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異世界は特殊能力者(ウェポンマスターズ)  作者: スラナイ・フーディーニ
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episode1「異世界」

気が付くと俺は、地面にうつ伏せの状態で倒れていた

頭と上半身が痛くてしょうがない・・・・

痛みに耐えながら立ち上がり、目をこすりながら景色を見ると・・・・


ビジネスビルやファミレスなどが建っている

別になんの変哲もない町並みが目に映った

しかし、何かが違う・・・・?

いつも見ているはずの光景なのに、何か変な感じがした


とりあえずそこらへんにいる人に話しかけてみた

「すみません」

「ハイ なんですか?」

「あのぉ~?変なこと言うかも知れないんですが ここって、○○市ですか?」

「え?何言ってるんです? ここは


『ウェポンワールド』ですよ?」


聞き覚えのない町だった

『ウェポンワールド』ってなんだ?

俺は疲れてるのだろうか?

いや睡眠は昨日しっかりとった

じゃあ酔っ払っているのか?

いやいやお酒は飲めない


「えっとぉ・・・・知らない名前ですね・・・・」

そういうとかなり驚いたのか

「えぇ!?この町を知らない人がいたとは・・・・!

と、とりあえずあの大きな建物なら詳しいこと聞けると思うので

そっちで色々聞いてみてください!」

そう言うと走り去っていった

どうやら俺はおかしなことを言ったらしい

しかし行動しないとわからない

仕方なく言われた建物に行くことにした


しばらく歩くと、建物が近づいてきた

ここは市役所なのかな?と思っていたら

後ろから車の音が聞こえてきた!

慌てて振り向くとそれは


黄色いスポーツカーに乗った男が、腕に電流を流しながら荒い運転をしていた!


「ヒャッハー!どけどけぇー!俺様の道だァ!」

「うわっ!あぶねぇ!」

とっさの回避で避ける俺

車は数十メートル先で止まり、さっきの男がこちらに歩いてきた

完全に腰が引けていた

「よぉ兄ちゃん 金持ってねぇかぁ?」

「か、金ですか!?」

そういい体をまさぐったが財布がない

当然だった

財布なんて部屋に入ると机とかに置くため、持ち歩いてるはずなんてなかった


「おぉっとぉ~?持ってないのかぁ なら・・・ここで死ね」

そういい電流混じりの拳で殴りかかってきた!

いやそれよりもなぜ電流が右腕に?

いや、それよりも俺は死ぬのか・・・・?

そう思った矢先「そこまでよ!」という1人の声が聞こえた


振り返ると2人の女性がいた

女性の方は俺とほぼ同い年ぐらいで、茶色のショートヘアーだった

もう1人の方は帽子を被っており、かなりの美貌だった

その美貌の人が俺に向かって

「あなた、ここは危ないわ 下がってて」といった

当然言われた通りにした


するとその美貌の人は、服のポケットから短いナイフを取り出した

電気男は電流を溜め始めていた

おいおい、そんなので勝てるのかよ


「そんな軽装備で俺様に勝てると思ってるのかぁ?

俺様の能力名は『サンダー・ストライク』電気の力を利用して攻撃できるんだぜ?」

「へーそう 悪いけど、もう勝負は付いてるのよねぇ」

「ハァ!?なめてんのかこのやろ・・・・か、体が動かねぇ・・・・・?!」

一瞬のことで何が起こったのかわからなかった

あの電気男がぴたりと動かなくなってしまっていた

というか、能力名ってなんだ?


「だから言ったでしょ? じゃあ止めを刺してもらうわ」

そう言うと自分の影に手を置き、影を実体化させていた

いや、「自分の影分身」を複数体作り出した

そしてその影は、電気男にナイフで切り刻み

最後は美貌の人自らナイフを逆手に持ち、通りすがりに切り捨てた

「し、信じられん・・・俺様の能力が負けるとは・・・・」

「任務完了 さて、署まで来てもらおうかしら」

そう言うと電気男は、何人かで腕を持ち上げられ連行されていった


放心状態で頭の整理がつかなかった

俺は「異世界」に来てしまったのか・・・?

すると、茶髪ショートヘアーの女性と美貌の人が駆け寄ってきた

「大丈夫ですか?お怪我はないですか?」

「いきなりで悪いけど、署まで来てくれるかしら?」

その美貌の人は顔を覗き込むように近づけてきた

ん?何か変だ・・・・?それもそうだ

なぜならこの美貌の人は喉仏がうっすらあったからだ

そう、つまりこの人は



男性だったのだ

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