【第三十五話】暗闇の先
暗く暗い深く深い黒く黒い、そんな暗闇の中。
それはまるで、夢の中にいるような感覚で、僕はどんどんと身体が沈んでいくのを感じていた。
底無しの闇に沈んでいく。このまま沈み、消えていく。それがとても自然なことに感じてしまうほどに、その闇は深かった。
だから、その闇が急に反転したように光輝いた時、僕は驚きと共に飛び上がったーーーーーーーーーーーー
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「ーーーうわぁぁぁっ!?」
「「「「「「ッ!?!?」」」」」」
僕の悲鳴。そして、それに驚き息を飲む複数の気配。
僕以外の気配に僕はさっと意識を切り替えて辺りを見回して、固まった。
「おいおい白沢。いくら授業前だからって寝て悲鳴上げながら起きるやつがいるか?」
軽口を叩きながら笑っている人物。
僕は彼を知っている。
彼だけじゃない。僕はここにいる三十人ほどの人物たちを知っている。
ここは、ーーーーーー教室で、彼らは、クラスメートで、
彼は、僕の目の前にいる、彼は、田中。
ーーーーーー僕が殺したゾンビだ。
さぁ、プロローグ終了です。
これから第一章が始まる予定です。
自分的には第2プロローグと名付けてもいいかなぁ?というような感じですが、次章から少しずつ世界観が解き明かされていくはずです。




