表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
135/160

冬の日の朝

朝はつとめて、と清少納言


吐く息の白い朝、


みんながきびきびとした様子で歩く


このすこし背筋のピンとした感じ


春にも、夏にも、秋にも


朝は優しいものだけれど



この冬の朝は、たしかに


気をパシッと入れて


一日をしっかりやっていこうと


そういう気持ちになる



エアコンやストーブで守られた


部屋の中にいるよりも


この「つとめて」の時間帯に


外へ出ると、こころが


一気に浄化された気になる



冬は、頑張らねば死ぬのだ


あたたかいあなぐらに


眠れる動物たちと違って


私たち人間は、家で火を使って


自分たちをあたためながら


起きて


春を心待ちにするしかない



夜の時間の長い冬


より、思考を熟考させて


窓辺の雪で


文を読む

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ