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優しい嘘、悪意ある嘘

嘘はダメ


人は誰しも、親や祖父母や友人らに


そう教えられて育つ


だけど大きくなってくると


嘘を言わねばさらに人を傷つけるときに


遭遇することもある


友人の末期がんが判明したとき


痛み止めのモルヒネを打つようになるまで


少しの期間、本人には末期がんであることを


知らせないように言われたことがある


一体、正直に


君は末期がんだ、もうすぐ死ぬよと


言った方が良かったのか


大丈夫、きっと良くなるよと


言い続けた方が良かったのか


今でも分からない


痛み止めのモルヒネを打つには


病状を本人に告げることが必要で


末期がんだと知っていても


言えない嘘をつく期間は終わった


正直どれほどホッとしたか


嘘はほんの少しでも


良心をこれでもかというくらい


傷つける


それでも、人を傷つけないようにつく嘘を


white(ホワイト) lie(ライ)」と言う


思えば古今の小説や物語だって


ほとんどが 嘘と言えば 嘘


けれどもそれが人を楽しませると


立派なエンターテインメントとなる


white(ホワイト) lie(ライ)」の反対は


black(ブラック) lie(ライ)」つまり悪意のある嘘


近ごろは国の統計にまで嘘が発覚して


テレビや新聞が言っていることにまで


嘘か本当か気を付けて受け取らなければならなくなった


かと言ってネットの情報だってフェイクニュースに溢れていて


一体何を信じたらいいのか


嘘のニオイがするニュースに鼻をつまんで


真実を明らかにするニュースを求める


そうして時々は


ネットもニュースも遮断して


自分自身とその周りのことを顧みる


自分も小さな嘘ならよくついている


人のことはさておき


せめて自分は


できるだけ嘘をつかない人生を送ること


そうしようと決意する


自然は嘘をつかない


嘘をつくのは人間だけだ


世にはびこる「black(ブラック) lie(ライ)」も


初めは


人を傷つけまいとする


white(ホワイト) lie(ライ)」だったのかもしれない




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