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駄女神に信託を受けた俺、世界最強の流派で異世界を無双する!  作者: 雪月花
神が創りし至高のケモ耳
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第100話 決勝トーナメント

いや、すみません…記念すべき100話目に投稿忘れてました…やらかしました…



さて、まずは敵を見てみるか…


俺と双葉の他に女性1人、ガチムチ1人…

なんでこう異世界ってのはガチムチ比率が高いのだろうか…?


やっぱ冒険者になる人が多いからなのか?


俺の相手はこのおっさんになりそうだが…



「全員よろしいでしょうか?では、始めてください!!」


ゴーンッ!!



会場にゴングの音が鳴り響き、試合が開始される。



真っ直ぐ俺の方に向かって来たおっさん…得物は大剣か…



「おらぁぁ!!!」


裂帛の気合とともに俺に大剣を振り下ろしてくる。


ドガァァンッッ!!!



その一撃が俺に直撃したと思い、息を呑む観客達…まぁ、食らってないけどね?



「っ!?お、お前!?」


「…真剣白刃取りなんて久しぶりにしたなぁ…」


俺はおっさんの振り下ろしを片手で掴み止め、得物をひょいっと取り上げる。


「あっ…」


シーンと静まり返る場内…

俺は奪い取った大剣をポイっと場外に捨て、おっさんを睨みつけ構える。


「ひぃっ…」


何故かめっちゃ怯えられてる…


「まぁいいや…喰らえ!!必殺のデコピンッ!」



ドパァンッ!!


絶対にデコピンでならないような音が聞こえ、綺麗に飛んでいくおっさん…名も知らぬ(双葉にビビってて聞いてなかった)おっさんよ…さらば…



審判の場外判定を聞きつつ、双葉と女の人の試合を眺める。ほへー、結構いい勝負じゃないか?



きっとクラスメイト達も度肝を抜かれてるんじゃないか?あの双葉がこんなに激しい動きをしてる事に…そして、男子はきっと鼻血を垂らしてるであろう。何がとは言わないが巨大な何かが物凄い揺れている。眼福です…ありがとうございます!



「ッ!?」


俺は後ろから殺気を感じて振り返ると、観客席から此方を見ている人物と目が合う…神咲さんでした…


あいつ、俺が邪な考えをしてる時すぐ勘づくのなんなんだ…?エスパー神咲と呼ぶ事にしよう。



おっと、そんな事を考えていたら試合が終わりそうだ…


「ッッ!!コレで終わりですっ!」


「ぐっ、あんな…やるじゃないか…」

ドサッ…



双葉の一閃が女の人を捉え、見事勝利していた。


肝心な所見逃したんだけど!?神咲めぇ…



「試合終了!!Bリーグから決勝進出はアメジスティア王国代表のフタバちゃんと冒険者ギルド所属デルタくんの2人になります!!」


「いやー、圧倒的だったねぇ…デルタくん期待してるから頑張ってね〜!」



ここぞとばかりに実況席が俺たちの名前を上げ、観客席が大いに湧く。


観客達に手を振り応える俺と、ペコペコ頭を下げている双葉…さっきまでのやる気モードの双葉は形を潜め、普段の様子へと戻っていた。本当に良かった!



「双葉!お疲れさん!決勝も頑張れよ!」


「う、うん!わ、私頑張るよ…西園寺くんも、そのぉ…頑張って、ね?」


「おう!それじゃまた決勝で!」



俺たちは別々の通路からそれぞれの仲間の待つ場所へと戻っていく。


「さて、リリアを応援しますか…」


観客席に向かったら仲間達が部屋の外で待っていて、ちびっ子達に飛びつかれた。

嬉しいけど少しだけ恥ずかしかった…




その後、リリアも無事決勝トーナメントへと進んだのだが…


「うぅ…すみません…馬鹿で…」


この通り凹んでいた。

というのも、リリア以外がリリアを強敵と判断し、放置していたのだと思うが、そんな事知る由もないリリアは、他の3人が三つ巴の戦いをしてる所に突っ込み、全員を吹っ飛ばして場外にさせるという事故を起こしていた。


なんて言うか…阿保である。

チラッと見た賓客席のエギル陛下がアルファの正体を予め知っていた為(アウリム団長に報告してもらっていた)に、頭を抱えていた。



審議の結果、最後に場外になったサフィア公国の代表が駒を進める事になった。


サフィア公国からも数人出場してると聞いていたが、こんな形で決勝に進む事は想定していなかっただろうから、後で謝りに行かないと…



武闘大会終了後の謁見が本当に憂鬱過ぎる…





そして、1日挟み…とうとう決勝トーナメント開催日になった。


昨日は1日ゆっくりと過ごしていた俺は、1日宿でゴロゴロしていた。こう言う日があっても良いよね?


リリア達女性陣は買い物に出かけていたが、なんでも好きなだけ買って来て良いよとお金を渡したら、本当に好きなだけ買って来た…金銭感覚大丈夫か…?



そして、現在…決勝トーナメント開催前に1人ずつ紹介させるようで、通路で待機させられている。


名前が呼ばれたら舞台に上がる手筈となっている。一々細かいな武闘大会なのに…



「デルタさん?どうされました?」


「いや、なんでもないよ…」



同じブロックから決勝トーナメントに上がった者は別の通路から入場する為、双葉は別の場所にいる。


あっ、双葉で思い出した。


「そういえばアルファ、俺の同郷の双葉って子がアルファに絶対負けません!って伝えてって言ってたけど…何かあったのか?」


「え?フタバさんですか…?い、いえ…身に覚えはないのですが…と言うよりもお話しした事もほんの少ししかありませんよ?」


じゃあなんでだ?と2人で首を傾げているとリリアが先に呼ばれる。


「呼ばれたので行ってきますね!先に行って待ってますよー!」


女性の決勝トーナメント進出者はリリアと双葉のみ…2人が同時に呼ばれ、舞台で顔を合わせるのだが…大丈夫かな…



「そして最後の入場者は…圧倒的な力で全てを捩じ伏せた謎に包まれし男…冒険者ギルド所属、デルタ!!」


ワァァァァッ!!!


一際歓声が大きくなり、俺はゆっくりと壇上へと進む。そして、同じくもう1人…この大会の目玉であろう人物も歩みを進めていた。



「そしてもう1人!アメジスティア王国代表、この世界の救世主になれるのか!?勇者ヒカルの入場です!!」



再び歓声が巻き起こり、俺達は舞台上で再開する。と言っても変装してるからユウキとしてでは無く、冒険者ギルドで遭遇したデルタとしてだが



「よぉ!また会ったな!やっぱ只者じゃ無いと思ってたけど、本当に強いんだな!」


「そっちこそ、勇者の称号に恥じないように頑張れよ?油断してると一瞬で叩き伏せるからな?」


「おー、怖い怖いっ!俺達が当たるとしても決勝だからな!楽しみにしてるぜ!」



俺たちのお喋りもここで終わり、壇上に各国家の代表者が登壇する。こう見てみるとみんな美形だな…クソが!



何故かサフィア公国の王女殿下が此方に手を振っていたが無視。


あからさまにしょんぼりしている様子だが、俺がユウキだと認識してるのか?



謎である




そして王族の挨拶が終わり、第一試合のメンバーだけがステージに残る。



オープニング試合は俺とインカローズ王国騎士団長の試合となった。開催国の代表ボコって大丈夫なのか?


「ふむ、貴殿の闘いは全て見たがなかなかに素早い…だが、私には効かぬと思っておけ」


「ご忠告どうも…でも、やってみないとわからないだろ?」



決勝トーナメント初戦がここに開幕する。



次の更新は明日の正午になります!


怒涛のバトルシーン…リリアや双葉、ソラ視点の話もあります…



追伸


天空くんの名前が初登場だったせいで知らない人多そうなので、ここで紹介しておきますw


天空勇←あまそら ゆう

にしようとしてたんですけど、主人公の名前と大分被るのでイサムにしました…


だがしかし!今まで一度も登場してなかった為、改名する事にしました…


これからは天空光→あまそら ひかる

で生きていって貰います…


第1章終了時のキャラ紹介の所の名前も変更してあります。


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― 新着の感想 ―
[一言] 0話段階でそもそも天空の名前が光表記(8月段階)だったんでイサムって誰?って認識してましたが追伸みて一応納得しました
[一言] 記念すべき百話達成おめでとう御座います。これからも10分に一本更新するぐらいに頑張って下さい。 冗談です。
[一言] イサム…誰? 天空の名前でもないし…
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