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「はい、これあげる。」
コンビニの袋から出てきたのは、お茶のキャラクター“うさ茶ん”のストラップが入った袋だ。
そういえば、今お茶のペットボトルを買うともれなく1個うさ茶んのストラップが付いてくるんだった。
両手で受け取って包装を解くと、全5種類ある中の1つ、シークレットの“うさ茶ん”が出てきた。
「わあ、これレアなやつ!もらっていいんですか?」
思わずテンション高く聞いてしまう。
胡桃さんは声もなく笑って、優しい笑みを浮かべた。
「好きなのかなって思ったんだけど、予想以上に喜んでもらえてよかった。」
一人、子供みたいにはしゃいでしまったのが恥ずかしくなって、私は頬を赤らめて少し俯いた。