表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/130

第十五話

毎週木曜日に投稿します。よろしければ読んでみて下さい。

 イリスは部屋中に散りばめられた魔物から守ってくれているダイアドの香りの中で、毛布にくるまり横になっていた。ドアの外にはアイン・フォードがイリスを守る為、座って待機している。イリスの頭に渦巻くのは、アイン・フォードの言葉と母の謎かけ、影落とす黒い鳥の事、変わり始める周囲の出来事。考えは後から後から溢れ出しイリスの心をかき乱していた。あの平穏だった日々は戻って来ない。これから毎日のように不安と戦う日々が続いて行くのだ。イリスは予感めいたこの考えが確かなものとして離れない事にイラついた。イリスは無理やりこの眠れぬ気分を抑え込むように、毛布を頭からかぶり自身を落ち着かせた。

「・・・・・・」

イリスは先ほどからこみ上げる不安が、形を成して近づいてくる感覚におそわれた。そしてそれは、イリスの耳に聞こえてくるようになってきた。

キイキイと何かが軋む音がする・・・・・・。

「―・・・・・・」

イリスは毛布から顔を覗かせ音の正体を見極めようとした。イリスはそっと胸にある守りの印が入ってある包みを握りしめた。その小さな存在は本当に自身を守ってくれるだろうか・・・・・・。自分を守る為にした儀式の花や水は本当にこの者に効果があるのか。アイン・フォード、彼が守ってくれるはず。

「アイン・フォード様、助けて・・・・・・」

イリスの声はかすれ、深い闇に消えてゆく。その時、それはイリス目がけて飛びついてきた。

「―!!?」

イリスは声を上げることなくその場に崩れ落ちた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ