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超短編短編集  作者: 山山山山
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別れの音

テーマはプロポーズ、ベル、歴代最年長

前回の続きです。

 私達勇者一行は今、魔王軍の幹部の根城の一つである、大時計塔を目指して進んでいた。


 噂に聞いたのだが、その塔の頂上にある鐘を二人で鳴らすとその二人は永遠に結ばれるらしい。

 歴代最年長の勇者だなんだと言われてる私(21)でもこういう噂は信じてしまうのだ。

 その塔の幹部を倒したら、仲間のサザンカに想いを伝えようと思う。

 これからもずっと共に居よう、と。

 そして二人で鐘を鳴らそう。


~~


 魔王を討伐して数週間が経った。

 私は大時計塔の頂上にいる。

 鐘の下に花束を置いて手を合わせる。

「サザンカ、ようやく魔王を倒したよ。

...あの時、サザンカが私を助けてくれたんだよね。まさか、死んだ後でも助けられちゃうなんてさ。

ところで、私、これからはこの国を離れて生きるよ。」

 魔王を倒した後、国に戻ったのだが、勇者は平和な世には不要との事で、なんと国から狙われる身になってしまった。

 だからもう逃げるしかない。

「私は、生きるよ。」

 独りで鐘を鳴らす。

 願わくは、天国までこの音が届いて欲しい。

登場人物

勇者

自分の国に盛大な掌返しをされ国を追放される。

その気になれば国の2、3個は滅ぼせる。

21歳で勇者最年長とかどうなってんだよ(憤慨)


サザンカ

賢者。時計塔での戦いで自爆する。

一級フラグ建築士。

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