表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超短編短編集  作者: 山山山山
6/15

駆逐

テーマは茶の間、田舎、襖

『贖罪』の数年後の話です。

「胡桃!こ↑こ↓が私達の新しい家だよ!」


 蜜柑が指したのは、大きな日本家屋だった。

 引っ越すとは言ってたけどこんなド田舎とは...

 蜜柑は、考える事をやめた私が乗る車椅子を押し、屋敷に入った。



 そこはまさに地獄だった。

 要は屋敷中にGが跋扈していた。


「...バル○ン炊こ?」


 背後の蜜柑が青ざめながら言う。

 そうだ。蜜柑はGが大の苦手だった...

 やるしかないなこれは。


「いくぞッ!」


 叫びと共に両手に殺虫剤を構える。

 廊下のGを難なく殺り、おそらく一番多くいるであろう茶の間に繋がる襖の前で止まる。

 襖を開けると同時に部屋中に殺虫剤を噴射する。

 さぁ、虐殺だ。どちらが上かGに分からせてやる!


~~


「いや~、一時はどうなるかと思ったよ~」

「なんであんなGがいるんだよ」


 どうやらこの屋敷は長年使われて無いのを蜜柑が貰ったものらしい。


「静かだな..」


 ここではGはともかく、人を殺す必要は無いんだ。そう考えると涙が溢れる。


「もう疲れたよね、この家で、ずっと休もっか。」

登場人物

蜜柑

黒光りするGが何よりも嫌いな暗殺者。

先日胡桃と共に組織を抜け出した。

バ〇サンは必ず家に常備している。


胡桃

任務中に大怪我をし、使い物にならなくなった暗殺者。

今は組織を抜け出して療養中。

けっこう不遇なキャラかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ