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第百十二話

毎週木曜日に投稿します。よろしければ読んでみて下さい。

 洞窟を歩く彼らの耳に、ふふふと女性の笑い声が聞こえる。リオンはその不気味な声に不安を覚えた。

「何の声ですか?怖いです」

リオンは堪らずアイン・フォードに質問した。

「あれは、洞窟の隙間から聞こえる風の音が女の人の笑い声に聞こえるのです。害はないので安心してください」

アイン・フォードはそう言うと少し柔らかい表情を作った。

「風の音ですか・・・・・・少し安心しました」

リオンはホッとした様子で、息を吐いた。

「アリスタジオールへは後どのくらい、かかりますか?」

洞窟の入り口から歩いて二日目の昼を迎えた彼女はアイン・フォードに聞いてみた。

「そうですね、後一日分歩いたら、アリスタジオールに辿り着くと思います。もうじき大広間と呼ばれる洞窟で一番の空間に着きます。そこで夜を明かして次の夕方にはアリスタジオールの入り口に行けるはずです」

「ようやく、アリスタジオールに行けるのですね。そこはどんな所なのですか?」

「職人が沢山働く場所です。その職人が作った物をトマ・イスアなどの商人が各地で売って商売をしている、いわば拠点ですね。各地に散らばる商人を総括する国ラフィン王国の首都でもあります」

「アリスタジオールは商人の首都なのですか?」

「ええ、様々な商品を売って生業にしている商人達の国の首都です」

「どんな所かしら・・・・・・」

リオンはまだ見ぬアリスタジオールに思いを馳せた。自分達にとって良いところだといいわ、後、職人の作る商品はどんなものかしら、見るのが楽しみだわと彼女は胸を膨らませた。歩き出す歩調も軽やかにリオンは先を進んだ。


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