第2章 第6話「仮面の3姉妹」
赤いヒマワリ事件
富橋財閥社長、富橋和夫が何者かによって殺された!
赤いヒマワリを最後の言葉にしたことに興味をもち、神崎蒼探偵と高松刑事は富橋財閥の豪邸へ
ひょんなことから少しの間泊まることに
さらに、蒼探偵が黒い人間に襲われたり、長女雪菜の夫、研吾が殺されるなど
事件は悪い方向へ…
2人は和夫社長が殺されたヒマワリ畑のテントへ向かうことに
ヒマワリ畑のテントに入ると
コンクリートの道があり、その周りにはヒマワリが数えられないほど咲いていた。
一周して戻ってくる道だが、歩いてみるとヒマワリに目がいってしまう。
1つも枯れずに咲くヒマワリは、美しかった。
そして、殺された現場に着いた
「こんなところで、殺されるとはなー。
俺は前からここに何回か来たが、毎回ヒマワリに驚いてしまうよ。
それに綺麗だし。」
「そーですね。初めて見た俺からしたら、美しいの言葉しか出てきませんね笑
でも、自分が殺されるのがここだなんて思ってもないでしょうね」
蒼探偵は、周りのヒマワリを観察しだした
「どーしたんだ?」
「俺は、和夫社長が『赤いヒマワリ』
と言ったことに興味をもって、この事件を捜査してるんです。
赤いヒマワリらしきものを、探してるんですよ」
「だから、赤いヒマワリなんて警察が探したけど
見つからなかったって」
「いや、もしかしたら重要な手がかりがあるかもしれません…」
蒼探偵は必死に手がかりを探した。
コンクリートの道の隅々まで探した。
その時、事件現場のすぐ近くのヒマワリの土に、光る小さな物が!
「それはなんだ?」
「これはー…
宝石、宝石です!
タイガーアイっていう、茶色の宝石ですよ!
小さく、さらに丸く削られてる
なんでこんなところに…」
蒼探偵は、自分の持ってるポリ袋に入れてポケットにしまった。
その後、探したものの見つからなかったので、豪邸のリビングに戻り向かい合うソファーで話し合った。
「高松刑事、富橋財閥とか関係なくお金持ちの社長とかが殺されたら、動機はなんだと思いますか?」
「遺産とか、お金だな」
「そーです
今回の事件が、お金のため、遺産相続のためとかならどーしますか?」
「実はな、今回の事件にあたって相続人を調べたところやはり、3姉妹の3人なんだ
さらに、3姉妹達はどー思っているのか調べたら
長女の雪菜は、富橋財閥の次期社長となる人だからお金には困ってなかった。夫の研吾もお金には困ってなかった。
と言うのは表上の話で
本当は、研吾がギャンブルにお金をつぎ込んでいて富橋財閥はお金はあるものの、これからが心配になっていたんだ
子育ても大変だからな
次女の月乃は、富橋財閥次期副社長になる人で夫ともにお金には困ってない。
と言うのも表上の話で
本当は、子供が欲しいと考えているのだが
夫の雄二が前の会社で借金をしており、和夫社長からは自分で払えと言われ
あまり裕福とは言えない
三女花子は恋人の雅也が、貧乏な家庭だったため月乃夫婦と同じく借金を支払うために、頑張っている
結果から言うと、3姉妹全員はお金が必要な状態だったわけだ
さらに、家政婦の華恋もお金がそこまであるわけじゃない
だが、遺産は入ってこないので
いいのか悪いのか」
「これは動機にもなりますね。重要な手がかりですね。
でも、もう1つ知りたいことがあって、和夫社長はどんな人だったのか
もっと詳しく知りたいんですよね〜」
「それなら、佐倉社長の家に行ったらどうですか?」
リビングの入り口から、長女雪菜が入ってきた
「佐倉社長とは?」
蒼探偵がきいた
「佐倉社長は、父と小学校からの同級生で佐倉グループの社長です。
佐倉社長なら、なにか知ってるかもしれません。」
「え!?あの佐倉グループの社長!?」
高松刑事は驚いた
「確か佐倉グループは、植物などの土や肥料を扱ってる会社で、富橋財閥とは連携して仕事をしていたとか」
「はい、父は花を
佐倉社長は、それを支える土になってほしい
とゆうような、会話があったらしいです
ぜひ行ってみてください。
こちらから話はつけておきます」
「ありがとうございます
てか雪菜さん、そのネックレスキレイですね」
「はい、ヒマワリのネックレスになってます」
(あれ、なんか物足りないな?
なんだろ?…)
蒼探偵は何か違和感をもっていた
ヒマワリの形をしたネックレスだった。
アルミのようなものをそのままヒマワリの形にしただけだった。
だかキレイだった
2人は早速、車で佐倉グループのビルへ行くことにした
この物語はフィクションです
実際の名前、団体は架空の物です
作者の雅 優人です
今日は家族と久々に出かけました
いやー、楽しかった
出かけるのが1番ですね笑