表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/72

雨がくれた出会い

今日は朝からどんより曇り空。


朝のニュースの天気予報で“傘を持っていくと安心”って言っていたのに、バタバタしていていつも通りにそのまま出て来てしまった。


傘を忘れたことに気付いたのは職場に着いてから。


だけどその日はラストまで職場を出ることもなく、天気のことなんてすっかり忘れていた。


「しまったなぁ。」


私は職場である調剤薬局の軒下で一人たたずんでいた。

いつから降りだしたのか、雨がシトシトと地面を濡らしている。


同僚は車通勤のため、早々に帰ってしまった。

駅までは徒歩5分。

走ればなんてことはない距離だ。

途中、屋根のあるところはない。


このまま待っていても雨は止みそうもない。

通り雨とは違うみたいだ。

走るしかないかな。


意を決して走り出そうと一歩踏み出したとき、


「こんばんは。」


突然声をかけられ、体が前につんのめった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ