目次 次へ 1/21 《アラクネの唄》 絡みつく、光へ手を伸ばすほど、この肢体に絡んでゆく。 蒼き月光に照らし出されるは、残酷な紺の弦。 あぁ、同胞よ、気づかぬのか。我らの魂までもを束縛するこの糸に。 神の悪意が織り成すこの糸は、我らをこの世の奈落へ引き寄せる。 締めていく、闇へ取り込もうと、この身体を締めていく。 さぁ、愚者どもの宴が始まる。 ――――覚悟は良いか? 《運命》に縛られし者たちよ。