第1章の登場人物
シモン
男性 人間 18歳
善行の積み重ねにより聖人となった若者。
黒髪に黒い瞳。童顔で小柄な若者。
極端な美形というわけではないが、それなりに整った顔をしている。
困った人がいると我が身を顧みずに手を差し伸べてしまうという
大変困った性癖の持ち主。
これまでの人生では苦労ばかりを重ねてきたが
神様のありがたい思し召しにより人生一発逆転の転機を迎えている。
しかし、当の本人は今まで通りの普通の暮らしに執着しており
もしや潜在的なマゾなのではないかという疑いが持たれている。
ステラエル
女性 天使 年齢不詳
聖人シモンを守護するべく天界から降りてきた天使。
編み込みの金髪に澄み渡った蒼い瞳。白いワンピースの超絶美少女。
見た目だけなら美の化身ともいうべき神々しい幼女なのだが、
如何せん中身が残念。
いつも食べ物と血の気に飢えており、
奔放な言動によって飼い主のシモンを悩ませている。
しかし、それらは全てシモンの懐に入り込むための仮初の姿であり
その正体は自他ともに認めるクールビューティ……のはず。
異世界フードファイター系天使。
グウェン
女性 エルフ 年齢不詳
モルトを拠点とする銅級冒険者。決死隊の一員。
〝精霊姫〟の二つ名で知られる優秀な精霊使いだが
一部冒険者からは〝傷面〟とも呼ばれている。
淡い金色の長髪に深緑色の澄んだ瞳。
若草色のチュニックを身に着けた、非常に美しいエルフの女性。
しかし、顔に刻まれた大きな傷跡のせいで色々と台無しに。
自分が育った孤児院を援助する篤志家としての顔と
犯罪組織と暗闘を繰り広げる武闘派としての顔を併せ持つ。
作者すら「ちょっと盛りすぎたかな?」と心配するほどの重要キャラ。
今後の話にも大いに関わってくる予定。
バルタザール
男性 人間 60台半ば
王都を拠点とする、現世に2人しかいない金級冒険者の一人。決死隊の一員。
〝大賢者〟の二つ名で知られる偉大な魔術師にして、空間魔法の第一人者。
若い頃はかなりヤンチャしており、大陸中をハラハラさせていたらしいが、
今は一介のマッドサイエンティストとして比較的大人しくしている模様。
暗灰色のローブを身に纏い、フードを深くかぶって顔を隠しているが、
正体を隠すつもりなどは一切なく、他人と視線を合わせるのが苦手なだけ。
ぼそぼそとした喋り方は甚だ不評であり、書く側としても大変面倒、
そのうち陽気なパーリーピーポーキャラに変更される可能性も。
この人も重要人物の一人。
ビリー
男性 人間 30台半ば
パナシエを拠点とする銅級冒険者。決死隊の一員。
金属製の籠手を装備した両の拳で魔物どもを殴り倒すイカツいおじさん。
〝鉄の拳〟という何ともヒネりの無い二つ名を持つ。筋肉1号。
普段は他数名の仲間とパーティを組んで迷宮探索に勤しんでいるが、
認定冒険者への指名依頼がくる度にパーティと別行動となってしまうため
パーティ内で存在感が薄れることを密かに危惧している。
ノーマン
男性 人間 30台後半
王都を拠点とする銅級冒険者にして戦の神に仕える神官。決死隊の一員。
神官のくせに神聖魔法の腕前はからっきし。
神殿での仕事が暇になると、自慢の槌を振り回し
王都近辺に蔓延る魔物を撲殺して回る破戒僧。筋肉2号。
〝頭蓋砕き〟という物騒極まりない二つ名を持っているが、
神官という立場のせいかビリーさんより言葉遣いがまとも。
ミリアム
女性 人間 20台前半
王都を拠点とする銀級冒険者。決死隊の一員。
おかっぱに切りそろえた亜麻色の髪に黒の三角帽子という魔女ルック。
氷の魔術を得意とする魔術師であり、二つ名は〝氷花〟。
別に氷で花を咲かせたりはしないので要注意。
過去に王都を揺るがす大事件を解決したことがあり、
その功績によって銀級の認定を受けているが、
その事件が作中で語られる予定はない。残念。
オールストン伯爵ゴドウィン
男性 人間 40過ぎ
モルトの町を含むオールストン伯爵領を治める貴族。
整った栗色の短髪に、くるくる動くグレーの大きな瞳。
温厚篤実な人格の持ち主で、領主としても決して悪くない人なのだが
優秀過ぎる妻によって完全に尻に敷かれている。
愛妻家にして子煩悩。
領地が隣接しているグローヴ子爵家とは家族ぐるみのお付き合い。
セルマ
女性 人間 年齢不詳
オールストン伯爵の奥方。
豊かな赤毛にヘイゼルの瞳。
夫であるオールストン伯爵を完全に尻に敷いているが
決して鬼嫁ではなく、夫婦仲は至って良好。
為政者として極めて有能であり、領民からの人気も高い。
オールストン伯爵領はこの人で持っているという専らの評判だが、
当の本人は旦那様あっての伯爵領だと思っている。妻の鏡。
パトリシア
女性 人間 15歳
オールストン伯爵の長女。
栗色の大きな三つ編みにヘイゼルの瞳の可愛らしいお嬢様。
婚約者のエルネストとは幼馴染の間柄であり、
貴族の娘にしては珍しい恋愛結婚となる見込み。
それもこれも、子煩悩のオールストン伯爵が
政治よりも娘の感情を優先させた結果である。
ただ、娘の方は年頃の娘の多分に漏れず
最近すこし父のことを鬱陶しく感じ始めている模様。
頑張れ父。負けるな父。
グローヴ子爵ブレンドン
男性 人間 40前後
パナシエの町を含むグローヴ子爵領を治める貴族。
白髪交じりのグレーの髪に、活力に満ちた目。
領地が隣接しているオールストン伯爵家とは家族ぐるみのお付き合い。
息子ばかりが3人も生まれてきてしまったため、
可愛い娘のいるオールストン伯爵が羨ましくて仕方がない。
カミラ
女性 人間 40前後
グローヴ子爵の奥方。
ウェーブのかかった蜂蜜入りの髪の、おっとりした雰囲気の美女。
常に夫を立てる控えめで大人しい女性だが、
男の子3人を立派に育て上げた肝っ玉母ちゃんでもある。
セルマに比べるとどうにも存在感が薄いが、
貴族の奥方とは基本そういうものなので勘違いのないよう。
エルネスト
男性 人間 16歳
グローヴ子爵の三男。
金髪の美男子。絵にかいたような貴公子である。
将来は幼馴染の美しい伯爵令嬢の婿になって、伯爵家の跡取りとなる予定。
恵まれ過ぎた境遇だが、幽閉され悪魔に成り代わられるという不運を味わう。
しかし結局はシモンに助けられてしまうので、やっぱり恵まれている。
二人の優秀な兄がおり、彼らもそのうち登場してくる……かもしれない。
バーナード
男性 人間 50歳前後
オールストン伯爵家の家宰。
半分ほど白くなった髪をきちんとまとめているロマンスグレーの紳士。
伯爵家に仕えているだけあって上品かつ落ち着いた身なりと物腰。
家宰としても非常に有能だが、高レベルの隠密技能も持っており
主家の用命とあらば何処にでも足音ひとつ立てずに現れる神出鬼没の男。
徐に手裏剣を投げるなどの展開は一切予定してないので悪しからず。
アーロン
男性 人間 50歳前後
モルトの冒険者ギルドを束ねるギルドマスター。
スキンヘッドに整った顎鬚。筋骨隆々とした体躯。いわゆる強面である。
ギルドにはマスター専用の部屋が奥にちゃんとあるのだが
なぜかいつも受付で駄弁っている。
実は冒険者の無事を誰より早く確認しなければ気が済まないという
根っからのカーチャン気質であり、これからも受付に居座り続ける予定。
但し、いかついおっさんに出迎えられる冒険者からの反応はイマイチ。
ガラム
男性 ドワーフ 年齢不詳
パナシエの冒険者ギルドを束ねるギルドマスター。
赤銅色に灼けた肌にグレーの髪と髭。がっちりとした寸胴の身体と、
ドワーフの身体的特徴そのままの容貌。
シモンの噂をホラ話だと決めつけてしまう失態を犯すが
そもそもシモン自身がホラ話のような存在なので責められない。
ドワーフの例に漏れず酒好きだが、本人曰く鍛冶の才能は無いとのこと。
デレク
男性 人間 30台半ば
冒険者パーティ幸運の星のリーダーを務める重戦士。
盾と剣の使い手で、パーティを守る優秀な壁役。
確かな実力と情に厚く誠実な人柄によってパーティをまとめ上げており
認定冒険者になるという目標に向かって日々依頼任務に励む夢多き男。
シモンの規格外っぷりを目の当たりにしたことで、やや自信が揺らいでいる。
エディ
男性 人間 30歳前後
冒険者パーティ幸運の星の軽戦士。
身体も軽けりゃ性格も軽い優男だが、槍の腕前はなかなかのもの。
槍の間合いを生かした戦い方は周囲から高く評価されている……らしい。
シモンには師匠なんか不要、という身も蓋もないことを言ってしまった結果
今後の幸運の星の登場機会を怪しいものにしてしまった罪深い男。
ジェニー
女性 人間 20台前半
冒険者パーティ幸運の星の斥候。
小柄で赤毛。吊り気味の勝気そうな目。
シモンの師匠として、野外活動のイロハを叩き込む……筈だったのだが
もともと狩人だったシモンに教えられることはあまり多くなく、
紅一点のくせに存在感が薄くなってしまった不遇の人。
色々と育ちたいお年頃であり、酒場では主にミルクを常飲している。
マルコム
男性 人間 40歳前後
冒険者パーティ幸運の星の魔術師。
紺色のローブを身に纏った、パーティ最年長の男。
初登場時は魔物に襲われ瀕死状態という情けない姿を晒したが
その後、基本四属性の魔法をサラリと使いこなす有能ぶりを見せる。
弟子入りしてきたシモンにあっさり上をいかれてしまうが
そのシモンの有能さを素直に賞賛できる人格者でもある。
マルク
男性 人間 11歳
モルトの町の孤児院で暮らす孤児。
面倒見がよく、孤児院の子供達にとってはお兄さん的な存在。
現在、彼を養子として引き取りたいという里親候補が名乗り出ており
本人もその話に乗り気ではあるのだが、
他の子供達が寂しがるのを心配して、なかなか踏ん切りがつかずにいる。
遠い未来の聖人候補……かもしれない。
名もなき悪魔
男性 悪魔 年齢不詳
魔界の門の第一発見者であり、
フォルゴーレに先駆けてこちらの世界にやってきた。
上手いこと貴族の子弟を襲って成り代わり
無抵抗の庶民を相手に悪逆の限りを尽くすつもりだったが
シモンを聖人にしてしまうという致命的な失態を犯した上、
自らの名前を名乗る暇すらも惜しんで綺麗さっぱり自滅。
三下の悪役としての使命をきっちりと果たした仕事人。
フォルゴーレ
男性 悪魔 年齢不詳
魔界に暮らす悪魔の一柱。呪詛に関する魔法に長ける。
魔界の門につっかえた状態で登場するという
悪役にしておくには勿体ないほどの愉快なキャラ。
身の丈8メートルにもなる筋肉ムキムキの巨漢だが
なぜその体であの狭い門を通れると思ったのか。
実は認定冒険者のパーティくらい軽く一蹴できる程度の力はあったが
呪詛魔法がまるで通用しないシモンとはあまりにも相性が悪すぎた。
再登場があるかどうかは不明。
作者用備忘録。
もうすぐ続きの投稿を始めます。
今しばらくお待ちくださいませ。




