77/160
世界のかたちは四角いか
世界は丸い、というのが
当たり前のジョーシキになったのは
人間の歴史から見れば
ごくわずかの数百年前だったという
でもどうなんだろう?
雨が降って桶の水に丸を描いたり
しゃぼんに泡をたてて吹かすと玉のかたちになったり
たま、ということばはとてもとてもむかしからあったわけで
案外、世界の本質は丸いということを
知識でなく、感じていた人は意外といたのかもしれない
世界のほんとうのすがたは盤面なのだと信じる
「FLAT EARTH SOCIETY」なる思想もまだあるけれど
私などは
意識の世界では、実は世界は四角いのじゃないか、なんて思っている
だって
テレビも、パソコンの画面もスマホの画面も四角くて
それを通して世界のひとびとと
つながることができているのだから
ひとりひとりの世界が
このコロナ下で画面を使って
四角く、四角く表示されることに
慣れてきているから
見た目のうえでは、世界は四角いといっても
あながち間違いではない気がする
みんな、四角い画面に集中して
その四角のカクカクが
こころのやわらかな丸さを
傷つけないように
ときどきは、窓を開けて
木々を眺め、風を感じましょう
雨が降るなら、窓に落ちる
たくさんのまあるい水滴を
愛しましょう




