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すごく、心が安らぐ。


なんか、このまま別れたくないな。

もうちょっとお話ししたい。

胡桃さんのこと、もっと知りたい。


そんな欲望がふつふつと湧いてくる。

だけど、彼を引き留めるこれ以上の話題が思い付かなくて、もやもやしてしまう。


何かを言わなくては。

いい淀んでいると、胡桃さんの方から話しかけてくれた。


「これ、見てもいい?」


さっき私が渡した包みを、私の返事を待たずにガサガサと開ける。


目の前で開けられるのは少し緊張する。

もし喜んでもらえなかったら、趣味に合わなかったら、とか考えてしまうからだ。


包みから出てきたのは、紺に近い深い青色のハンカチ。

明るい青色のステッチが入っている。

シンプルだけど少し遊び心があるデザインだ。


ハンカチなら迷惑にならないかなと思ったのと、深い青色が胡桃さんに似合うと思ったから。

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