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星々の愛しい距離と、空のデブリ
お月さんが遠のく、
お月さんが近づく、
月明かりの夜
地球も呼吸する、
汚れた空と
土と
海とを抱えたままで
しかし、ひとびとは
ようやく目覚めた
100万光年の先に
ハビタブルゾーンの星があっても
今の地球、という
今の、いのちの存在は
ただひとつしかないことに
本当に、本当に、
ようやく 気づいた
おおなみとなみ、ざざとなみ
引き合い、離れ、くるくると
離れがたく、近づきがたく
火星もおなじ、でぃもすとふぉぼす
引き合い、離れ、くるくると
近づきたくなく、離れたくなく
今このときの技術では
火星に着くまで3年半ほどという
食べるモノを
生活の環境を
維持するコツは、どのくらい?
そんなにバンバン、ロケットを飛ばして
増えるスペースデブリは、誰が片づけるの?




