第8話「探偵の特殊能力と第3の殺人」
赤いヒマワリ殺人事件
富橋財閥社長、富橋和夫が何者かによって殺された
赤いヒマワリを最後の言葉にしたことに興味を持った蒼探偵は、高松刑事と共に富橋財閥の豪邸へ
少しの間泊まることとなった2人
しかし、蒼探偵は黒い人間に襲われ、長女雪菜の夫研吾が殺され、そしてとうとう、
次女月乃の夫、雄二が自身の部屋で首を吊って自殺していた!
ここで少し、蒼探偵について話をしよう
実は蒼探偵には特殊能力があるのだ
頭も良いし、運動神経抜群、護身術を持っていて、文武両道
まだ、ここまでしか話してはない
蒼探偵の両親の話や過去のことは、まだまだ先にするとして
特殊能力とはいったいなんなのか
それは、《1度見たことを忘れない》とゆうもの
え?そんなの当たり前だって?
いやいや、それがまた違うんだ
今回の赤いヒマワリ殺人事件の前に沢山の事件を見てきた蒼探偵。
彼は、その事件に出てきた全ての関係者及び犯人、事件の名前や殺害現場の場所、どのように殺されたなど
全てを記憶する能力である
例えそれが事件に関係なくても、記憶する
プライベートでも、自分の見た映像を記憶するのだ
写真を見たって、それを見るとゆう行為なため映像となって記憶に残る
その人が何を喋ったかさえも記憶するのだ
その能力をこう呼ぶ
《Eidetic memory》
日本語訳 映像記憶
意味
生物が眼に映った対象を映像で記憶したもの、またはその能力のこと。写真記憶、直観像記憶ともいう。
蒼探偵は、この能力を持っているのだ
彼はこの能力を使いつつ事件を解決してる
絶対に忘れない
必ず覚えている
それでは、本編に戻ろう
次女月乃の夫、雄二が首を吊って死んでいた
蒼探偵と高松刑事は、すぐに部屋に入り雄二を持ち上げて、近くのベッドに寝かせた
体はまだ少し暖かった
「どうしてこんなことに…」
蒼探偵はつぶやいた
「探偵さん!これを見てください!」
長女雪菜が指さしたのは、机にあったパソコンだった
そこには何やら文字が打ってあった
蒼探偵様、高松刑事様
私、富橋雄二は妻の父の和夫社長、及び長女雪菜さんの夫、研吾さんを殺した犯人です
死をもってつぐないます
富橋雄二
「雄二さんが犯人だなんて…」
雪菜は言った
蒼探偵はひとまず警察を呼びその間全員には、リビングにいてもらった
2人は雄二の部屋にいた
つい2日前に研吾が殺されたとゆうのに、また人が死んでしまった
だが蒼探偵が1番厄介に思ったのは、【密室】だった
(ちがう、、ちがうんだ
雄二さんは犯人じゃない、
でもそれを証明するためには
密室を解かないと)
実はこの時、蒼探偵は雄二は犯人ではないと確信していた
犯人は別にいる
だが、自殺となった以上どうにか密室を解かないといけない
自殺の仕方は簡単だ
寝ているところを瞬時にロープで首を絞めて、最後は自殺に見えるようにロープで首を吊るせばいい
それは、さっき言った蒼探偵の能力で、そのような事件を何度も見ていて、記憶がそのまま残っているからだ
さて、密室をどうするか
合鍵は全部の部屋にあるみたいで、
以前、和夫社長が部屋から全く出てこなくて、栄養失調で倒れるとゆうことがあり
いつでも部屋に入れるように、自分の部屋の鍵を全員1つずつもっていて
さらにその合鍵はキッチンにおいてある
つまり、自分の部屋は自分で守れとゆうことだ
ならば、この部屋に入れるのはまたしても、この家族全員
鍵を持っているのは、雄二自身
他の全員は合鍵でしか開けれない
合鍵を盗んで、全員分の合鍵を作ることだってできるし、方法は自由だ
これも、能力で覚えていることの1つ
ならば、誰が自殺に見せかけたのか
そー考えるうちに警察がやってきた
雄二の部屋に入り、遺体を運び現場検証
雪菜と違って、月乃は泣いておりそれを、雪菜や三女の花子、雪菜の子供の茜と亮太が慰めていた
そしてまた、1人ずつ事情聴取がされた
検視の結果、死後1時間だそうで
華恋がキッチンで昼飯を作る時は、合鍵は全てあったとゆう
だがそれも、無意味に近い
さっきの、蒼探偵の考えのように
合鍵はいつでも作ることは出来るからだ
現場検証が終わり、警察は豪邸をあとにした
昼飯を食べる前に見つけたので、それぞれの部屋で昼飯を食べた
改めて部屋に来た蒼探偵と高松刑事
警察はまだ雄二が赤いヒマワリ殺人事件の犯人で自殺したと考えている
一刻も早く、自殺じゃないことを証明しないといけない
頭を抱えながら考えたとき
あることを思い出した
現場検証にいた鑑識の人間が
『パソコンには指紋はありませんでした』
と言っていたのだ
さらに、雄二の打った遺書の内容と彼の人間模様を合わせたその瞬間
「そ、そんな…
まさかこんなことが…」
全ての糸が繋がったのだ!
「どーした蒼探偵!?」
「わかったんです
この事件の犯人が」
「えっ!?」
「でも、俺は
こんな結末になるとは思ってもいませんでした」
「どーゆーことだ?」
「高松刑事
今日の夜飯が食べ終わったら、誰も部屋に入れずにリビングに集めてください
そして、警察の人も集まった状態で
事件の全貌を話します
新たな死人を出さないためにも
協力してください!」
「わ、わかった」
高松刑事は、誰が犯人なのか喉から手が出るほど知りたかったが、
蒼探偵の悲しい表情から、言わないことにした
この時時刻は午後の3時
オヤツの時間
事件の全貌が明かされるまで、あと4時間半…
この物語はフィクションです
実際の名前、団体は架空の物です
作者の雅 優人です
特殊能力ってかっこいいですよねー
蒼探偵は、全てを記憶する
映像記憶とゆう能力を持ってます
こんな能力あったら、テストは合格間違いなし
さらに、犯人わかったみたいですね
一体どうなるのか目が離せませんね