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第百十一話

毎週木曜日に投稿します。よろしければ読んでみて下さい。

 ・・・・・・風が蛇のように流れていくわ。

リオンは足元に流れる風の冷たい流れを見ながらそう思った。風はひゅるひゅると蛇となって蛇行し行く先で消えて行く。故郷で冬を経験しているとはいえ、ここまでの寒さは未経験で辛い旅となった。

「・・・・・・」

口元にマフラーを巻いているとはいえ、口を開くと辛い。彼らは黙々と足を進めるしかなかった。

「・・・・・・」

アイン・フォードが大きな岩の前で何か合図をした。どうやら、洞穴の入り口でここに入る事を言っていたようだ。

「―・・・・・・」

洞穴に入ると少しだが温かく感じた。吹き抜けていた風が無い分身体が解放された気分だ。ここは洞穴というより、かなり大きな洞窟であるようだ。奥が想像できない程大きく深い。

「ここはどのような所ですか?」

リオンがそうアイン・フォードに訊ねた。

「この洞窟を歩き続けるとアリスタジオールに辿り着きます」

「アリスタジオールに行けるのですか?」

「ええ、何日かかかりますが、もう吹雪に合う事は無いですよ」

「そうですか」

リオンはもうあの風が辛く当たる事は無いのかと心からホッとした。

「では、気を付けて行きましょう」

アイン・フォードは歩みを進めた。


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