



「そうか…なら…おいで、ミスティ?」


「とう!なのです!!」


突如として現れた乱入者、決勝の舞台には似つかわしくない程の笑顔を携えて…俺に抱きついてきた……


いや、なんでぇ!?

俺の仲間達って空気読めない人多すぎない!?

あっ、主にリリアとミスティだが…



「こっから先は、私のマスターに傷は付けさせないのですっ!!クソ勇者っ!!なのです!!」


だから、なんでぇ!?


うちの子ってこんなに口悪かったっけ…?

どうしよう、なんか子育てにミスった親の気持ちだわ…なんか力が抜けるなぁ…


「あのなミスティ…?とりあえずもう少しシリアスになれないか…?」


「ふぇ?何の話なのです?そんな事よりマスター!カッコよく私の事を呼ぶのです!ほら!」


ダメだコイツ…



まぁ、いいや…


観客達は突如として始まった喜劇に目を点にしている。


そして、仲間達は苦笑いだ。



そして、俺は…


「とりあえずまぁ、頼んだぞ?相棒ッ!」

「おう!なのです!」


「我が呼びかけに答えよッ!!幻想剣…ミスティルテインッ!!」



その時、眩い光がミスティを包み込む…


あれ?こんな感じだったっけ?



神聖なるオーラが放たれ…次第に光が収束し一振りの剣へと変わる。


その柄を掴むと光が霧散し、美しい剣が現れる。



人々は息を呑みその様を見つめている。

それはそうだろう…人の姿から変化する武器…



それつまり、伝説の武器という事なのだから…




「ミスティ…モード刀」


俺の呼び掛けにより姿を変えた直剣…

その姿は夜桜の淡い桃色と違い、透き通った空色をしていた。



「さぁ、勇者ソラ…お前の本気と俺の本気…どっちが上か勝負と行こうかッ!!」


「望む所だぜッ!!アメジスティア流…セイクリッドブレードッ!!」



「……西音寺流抜刀術 奥伝…二刀・大蛇ッッ!!」




俺にミスティを使わせた事を誇りに思えよソラ!!


こっからの俺は…一味違うぞ?







次の投稿は今日中にまとめ切れなかったら、明日の朝9時とかになると思います…


この話が短くなった分、次の話が長くなるかも知れません…

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