ハビタブルゾーン
この地球は
いくつもの奇跡で出来ている
生命という
宇宙から見たら
とても珍しい存在が
絶妙なバランスの中に
うごめいている
もし、太陽と地球の距離が
もっと近かったり
もっと遠かったりしても
生命は無かった
もし、月と地球の距離が今のようでなくて
互いに回転する引力が
もっと強くても
もっと弱くても
生命は無かった
大いなる生命の流れの果てに
生み出された私たち
まるで私たちを待っていたかのような
自然バランスの形成
陸地三割、海七割
そんなバランスで出来た星は
宇宙にたくさん星があっても
地球のような星はとても珍しいのだ
今、ほかでもない私たち人間の業が
かけがえのない生命の仲間である
ひとびとや
動物や植物を脅かすようになって
自然のバランスが壊れかけている
21世紀が始まって20年近く経っても
まだまだひとびとは自分のことで精一杯で
今よりも地球の気温が上がって
住みにくくなるという未来が
科学者たちからいくつもいくつも
予測されるようになって
未来に不安を感じている
地球、という大きな意思を持つ球体のなかで
過去に何度も、生命は危機を迎えた
大きな隕石がやって来て
全球凍結をしたこともあるという
その危機からすれば
ひとびとの業は、まだ可愛いものかもしれないが
自分たちで自分たちを傷つける悪癖を
何とか直して
大いなる生命のバランスの中で
私たちが果たすべき役目
宇宙への挑戦と
今の地球のバランスを保つための
国や宗教を超えた
ひとびとの意思疎通とが
求められているように感じる
地球の、熱すぎもせず
寒すぎもせず
四季が巡り
生き物が育つことへの
感謝を
そして
長らく地球のバランスがとれた
気候を保つための活動を
するべき時が来ている
今後の科学発展の
キーとなるのは
放射線、微生物、そして菌類
神さまが作ったこの宇宙の星、地球
その申し子である生命
放射線の中でバランスを保って生命が紡がれ
菌類によって地球上の生命が保たれ
あるいは個体の死を迎え
微生物によって地球の生命環境が整えられている
その秘密を解明するには
もう
国と国との諍いや
ひとびとの争いがある状態では無理だ
その技術は
ひとを殺すために使えば
人類の絶滅を迎えかねないものだから
あらゆる国のなかで
平和が保たれるようになったとき
次の発展が出来るように
ひとびとにインスピレーションが降りてくるだろう
あと数年か、数十年か、数百年か
願わくば
ハビタブルゾーンの崩壊無く
とこしえに
ひとびとと生き物たちの挑戦が続いて行けますように
宇宙に、太陽に、月に、地球に
密やかに
祈りを捧げる




