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一日ごとにデレていくツンデレちゃんのSNS日記  作者: 抑止旗ベル
1章 ツンデレちゃんはまだ他人

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6/25

3日目 ツンデレちゃんの作戦会議(日常パート)

「おはよう、那珂川」

「ああ、おはよう」


 先に教室にいた俺に挨拶をして、九条は自分の席に腰を下ろした。

 今のところは毎日(といってもまだほんの2日だが)挨拶をしてくれている。

 なんか意外。カースト上位の女子ってもっと怖いイメージがあった。

 昼ごはんの時もキチンと手を合わせて「いただきます」って言ってるし。


「しかしあれね、今日もいい天気ね」

「そうだな、最近は暖かくなってきたし」

「でも私、花粉症なのよね。寒くなくなるのは嬉しいけどなんか複雑」

「あー……辛いなそれは」


 なんとなく分かるわ。

 ウチの妹も花粉症だからこの季節はいつも憂鬱そうにしている。


「ほんっとにもう、マスクなんか余裕で貫通するから。花粉って」

「キツいよな、花粉症は」

「まあ、そうね。…………うーん」

「?」


 九条は何かを考えるように首をかしげた後、尋ねるような口調で言う。


「もっとこう、他になにか言うことない?」

「……他に?」


 他にってことはつまり、俺の相槌が九条にとって満足のいくものではなかった、と?

 要するに、もっと面白いことを言えと……⁉

 いや、花粉症トークでこれ以上盛り上げろっていうのは無理じゃないですかね……。

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