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第10話「犯人は…」

赤いヒマワリ殺人事件

富橋財閥社長、富橋和夫が何者かによって殺された

赤いヒマワリを最後の言葉にしたことに興味を持った、神崎蒼探偵は高松刑事と共に、富橋財閥の豪邸へ

そこで少しの間泊まることになるが

蒼探偵は黒い人間に襲われ、長女雪菜の夫研吾が殺され、次女月乃の夫雄二は自殺してしまう

だが蒼探偵は自殺ではないと考える

そして全てが繋がり、全員がリビングに集まった時

蒼探偵は、家族全員が犯人と言い出す

「いったいなぜ私たちが犯人なんですか!」

雪菜が怒り出した


蒼探偵は話し始めた

「和夫社長を殺したのはあなた方全員です

ですが、研吾さんと雄二さんはまた後で話すとして



まずこの事件を調べようとした時『遺産相続』が関係しているのではないかと思いました

和夫社長が亡くなれば、多額の遺産が入ってきますからね

その遺産の相続人は3姉妹でした

俺はあなた方3人を疑いました」


「まぁー、そーでしょうね」

長女雪菜は言った


「しかし俺が和夫社長の部屋に行ったときに、黒い人間に襲われました

俺は、この家の人間か第三者が黒い人間だと考えました。


さらに、事件現場には証拠が無いし全員アリバイがないので逆に犯人がわからず、赤いヒマワリも謎で

捜査は難航しました


ですが、一昨日和夫社長と小学校からの同級生だった、佐倉グループ社長に会いに行きました

そこで聞かされた話が、全てを繋げる鍵になりました」


「だから、いったいなんなんですか?」

警察はいらだっていた


「まぁーまぁー、そー慌てずに


まず、なぜ証拠がないのか

それは、あなた方家族全員が綺麗さっぱり証拠を消したからです」


「なぜそう言えるんですか?」

雪菜が言った


「実は殺害現場の近くのヒマワリの土に

このようなものが落ちてました」


蒼探偵は、胸ポケットから土から取った

小さいタイガーアイの宝石の入ったポリ袋を取り出した


「これ、なにかわかりますよね?

雪菜さん、月乃さん、花子さん」


3人は黙り込んだ


「言わないなら私から言いましょう

3人の首元を見てください

ヒマワリのネックレスがありますよね?

でも、よーーく見てください」


「あれ?」


高松刑事がおかしいところを見つけた


「雪菜さんのネックレスが、月乃さんと花子さんのネックレスと少し違うよーな」


「高松刑事、その通りです

次女の月乃さんと三女の花子さんのヒマワリのネックレスには、

ヒマワリの形の真ん中の部分に茶色の宝石がついてるんです


それは、タイガーアイです

そー、私が今持ってるこの宝石です


ですが雪菜さん、あなたのヒマワリのネックレスにはそれが付いてませんね?」


雪菜のヒマワリのネックレスには、タイガーアイがなかった


「私は雪菜さんのヒマワリのネックレスを見た時に、なにか不満がありました

でも、それはすぐに月乃さんと花子さんを見た時に解決しました」


「ちょっと待ってください

私は、タイガーアイがないだなんて忘れてましたし、もしかしたら違う日にヒマワリ畑のテントに行って、落としたかもしれないじゃないですか」


「それはありえないんです」


蒼探偵は質問を返した


「和夫社長の部屋に行った時に近くの棚の写真に、殺された日の前日の写真がありました

その写真には、確かにタイガーアイがありましたし

それは、夜に撮られた写真でこの後テントに行ったとは思えません


さらに、殺害されてテントに行って落としたとしても、なぜ土の上にあるんですか?

真ん中の道は横幅が広いので、土に落ちることはそうそうないですよね

タイガーアイだって、ちゃんとしたネックレスだから落ちることもありません


あるとしたら、ヒマワリのところで何か激しく動く何かがあったか」


「…。」

雪菜は黙り込んだ


「これだけじゃ、雪菜さんを攻めてるだけですし

家族全員が犯人とは繋がりませんから

さらに確信に近いた佐倉社長との話をしましょう」

この物語はフィクションです

実際の名前、団体は架空のものです


作者の雅 優人です

徐々に証拠が出てきてますね

ですが、次回、さらに確信に近づきます

佐倉社長と何を話したのか

俺は9月が誕生日なので、誕生石はサファイアです笑

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